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火星が地球に大接近 2025年1月12日に2年ぶりのチャンスが到来

  • 2025.1.2

夜空で、赤色に輝く惑星である、火星。

地球よりも太陽から離れているため、地球が約365日かけて太陽を1周するのに対して、火星は約687日かけて公転します。

この周期のずれから、約2年2か月に1度、地球と火星の距離が近付くので、観察の好機が訪れるのです。

2025年1月は火星観察のチャンス!

2023年3月1日以来、地球と火星が最接近するのは、2025年1月12日23時頃

国立天文台によると、火星と地球の間の距離は約9608万キロメートルで、最接近としては遠めの距離といえるそうです。

今回観察できる火星は、『大接近』と呼ばれた2018年7月31日の、約6割に相当する大きさになります。

しかし「火星が見えないかも」と悲しむ必要はありません。

同月12日以降も、火星による天体ショーは続くのです!

※写真はイメージ

同月13日から14日にかけては、火星のそばで月が輝きます。

同月14日の7時27分に満月となるため、丸い形の月と火星が並ぶ光景が見られるかもしれませんよ!

さらに、同月16日には、火星が、『衝(しょう)』を迎えるのだとか。

『衝』とは、太陽系の天体が、地球から見て、太陽とちょうど反対側になることを指します。

この時期の火星は、もっとも明るく輝いて見えるので、一晩中観察することができるでしょう。

※写真はイメージ

約2年ぶりに、最接近を観察することができる、火星。

冬の空を見上げて、赤色に輝く火星を観察してみてはいかがでしょうか!

[文・構成/grape編集部]

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