「うるせー」新幹線で泣く赤ちゃんに怒鳴る男。さらにもう1人男が…妊娠中の私にも刺さった言葉とは？

私が妊娠していたころの話です。結婚して初めての年末年始、夫と2人で義実家に帰省しました。新幹線で向かっていたのですが……。

私たちと通路を挟んだ隣の席の赤ちゃんがずっと泣いていました。すると、少し離れた席から男性がどかどか歩いてきて、赤ちゃんを一生懸命あやしているママに向かって「うるせぇーな！さっさと黙らせろや！」と怒鳴ったのです。

怯えながら「すみません」と小さな声で謝るママの味方になって、言い返してあげたかったのですが、私も夫も怖くて言葉が出ませんでした。すると、強面の男性がやってきて「お前は子どものとき泣いてなかったのか！子どもは泣くのが仕事だろうが！」と、怒鳴っていた男性を黙らせたのです。

見て見ぬふりをする人や、意見したくても声を挙げられない人がほとんどの中、迷わず弱い人の味方になって、その場を収めた男性の振る舞いに感動。怒鳴っていた男性は気まずそうに立ち去り、勇敢な男性は、泣いている赤ちゃんのママに「気にすることない」と声をかけて自分の席に戻っていきました。

当時妊娠中だった私も、その男性の言葉にすごく勇気をもらえました。それから、出かけた先などで、困っている方を見かけたら、私も積極的に声をかけてあげようと思いました。

著者：末廣まな／20代・女性・専業主婦。1児の母。初めての育児に奮闘中。

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています（回答時期：2024年12月）

ベビーカレンダー編集部