ケリー・ワシントンの伴侶は異色のキャリア！夫ンナムディ・アサマアについて知っておきたいこと

2024.12.29

俳優としてのケリー・ワシントンはよく知っているけれど、私生活についてはよく知らない、という人は少なくないのでは？実は、ケリーには結婚10年以上となる夫がおり、夫妻の間には3人の子どももいます。では、夫のンナムディ・アサマアとは一体どんな人物なのか、これまでに知られていることをご紹介します。

ふたりの出会い

ケリー・ワシントンの夫ンナムディは、2010年にブロードウェイで上演された『レース』を共通の友人と観に行き、未来の妻を発見したのだそう。「最後に演劇をやったとき、私の人生は完全に変わった。そこで夫と出会ったの」とケリーは2018年のマリ・クレールとのインタビューで認めました。

ケリーはンナムディにスポーツ選手とは付き合わないと言い、ンナムディはケリーに俳優とは付き合わないと言ったようですが、ふたりはとにかく一緒になり、ちょうど約3年後の2013年6月、地味な結婚式を挙げました。婚姻届によると、ふたりはアイダホ州ヘイリーで愛の誓いの儀式を行い、ンナムディの姉が司式し、ケリーの両親が証人を務めたのだそう。それ以来、夫妻は2人の子どもをもうけ、スポットライトを浴びることなく静かに暮らしています。

ンナムディはドラフト一巡目指名のNFL選手だった

ナイジェリアのイボ族出身の両親を持ち、ルイジアナで育ったンナムディは、カリフォルニア大学バークリー校に進学し、フットボールチーム、カリフォルニア・ゴールデンベアーズでプレーしました。卒業後すぐ、2003年のNFLドラフトでオークランド・レイダーズから一巡指名されます。その後2013年12月まで、フィラデルフィア・イーグルス、サンフランシスコ・49ersでもプレーしましたが、最後はオークランド・レイダーズと1日契約を交わし、最後はレイダーとして引退しました。

ンナムディは、32歳で引退するという選択は難しかったものの、それが正しい引き際だったとして、UPROXXにこう語っています。「それがいい時期だと思ったんですけど、だからって簡単ではありませんでした」「今でも試合が恋しくなります。でも、またプレーしに行きたいわけじゃなくて、チームのみんなと一緒にいたいとか、コーチと一緒にいたいとか、あの嵐の前の静けさが恋しい、ということなんです」

現在は俳優でありプロデューサー

最初に演技にのめりこんだのは2008年、ドラマ『The Game』に出演したときでした。カメラの前のンナムディのリラックスした姿がディレクターのピーター・バーグの目にとまり、ナイキのコマーシャルに出演することに。その後はドラマ『Friday Night Lights』や『レバレッジ〜詐欺師たちの流儀』に端役として出演し、2012年の『ファイヤー・ウィズ・ファイヤー炎の誓い』で映画デビューします。

NFLを引退した後は俳優業に専念してきた、ンナムディ。映画『クラウン・ハイツ』『シルヴィ恋のメロディ』『グッド・ナース』や、ドラマ『When the Streetlight Go On』などでは中心的な役を演じ、『クラウン・ハイツ』『シルヴィ恋のメロディ』『ザ・バンカー』などでプロデューサーを、ドラマ『ビースト・オブ・ノー・ネーション』や『Halfway』『ハリエット』『ナニー』ではエグゼクティブ・プロデューサーを務めました。

こうした成功にもかかわらず、ンナムディは謙虚なままで、SNSやマスメディアから距離をとっています。「自分の宣伝が本当に苦手なんです。それはわかっています」「いつも、『もっと自分のことを話せばものすごいスターになれるのに』って言われますけど、そういうことは苦手です。いつだって、チームが大切なんです」とBleacher Reportに語っています。

前のパートナーとの間に娘がいる

2018年にテレビ番組『Today』のインタビューで、司会者から2人子どもがいると言われて、「3人です」と訂正した、ケリー。なぜなら、ンナムディには前の関係でできた10代の娘がいるから。ケリーは実子とともには彼女の子育てにも関わっています。

ケリーは以前『People』に対して、「3人の素晴らしい子どもたちの写真や動画を撮って、投稿したいと思うこともありますが、両親や精神科医にだけ送るようにしています」と語ったことがあり、夫妻は子どもたちのプライバシーをとても大切にしているようです。

慈善団体を設立した

慈善活動を大切にするンナムディは、キャリアのごく初期である2005年にアサマア・ファウンデーションを設立。団体は２つの主要なプログラムからなり、困窮状態にある身寄りのない子どもと女性を対象としたもの（食料、シェルター、薬、職業訓練、識字教育、ナイジェリアの未亡人と孤児への奨学金を提供）と、ベイエリアとロサンゼルスエリアの選ばれた生徒たちに国中の大学を見せて回るものです。

ンナムディがSUCCESSに語ったところによると、「ごく小さい時から、他者に分け与えるべきだと教えられました」「僕の両親はナイジェリアのその地域からアメリカに、自由の地に渡った、最初の家族のひとつでした。アメリカに着いてからは、何か稼いだらその一部を必ず還元してきました。そして、子どもたちに対しても、お返しをすることの大切さを理解させてきたのです」

妻と一緒に仕事をしたいと思っている

どちらも俳優でプロデューサーながら、いつも一緒に仕事をしているわけではないふたり。2017年の『ヴァニティ・フェア』で、ンナムディはいつか一緒にプロデュースができるだろうし、「おそらく演技する前にプロデュースをすることになるでしょう」と語っていました。実際、翌年には彼のプロダクション会社iAm21 エンターテインメントが、ケリーを主役とするブロードウェイの舞台『American Son』をプロデュースしました。

もっとも、共演についてはその計画はないそうで、ンナムディは、「僕は『American Son』をプロデュースしましたが、俳優としては共演の計画はありません。僕らはお互いの旅についてはとても協力的ですが、何をするのであれ、いつもお互いがベストを尽くせることを望んでいます」と『ニューヨーク・タイムズ』に語っています。