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この冬、スタイリングがより自由に! 多様化するニットの着こなしアイデア6選

  • 2024.12.28

2024-25年秋冬コレクションでは、デザイナーたちがワードローブに欠かせないアイテムを、よりステートメント性の高いものにアレンジしていた。中でもニットウェアは、デザイナーたちのイマジネーションを自由に発揮させる土台となった。 ヴィクトリア ベッカムVICTORIA BECKHAM)から、ドリス ヴァン ノッテンDRIES VAN NOTEN)、プロエンザ スクーラーPROENZA SCHOULER)、そしてモスキーノMOSCHINO)といったブランドの多彩なアプローチを振り返ろう。

ニットを自由に着こなすのが旬

ファッションショーを観ることの面白さは、派手な演出だけでなく、デザイナーやスタイリストがどのようにアイテムを調理し、スタイリングを組み立てるかにもある。中でも、Tシャツの丈を短くしたり、シンプルなコートをオーバーサイズにしたり、デニムにラインストーンやスパンコールをあしらったりと、定番ワードローブを再解釈することは、トレンドにおいても重要だ。

そして、この2024-25年秋冬コレクションでセンセーションを巻き起こしたのは、ニットのトップだった。デザイナーたちは、スカーフのように羽織ったり、アシンメトリーにしたり、ウエストで結んだりと様々なニットの着こなしを提案した。

プロエンザ スクーラー 2024-25年秋冬コレクション
プロエンザ スクーラー 2024-25年秋冬コレクション
マイケル・コース 2024-25年秋冬コレクション
マイケル・コース 2024-25年秋冬コレクション

ニューヨークで発表したプロエンザ スクーラーは、特徴的なアシンメトリーデザインと大きなタートルネックを組み合わせたニットを発表。一方、マイケル・コースMICHAEL KORS)はグレーのワントーンルックに、ニットをスカーフのように巻きアレンジを効かせた。後者のスタイルは、とりわけ寒い季節にぴったりだ。

モスキーノ 2024-25年秋冬コレクション
モスキーノ 2024-25年秋冬コレクション
JW アンダーソン 2024-25年秋冬コレクション
JW アンダーソン 2024-25年秋冬コレクション

ミラノのモスキーノでは、カーディガンの上にニットを結んで重ねたスタイルが見られた。ロンドンでのJW アンダーソンJW ANDERSON)のショーでは、オーセンティックなニットの上に、同じニットをベルトのように巻きつけたモデルが登場。パリで発表したドリス ヴァン ノッテンでは、ピンクのTシャツの上にセーターを斜めに重ね着したような独特なカッティングのアイテムが目を引いた。これだけの例を見たら、あなたもこの現象に興味を持ったはず。風邪を引くのが不安ならば、コートを着るのはもちろんOKなのでご心配なく。

ドリス ヴァン ノッテン 2024-25年秋冬コレクション
ドリス ヴァン ノッテン 2024-25年秋冬コレクション
16アーリントン 2024-25年秋冬コレクション
16アーリントン 2024-25年秋冬コレクション

Text: Alexandre Marain Adaptation: Reona Kondo

From VOGUE.FR

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