15年出演した『おは朝』卒業！エレクトーン赤﨑夏実　中学生でテレビＣＭにも出演していた過去

こんにちは！日本一陽気なオフィスレディ喜多ゆかりです。今回は、45年続く関西の朝の情報番組『おはよう朝日です』にエレクトーンのお姉さんとして毎朝15年出演し続けた赤﨑夏実さんインタビュー後編。実は、『おは朝』に出演する前からテレビＣＭに出演するほど活躍していた過去、そしていつまでも美肌を保ち続ける秘訣も聞きました！

――エレクトーンをはじめたきっかけはなんですか？

家族で音楽をやっている人間は一人もいないんです。私は、４人兄弟で３番目なのですが、上２人が兄なので両親にとって初めての女の子ということもあり、音楽をやらせたかったみたいです。３歳の時にヤマハ音楽教室に入り、そこで初めてエレクトーンに出会いました。ボタンがいっぱいあって、いろんな音が出るエレクトーンがかっこいいなと思って始めました。

やっていくうちにのめり込み、家にいる間はずっと練習をするくらい好きでした。コンクールに向けて１日12時間練習することもありました。15歳のとき、ヤマハエレクトーンのテレビCMに出演させてもらって、それを機に人前で弾かせいただくことが増え、タイ、シンガポールでコンサートもしました。

――大学では、ジャズを専攻していたんですよね？

小さい頃からエレクトーンだけを弾いてきたので、実はピアノをちゃんと弾いたことがなかったんです。エレクトーンの世界も、いろんな音、リズムを奏でられて本当に面白いのですが、少し離れて、新しい知識や技術を身につけたくてジャズピアノを専攻ました。

大学では、曲の作り方、組み立て方など基本的な理論を学ぶのはもちろんですが、とにかくセッションの授業が楽しかったです。セッションは、アドリブなので、相手がどういう音を出してくるかによって、自分の音が変わってきます。１コーラス目はテーマを弾いて、そのあとはアドリブでそれぞれの楽器が演奏します。言葉を交わすことなく、お互いの感性だけで曲が生まれるって最高ですよね！正解がないので、可能性が無限大なんです。

だから、「BGMでなんか楽しい曲を弾いておいて」という当時の『おは朝』プロデューサーさんからの突然のオファーにも、臆せず楽しんで対応することができたかもしれません。

――昔、『おは朝』は6時45分からでしたが、今は5時からですよね。何時に起きているんですか？

今は２時45分起きです。冬は、やはり寒いですね。（笑） 15年間、真っ暗な中起床していたので、朝日と共に起きる生活が始まるのが楽しみでもあります。

毎日基本夜10時には寝たいのであまり無理をすることはありませんが、友人とも会いたいしストレスもためたくないので、行くときは行きます。でも、朝の遅刻は絶対に出来ないので気を付けています。逆にお店の方のほうが「明日も放送あるよ」と心配してくれるくらいです。

――前のエレクトーンのお姉さん谷川知未さんは卒業して、若いときに行けなかった憧れのフランス留学に行きました。今後のプランを教えてください。

夢は大きく世界一周！ 今まで、『おは朝』では毎年夏休み約１週間と年末年始のお休みをいただいていました。『おは朝』は、共演者の誰かと同じ時期に休みを取ることは出来ないので、周りも一人旅をする人が多かったんです。

笑わないで聞いてください。私、昔ブリトニー・スピアーズになりたかったんです（笑）。 母も、10代のときイギリスに、一人で大好きなロックバンドのライブツアーに行ったりしていた人なので、その影響もあってなのか、私も若いときから洋楽・洋画が大好きだったんです。だから、もっと海外の人と交流して、海外の文化にも触れたいという思いがずっとありました。

今後は、1週間という時間の制限を感じることなく、いろんな国でゆっくり過ごしながら今後についても考えていけたらなと思っています。

――今は、色白の清楚なお姉さんですが、昔はかなり日焼けしていたんですよね？

海が大好きで、地元も海から近かったので、よく日焼けしてましたね。日焼け止めも塗らず、全然気にしていませんでした。アルバイトも外が多く、夏は本当にこんがり灼けていました。

――美の秘訣は？

35歳の今は、とにかく朝のむくみが気になってしまって・・・ 夜、出来るだけ塩分を取らないように気を付けています。あと、あたたかいお風呂に1時間は入って疲れを取り、寝る前にストレッチして、オイルマッサージ。朝起きたらパックをしてスチーマーもしながら、メイクよりスキンケアに時間をかけます。とにかく、やることが多くて必死なんです！

――最後に『おは朝』ファン、なっちゃんファンへメッセージをお願いします。

15年間ありがとうございました。卒業発表をしてからたくさんのメッセージをいただいて、この1ヶ月は毎日そのメッセージを読みながら過ごしています。何者でもないと思っていた自信のない自分が、誰かの人生の一部になって存在していたんだと実感できるだけで胸がいっぱいです。街では「なっちゃーん」と老若男女問わず声をかけていただいて、改めてこんなに愛されている『おはよう朝日です』に15年もの長い間出演させてもらえた事に感謝しています。 これからは番組を離れますが、私らしく笑顔で楽しく幸せに人生を歩みたいと思っています。皆さんからいただいた愛が私のパワーです！本当にありがとうございました。

▼筆者プロフィール 喜多ゆかり 元ABCテレビアナウンサー。現在は“日本一陽気なオフィスレディ”として取材・インタビューなども執筆。