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【人気作家が推す】今年の韓ドラ・ベスト10、『ソンジェ』『私の夫と結婚して』そして…

  • 2024.12.28

気が付けば今年もあとわずか。2024年が終わろうとしている。年の瀬を迎えて自然と今年1年を振り返る今日この頃だが、今年も多くの韓国ドラマが公開された。

Netflix(ネットフリックス)やDisney+(ディズニープラス)、U-NEXT(ユーネクスト)にamazon prime(アマゾン・プライム)といった動画配信サービスの普及で、韓国でテレビ放送された作品をリアルタイムで楽しるようになったことはもちろん、NetflixやDisney+でのみ配信されるオリジナル・シリーズなどもあり、韓ドラ・ファンには嬉しいかぎりの一年だったが、観たい作品多すぎて1日24時間では足りないくらいだった。

そこで『韓ドラ時代劇.com』に携わる編集者やライターたちが、2024年公開の韓ドラの中でも「面白かった!!」「オススメしたい!!」作品を厳選チョイス。

第一回目はシリーズ累計100万部を突破した『知れば知るほど面白い朝鮮王朝の歴史と人物』(実業之日本)のベストセラー作家であり、『韓国ドラマ! 推しが見つかる究極100本 (星海社)の著者でもある康熙奉氏が選んだ10作品。“韓ドラのプロ”が選んだ2024年ベスト10を紹介しよう。

①『マイ・デーモン』

韓国SBSで放送された『マイ・デーモン』。日本でもNetflixで配信されていてリアルタイムで配信されて人気だった。

人気の秘訣はキム・ユジョンとソン・ガンというビジュアル・スターの共演。2人が主人公カップルを華麗に演じているので、各場面が本当に素敵な絵になっていた。

キム・ユジョンが扮するのは、財閥の若き経営者となっているドヒ。本来なら、冷静な判断ができる才女が、200年前から現代にやってきたデーモン(悪魔)のグウォン(ソン・ガン)に出逢ってから、予想外なワールドに取り込まれてしまう。そんなドヒをキム・ユジョンがファンタジーな雰囲気で演じているので、『マイ・デーモン』のドキドキ度がすぐに最高潮に達していく。

(写真提供=SBS)
②『ソンジェ背負って走れ』

韓国ではtvNで放映され、日本ではU-NEXTで配信されている『ソンジェ背負って走れ』。

ビョン・ウソクが突然生涯を終えてしまった有名歌手リュ・ソンジェ役を務め、ソンジェの大ファンで彼の死の運命を変えるためにタイムスリップするイム・ソル役をキム・ヘユンが演じた。

推しのリュ・ソンジェを救うため、2008年にタイムスリップしたイム・ソル。しかし、本当は過去のリュ・ソンジェが自分のことを好きだったことが明らかになり、ソンジェの片思いに熱い反応が寄せられた。回を重ねるほど期待が高め、世界的な人気を博した。

(画像=tvN)
③『Eye Love You』

TBSで放映された日本のドラマだが、韓ドラ・テイスト盛り沢山だったということで堂々のランクイン。

心の声が聞こえる“テレパス”を持つヒロイン本宮侑里(二階堂ふみ)と、愛情表現が超ストレートな年下の韓国人留学生ユン・テオ(チェ・ジョンヒョプ)が恋に落ちるというファンタジック・ラブストーリーにときめいた視聴者も多いはず。

ヒロインの相手役に韓国の俳優を迎えるのは、民放GP(ゴールデン・プライム)帯連続ドラマ史上初めてだった。

(画像=TBS)

 

④『私の夫と結婚して』

同名のウェブ小説とウェブ漫画を原作として実写化。夫と親友の不倫を目撃して殺された女性が、10年前に転生して“2回目の人生”を生きながらどぶ沼のような運命を彼らに返そうとする“運命開拓”を描く。

主人公のカン・ジウォンを演じたのは人気女優パク・ミニョン。パク・ミニョンは「初めて台本をみたとき、一気に読んでしまうほど面白かった」と作品との初めての出会いを振り返っている。がん闘病中のカン・ジウォンを表現するために37kgまで体重を落としたパク・ミニョンの役者魂にも注目だ。

(画像=tvN)
⑤『涙の女王』

韓国では週末の土日にtvNで放送され、日本ではNetflixで同時配信された『涙の女王』。

ストーリーは、クイーンズグループのデパート会社のトップを務めるホン・ヘイン(キム・ジウォン)と、法務部で活躍するペク・ヒョヌ(キム・スヒョン)の「夫婦の危機と復活」を、緊迫した場面とコミカルなシーンがほどよく調和した展開でスリリングに描いた。とにかく1話ごとに物語が激しく動いた「急変ドラマ」であり、2024年上半期最大のヒット作になった。

(画像=tvN)

⑥『となりのMr.パーフェクト』

(写真=Netflixシリーズ『となりのMr.パーフェクト』独占配信中)

『愛の不時着』のスタジオドラゴンが制作を手掛け、『海街チャチャチャ』の監督と脚本家が再びタッグを組んだロマンチック・コメディ。

主演は『D.P.-脱走兵追跡官-』のチョン・ヘインと『還魂』のチョン・ソミン。黒歴史を知る幼馴染と数年ぶりに偶然再会したことで嵐のように巻き起こる恋模様が描かれていく。初のラブコメ挑戦となったチョン・ヘインがロコ(ロマンチック・コメディの略)も似合うことがよくわかる。

⑦『愛のあとにくるもの』

Prime Videoにて見放題独占配信中 2024 Coupang Play All Rights Reserved

韓国ではクーパンプレイ、日本ではPrime Videoでは独占配信されている。
辻仁成とコン・ジヨンによる小説を原作に、韓国でも絶大な人気を誇る坂口健太郎と韓国ドラマ『赤い袖先』の女優イ・セヨンをダブル主演に迎えて描いた純愛ラブストーリー。

日本留学中に運命だと信じていた初恋を心に閉じ込め、韓国で新しい人生を歩んでいたチェ・ホン(イ・セヨン)は、この 5 年間忘れることなく後悔を積み重ねてきた潤吾(坂口健太郎)と偶然の再会を果たすが……。

現在の冬の韓国と 5 年前の春の日本を舞台に、美しくも切ない、それぞれが抱えた愛の“跡あと”が重なり合っていく。

⑧『家いっぱいの愛』

(画像=JTBC)

元プロ野球選手のピョン・ムジン(チ・ジンヒ)、ムジンの元妻で「Jプラス」というスーパーの試食販売員をしているクム・エヨン(キム・ジス)、ふたりの間に生まれた娘で「Jプラス」のプライベートブランド食品チームで働くピョン・ミレ(ソン・ナウン)、長男ヒョンジェ(ユンサナ/ASTRO)などを通じて、家族の絆と愛情を描くファミリーロマンス。

ダメな父親でそのせいで家族に見捨てられたムジンが、エヨンたちが暮らすマンションの新しいオーナーとなって帰ってくる。典型的なダメ男だったムジンが、家族と一緒に暮らすためにどんな努力をしてきたのか。それがドラマの終盤になって徐々にわかってくる。

人生はやり直せる。それを改めて実感させてくれるハートフルな作品だ。

⑨『熱血司祭2』

(写真提供=OSEN)

血の気が多く正義感に溢れる熱血司祭キム・ヘイルが、難事件を解決していくノンストップコミカル捜査劇。2019年に放映されてヒットを記録し、今年5年ぶりにシーズン2として続編が公開に。

主演のキム・ナムギル(キム・ヘイル役)、イ・ハニ(パク・ギョンソン役)、キム・ソンギュン(ク・デヨン役)など、今や単独主演級クラスらになった主要キャストがそのまま再登板するなど、公開前から期待値・話題性ともにバツグンだった。韓国をはじめ日本、香港、シンガポール、台湾の5カ国で1位を独占し、アジアで爆発的な人気を見せた。

その人気の中心には、“熱血司祭”キム・ヘイルを演じるキム・ナムギルの存在がある。コミカル、アクション、ヒューマニズムを自在に操る彼の演技は、国境を越えた笑いと興奮、感動を届けた。アクションシーンはゾクゾクするほどに痛快だ。しかも、カメラアングルが非常に凝っており、迫力がある映像を堪能できる。

⑩『ジョンニョン:スター誕生』

ディズニープラス スターにて独占配信開始 ⓒ 2024 STUDIO DRAGON CORPORATION & CJ ENM Co., Ltd.

1950年代を舞台に、少女ジョンニョンがその天性の美声と表現力を武器にスターダムを駆け上がる感動のサクセスストーリー。

原作は人気ウェブトゥーン。それを『愛の不時着』『涙の女王』『私の夫と結婚して』などで知られるスタジオドラゴンがドラマ化し、主人公ジョンヨンを実力派女優キム・テリが演じた。

彼女は作品ごとに新しい境地を開拓する女優だが、『ジョンニョン:スター誕生』でも演技者としての持ち味を存分に発揮している。

構成=韓ドラ時代劇.com編集部

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