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黙っていられないわ! 私の物を【盗んでも謝らない義妹】 にノイローゼ → 罠を仕掛けて大逆転!

  • 2024.12.29

同居する義妹の、困った行動に悩まされていたA子。姑と夫に被害妄想と決めつけられたため、動かぬ証拠を叩きつけます。しかし、それがきっかけで思わぬ展開に! 母と兄に甘やかされてきた義妹が、つきつけられた選択とは――?

画像: 黙っていられないわ! 私の物を【盗んでも謝らない義妹】 にノイローゼ → 罠を仕掛けて大逆転!

私のものを勝手に……

私は結婚を機に、夫の家族と同居を始めました。
高校生の頃に義父を亡くした夫は、姑と義妹をとても大切にしています。
義妹のC子は人懐っこいのですが、やや自分中心なところがあるよう。

そんなC子が、どうやら私たち夫婦の寝室に勝手に出入りしているような気がして、私は頭を悩ませていました。

違和感が確信に変わったのは、私のアクセサリーを、C子が我が物顔で身に着けているのを見た瞬間でした。

「C子ちゃん、そのピアス、私の……」
そう言いかけるやいなや――。

まさかの逆ギレ!?

「何!? まさか私が盗ったって言いたいの!?」
突如ブチ切れる義妹。

さらに「あらあら、C子がそんなことをするわけないわ。あなたの被害妄想なんじゃないの?」と姑にまでまくしたてられる始末です。

それだけではありません。
夫までもが「さすがのC子も、人の物を勝手に持って行くはずがない」と言い、これに私は深く傷つきました。

「この家では、誰も私の味方になってくれないんだ」

仕掛けた罠

しかし、いつまでも落ち込んでいる私ではありません。
「こっちだって、黙ってないわ」

翌日小型カメラを購入し、部屋に設置。
わかりやすい場所に、最近買った人気のデパコスと、高級チョコレートを置いておきました。

さて、まんまと罠にかかったC子。
なんとその日のうちに、こっそり部屋に入ってそれらを持っていく彼女の映像を撮ることができたのです。
あまりのスピード感に「本当に鼻がきくわね」と思わず苦笑いしてしまいました。

まさかの急展開!

「これを見ても、まだ被害妄想だと言いますか?」
映像を叩きつけると、さすがのC子も気まずそうに目をそらしました。

「C子、お前がこんなことをするなんて思わなかったよ。A子に謝れ!」
可愛がっている妹に対し、夫がここまで声を荒げたことには驚きました。

「被害妄想だなんて言ってごめんなさいね。許してちょうだい」
姑も頭を下げます。

しかし、当のC子だけが渋い顔をして黙っているではありませんか。

これに夫は大激怒。
「父さんがいない分、俺が守らなきゃと思って甘やかしすぎたよ。お前のことを自立させると決めた。この家を出て一人暮らしを始めろ」

まさかの展開に、私含め家族一同がびっくり。
が、すぐに姑も「そうね。あなたのためにもそうしたほうがいいわ」と賛同しました。

今ではすっかり仲良しに

自分の作戦が、まさかここまでの事態を引き起こすとは。
なんだか罪悪感を覚えましたが、これは最良の選択だったようです。

その後C子は、就いた仕事にやりがいを見出し、以前とは別人のように。

もしかしたら、今までずっと頼りにしていたお兄ちゃんが取られたように感じ、その鬱憤を、ああいう行動で晴らしていたのかもしれませんね。

意外なことに、私たちは、今では結構仲良しなんです。

すっかり大人になったC子ですが、たまに甘え上手な側面も見せてくれるので、ついつい私が甘やかしそうになることも。

色々ありましたが、これから本当の姉妹のようになれたら嬉しいな、なんて思っています。

【体験者:30代女性・会社員、回答時期:2024年5月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:大城サラ
イベント・集客・運営コンサル、ライター事業のフリーランスとして活動後、事業会社を設立。現在も会社経営者兼ライターとして活動中。事業を起こし、経営に取り組む経験から女性リーダーの悩みに寄り添ったり、恋愛や結婚に悩める多くの女性の相談に乗ってきたため、読者が前向きになれるような記事を届けることがモットー。

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