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お年玉で”金利”の仕組みが学べる?!子どものうちから賢い金銭感覚を身に付けさせる方法

  • 2024.12.29

アメリカでシングルマザーをしながら、子育てについて発信しているひろこです。あっという間に年末になり、もうすぐお正月ですね。お正月と言えばお年玉ですが、みなさんはお子さんに何歳くらいからいくら渡していますか?みんなの気になるお年玉事情をフォロワーさんにアンケートを取りました。みなさんが実践している楽しいお年玉の渡し方や、私が実践している「お金の教育」ができるお年玉の渡し方を紹介します。

1,170人にアンケート!お年玉は何歳からいくら渡す?

「お年玉は何歳から渡していますか?」とフォロワーさんにアンケートを取ったところ、意外な結果に。みなさん小学生くらいから渡していると思っていたのですが、「未就学児から」という回答が圧倒的に多くて驚きました。

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「小学生前は1,000円、低学年2,000円、高学年3,000円、中学生5,000円」「親戚もみんな統一して年齢×500円です」など金額に関しては、年齢に合わせて上げていくという方が多かったです。中にはこんな面白い渡し方をしている方も。「瓶に大量に入れた小銭で片手でつかみ取り!」「お金と一緒に年末の宝くじを1枚」「3千円、5千円、1万円入りのポチ袋があり、兄弟で選ぶので運試しでした」「小銭の瓶から年齢の回数だけスプーンですくう」こんな風にイベントのようにお年玉を渡すと、家族や親戚みんなで盛り上がって楽しそうですね。

お年玉は「お金の教育」をするチャンス!

我が家では息子が貯めたお金の10%をお年玉にしています。7歳の息子はお小遣いやお誕生日にもらったお金を貯めて、今現在$300(約4万5千円)ほど持っているので、お年玉はその10%の$30(4,500円)くらいになる予定です。この方法は「金利」を教えるために去年息子が6歳になってから始めました。「金利」はお金を今使わず、貯めることでその後もらえる金額が増える仕組み。いわば「我慢料」なので、使うのを先延ばしにすればそれだけ多くもらえます。「金利」はお金の仕組みの基礎になるのでとても大切な知識。クレジットカードの仕組みや投資、保険商品など、すべてに金利が関わってきます。ただ、子どもに「金利ってね⋯⋯」と教えてもなかなか理解できないと思うので、お年玉を使って金利の仕組みを感覚として理解してくれるのではないかと思っています。「お年玉は○○くんが持っているお金の10%を渡すね!」と言っても始めは息子もよくわかっていませんでした。「お金を貯めれば貯めるほど、お年玉でもらえるお金は増えるよ!」と話すとなんとなくわかってきたようでした。そしていざお年玉を渡すときに「今持っている金額は$300だから、お年玉はその10%の$30だね」と紙に書きながら説明してお金を渡すと、少しづつ理解できているようでした。つい先日一緒に買い物に行った時のこと⋯⋯「これが欲しいけど、今これを買うと自分のお金が減ってもらえるお年玉も減るからやめておく!」と言っていました。もらえるお年玉が、今自分が持っているお金と関係していることを意識しているんだなと感じました。お金を使うことを先延ばしにして増やす感覚を学ぶことで、将来の賢い金銭管理に役立つと思いこの方法でお年玉を渡しています。

賢い金銭感覚はお金の知識から

先ほど金利は「我慢料」と言いましたが、目の前の欲しいものを我慢してお金を貯めるのは子どもにとってはとても難しいですよね。でも親がむやみに「節約しようね!」「無駄使いしちゃダメ!」 と言ってお金を使わせないようにしても、賢い金銭感覚は身に付かないと思います。「今おもちゃを買うのと、買わずに来年のお年玉を多くもらうのと、どっちがいい?」「どっちが自分がハッピーになれるかな?」と、今お金を使う事と、使うことを先延ばしにして増やすことを天秤にかけて自分で考えるクセをつけることがとても大切だと思います。その上で息子が「お年玉が減っても今これを買いたい!」と言った時はその意見を尊重しています。自分で考えて使うことで、失敗しながらでもお金の使い方を少しづつ学んでいってくれたら良いなと思っています。

お年玉の使い道とルール

フォロワーさんにお年玉の使い道と家庭でのルールについても聞いてみました。使い道は「子どもが欲しいものを買う」よりも「貯金」の方が多いという結果に。

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「人への感謝を持たせるために、誰からいくらもらったか子どもに書かせています」「頂いたお金は貯金、親からのお金は使ってもいい」など、家庭でお年玉に関するルールを設けている方もいました。私はお年玉に限らずお金の使い道に関しては基本的に息子に任せているのですが、一つだけルールを設けています。それは「収入の一部を寄付に回す」こと。これはビル・ゲイツ氏が子ども達にお小遣いの3分の1を寄付するというルールを設けていたという話を聞いて始めました。3分の1だと我が家には多すぎるので、収入の10分の1を目安にしています。お年玉も収入なので、一部は寄付するように話していて、寄付先は子どもが興味のあるものを一緒に探して寄付するようにしています。お年玉から100円を募金箱に入れるとかでも、「寄付」という使い道があることを教えられて良いと思います。お年玉は、家族の楽しいイベントになったり、お金について学ぶこともできる一年に一度の貴重な習慣。みなさんが親からお年玉をもらっていた時のユニークな方法や楽しいエピソード、子どものお金の教育のために実践していることなどがあれば、是非教えてください!

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Instagram:ひろこ(@hirorokok)

著書『LA在住のママがやっている アメリカ式・はじめてのお金教育』

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