発酵ブイヨンを入れるとベーコンや肉を使わなくても十分な旨味のある煮込みができます。ガラムマサラを入れて味を引き締めると冬野菜の滋味が引き立ちます。体がホッとする発酵食品を取り入れたレシピを、料理研究家の真藤舞衣子さんに教えてもらいました。
■“豆と野菜の煮込み”のつくり方
◇材料 (2人分)
玉ねぎ:1/2個
大根:5cm
ごぼう:1/2本
ほうれん草:1束
トマト水煮 :200g(1/2缶分)
レッドキドニービーンズ:230g(水煮)
水:200ml
オリーブオイル:適量
発酵ブイヨン:大さじ1(※)
ガラムマサラ:小さじ1~2
(1)野菜をカットする
玉ねぎと大根は1cm角、ごぼうは幅7mmの小口切り、ほうれん草は長さ4cmに切る。
(2)炒める
鍋を中火にかけて、オリーブオイルと玉ねぎを入れて炒め、少し色づいたところで、ごぼう、大根を加えて5分間ほど炒める。
(3)煮る
水、トマト、発酵ブイヨンを加えて蓋をし、煮立ったら弱火にして20分間煮る。
(4)仕上げ
ほうれん草とキドニービーンズを加えてさらに5分間ほど煮て、発酵ブイヨン(分量外)とガラムマサラで味を調える。
――教える人
「真藤舞衣子 料理研究家」
会社員を経て、京都の大徳寺塔頭(たっちゅう)にて1年間生活。フランスに料理留学後、発酵研究家、料理家の活動を開始。雑誌や書籍、料理教室、講演など多方面で活躍。近著に『真藤舞衣子の まいにちおいしい! 豆腐と油揚げ』(高橋書店)がある。
この記事は『四季dancyu 2023 冬』に掲載したものです。
文:柿本礼子 写真:山田薫