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「満身創痍」とはどんな意味?その用い方や類義語を解説!

  • 2024.12.28

身も心も傷だらけなことを言う言葉、それが「満身創痍」です。

しかし、そもそも「満身創痍」はどのような意味なのでしょうか。 ここでは「満身創痍」の意味と併せて、類義語も解説します。

「満身創痍」とは

ここでは「満身創痍」の意味を解説します。

「満身創痍」の意味

「満身創痍」は、体中が傷だらけの様子を意味する四字熟語です。

酷く非難されて心が痛めつけられる様子を指す四字熟語でもあります。

「満身」は全身のことを意味する言葉です。 「創痍」はどちらも傷のことを指す言葉です。

要は全身が傷だらけでボロボロになっている状態を意味します。

ただし、目に見える傷だけでなく病気を抱えている様子も指すため、必ずしも傷だけにフォーカスした表現ではないと覚えておきたいです。

精神面にも用いる

「満身創痍」は肉体的に傷ついている状態を意味します。 しかし、精神的に傷ついている状態を指すこともあります。

そのため、心の状態にも体の状態にも使用される言葉です。

実際に事件事故によって体に傷を負った状態も「満身創痍」と表現しますが、誹謗中傷や罵詈雑言によって心に傷を負った状態も「満身創痍」と表現します。

つまり、身も心もボロボロになっている状態を「満身創痍」と言うわけです。

「満身創痍」の用い方・例文

ここからは「満身創痍」の使い方を解説します。

例文1:不運にも交通事故に遭って全治1ヶ月の怪我を負ってしまった。不注意が招いた結果で満身創痍となってしまった。

「満身創痍」は体がボロボロの状態であることを表す四字熟語となります。

交通事故に遭って全治1ヶ月というのは、まさに体がボロボロの状態です。

事故によって体中が傷だらけになってしまっている状態なので「満身創痍」という表現が最適と言えるでしょう。

例文2:SNSに何気なくアップした投稿が炎上して、知らない人からたくさんの誹謗中傷・罵詈雑言を受けて傷ついた。まさに満身創痍の状態だ。

「満身創痍」は心がボロボロの状態であることも表す四字熟語となります。

SNSの炎上で叩かれているというのは、まさに心がボロボロの状態です。

誹謗中傷・罵詈雑言によって心が傷だらけになってしまっている状態なので「満身創痍」という表現が的確と言えるでしょう。

例文3:戦場で戦っている兵士は身も心も満身創痍の状態にある。

「満身創痍」は身も心も傷を負っている状態で使用されることもあります。

戦場で戦っている兵士は体が傷だらけであるのはもちろん、心も傷だらけであると言えるのではないでしょうか。

敵の攻撃によって体に傷を負ってしまうこともあれば、命が奪われるかもしれない恐怖によって心に傷を負ってしまうこともあります。

「満身創痍」という言葉は、ある意味で極限状態にあることも意味します。

そのため、身も心も限界に達しているような状態を指して使用することもあると覚えておきたいです。

「満身創痍」の類義語

ここからは「満身創痍」の類義語を紹介します。

疲労困憊

「疲労困憊」は、疲れ切ってしまうことを意味する四字熟語です。

「疲労」は労して疲れることを指す言葉となっています。 「困憊」は疲れて弱り切ることを指す言葉となっています。

つまり「疲労困憊」は同じ意味の熟語を並べて強調した表現で、すっかり疲れ果ててしまっている様子を意味する四字熟語と言えるでしょう。

その点が「満身創痍」と似ているのではないでしょうか。

半死半生

「半死半生」は、ほとんど死にかかっていることを意味する四字熟語です。

「半死」は半分死んでいるような状態を指します。 「半生」は半分生きているような状態を指します。

つまり、今にも死にそうで生きるのもやっとの状態を意味する四字熟語と言えるでしょう。

その点が「満身創痍」に通ずるのではないでしょうか。

まとめ

「満身創痍」は体に傷を負っている状態を意味します。 ただし、心に傷を負っている状態も指す言葉です。

そのため、身も心もボロボロな状況に対して使用します。

比較的日常会話でも耳にする四字熟語なので、ぜひ正しい意味について覚えておいてはいかがでしょうか。

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