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「母はこう言っていますけど…」認知症患者の言葉をうのみにする先生に不信感<母の認知症介護日記>

  • 2024.12.29

アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。仕事中の姉・なーにゃんから、母・あーちゃんから何度か電話があって出られなかったと連絡が入ったので、代わりに用件を聞くためにワフウフさんはあーちゃんに電話をしました。すると、どうやらあーちゃんは区役所にいるらしく、何をしているのかよくわからないと言います。嫌な予感がして、ワフウフさんが誰かと一緒か聞いてみると、やはり父と一緒……。あれだけ言ったのに父と行動するあーちゃんに、ワフウフさんは怒りを通り越して呆れてしまい、以降の対応は姉・なーにゃんに任せることに。そして、後日改めて父と話し合いの場を持つことが決まりました。

あーちゃんは相変わらず父・たんたんと行動を共にしていて、銀行関係のあらゆる手続きに回っていました。父はあーちゃんの財産を狙っていて、認知症になる前は「一銭も渡したくない」と言っていたはずなのに……。病気のせいとはいえ、今のあーちゃんの行動にひどく失望したワフウフさん。しかし、実際に顔を見ると哀れだと思えてきて、とても複雑……。さすがに今の状態で手を引くのは無理だと思ったのでした。

またまた数値が悪化

糖尿病をずっと診てもらっている先生は、診察時に毎回同じことを言うだけ。数カ月も数値が悪化し続けているというのに、今回もいつもの通り。

そして、あーちゃんも優等生の回答です。言っていることが本当なら、ここまで悪化するわけがないのです……。

さすがに今回は、口を挟まずにはいられませんでした。

私が先生に訴えると……。

あーちゃんは怒って否定します。

先生は、淡々とあーちゃんにやめるように言うだけ……。それでやめられたら、相談なんかしていないのに……!

あーちゃんは納得がいかないようで、ブツブツと否定し続けていました。

月に一度、糖尿病の病院で検査を受けているあーちゃん。本人は忘れているようですが、カバンに残されたレシートでは甘いものをこっそり買って食べているのは明白。ここのところ、毎月数値は悪くなっています。そして、今回も数値は悪化していました……。

ただ、糖尿病をずっと診てくれている先生は、毎回「たんぱく質を意識してとって、体を動かすのも大事」と、同じことを言うだけ。あーちゃんも「食事は気をつけている。食後に歩いている」と繰り返し、先生がそれを良いことだと褒めるのですが、それが本当ならこんなに数値が悪くなり続けるわけがないので、認知症患者の言葉をうのみにしないでほしいのです。

さすがに今回はイラッときてしまい「母はこう言っていますが、本当は甘いものばかり食べて困っている」と口を挟んでしまいました。その言葉にあーちゃんは「そんなことはしていない!」と激怒。しかし先生は「それはよくないですねぇ。やめてくださいね」のひと言。そんな声かけでやめてくれるなら、誰も苦労はしないんですけどね……。

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またもや糖尿病の数値が悪化してしまったようですね……。甘いものを食べていれば当然の結果かもしれませんが、ここまで悪化し続けているのなら、先生にも何か対策を取ってほしいと感じるのも無理はないと思います。やはり、認知症だけでも専門の病院で診てもらうことにしたのは、正解だったのではないでしょうか。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

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著者:マンガ家・イラストレーター ワフウフ

ベビーカレンダー/シニアカレンダー編集室

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