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“未知”との遭遇?漫画家志望の耳かき専門店スタッフが目撃した、特殊な耳アカとは【漫画家インタビュー】

  • 2024.12.28

耳かき専門店での勤務経験を基にしたオリジナル漫画をSNSで発信する森民つかさ(@uouououoza1)さん。自己否定という“沼”に浸かってしまっている漫画家志望の主人公が耳かき専門店で働き始め、さまざまな想いを抱える客たちとの出会いを通じ、強すぎる自己否定感と向き合っていく姿を温かいタッチで描く。耳かき専門店の知られざる裏側とは。著者の森民さんに、第3話についてお話をうかがった。

漫画家を志すも落選続きで、アルバイトも長続きしない主人公。そんな日々に自己肯定感が削られ、すっかり自己否定の“沼”に浸かってた。「耳かき専門店」で働き始めて数週間。オドオドしつつも少しずつ仕事に慣れてきたある日、これまで見たことがない特殊な耳アカの客に遭遇する。

「あんこ型」「カツオブシ型」「粉チーズ型」「水あめ型」…十人十色!

――珍しい耳アカ事例はほかにも何かありますか?

この後のエピソードにも出てきますけど、隕石のようなごつごつしたイカつい耳アカやドロッとした液体系、他スタッフの話ですが、木をカンナで削ったような耳アカなんかもあったようです。耳アカは人によってホントに千差万別なので、おもしろいですね。レアな耳アカのタイプの人にあたると、少しわくわくしちゃっていました(笑)。

――作中で説明された耳アカのタイプは、扱いやすさにはどれぐらい違いがあるのでしょうか?

作中の表現で言えば、取りやすいのは乾湿中間の「あんこ型」。薄い皮状の「カツオブシ型」も取りやすいです。取り切るのが大変なのは、パラパラの「粉チーズ型」と側面に張り付いて離れない「水あめ型」ですね。これらは時間内に取り切れるか、白熱しちゃいます。

――実体験がベースですが、描く上で特に意識したことはなんですか?

実体験を基にしているからこそ、主観だけで描いてしまうと、独りよがりになってしまいがちなので、漫画で表現してもしっかり読み手に伝わるかを意識して、客観的な視点を持つように心がけています。過剰に個人的な感情を入れるのは控えるようにしているかもしれません。

やる気はあれど、自己否定感で苦労する自分との向き合い方を実体験ベースに描いた『耳かき専門店で働いて自己否定“沼”から抜け出す話』。森民さんの耳かき専門店での奮闘ぶりと発見の日々をご覧いただきたい。

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