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【BL漫画】顔を見られるだけでよかったのに…片思い拗らせ男子と彼女と別れたアラサー男性の同居生活に「幸せってこういうの」など多くの反響【作者インタビュー】

  • 2024.12.28
『1LDKとふたり』が話題 (c)Sobae Wama 2024/KADOKAWA
『1LDKとふたり』が話題 (c)Sobae Wama 2024/KADOKAWA

【漫画】彼女と別れた彼に居候を提案…叶わぬ恋だと諦めたいのに彼の笑顔に癒されて…ピュアな男性二人の関係に「心があったまる」など反響続々

コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、ジーンピクシブから発売中の漫画『1LDKとふたり』の第一話をピックアップ。

作者の和間そばえさんがデビュー作である本作をX(旧Twitter)に投稿したところ、7,000件を超える「いいね」と共に、多くの反響コメントが寄せられた。本記事では、和間そばえさんにインタビューを行い、創作のきっかけや漫画を描く際のこだわりについて語ってもらった。

片思いを拗らせて…

『1LDKとふたり』(1/33) (c)Sobae Wama 2024/KADOKAWA
『1LDKとふたり』(1/33) (c)Sobae Wama 2024/KADOKAWA

イタリアンレストランの厨房で働く司にはパートナーがいない。もうずいぶん長いこと店の常連客、幸人に片思いをしている。片思いの彼は毎週金曜日に彼女と店に訪れ、幸せな時間を過ごす。所詮は叶わぬ恋、司は「毎週彼の顔を見るだけで十分」だと自分に言い聞かせていた…。

ある日、彼女と別れて住むところをなくした幸人を見かけた司は「俺のうち来ませんか」と思わず声をかけてしまった。勢いで言った司の言葉をきっかけに、二人の同居生活がスタートするが…。

司の気持ちにまったく気づかない幸人とちょっぴり天然な幸人に振り回される司。拗らせ男子の片思いの行方は…ピュアな二人の同居生活に読者から「心があったまる」「胸がきゅうとなる」など多くの反響が寄せられている。

作者・和間そばえさん「恋愛がメインでない物語もいつか描いてみたい」

『1LDKとふたり』(9/33) (c)Sobae Wama 2024/KADOKAWA
『1LDKとふたり』(9/33) (c)Sobae Wama 2024/KADOKAWA

――『1LDKとふたり』を創作したきっかけや理由があればお教えください。

2021年頃、商業BL漫画にハマっていたこともあり、「私も自分の好きな要素を詰め込んだキャラクターを一度ちゃんと作ってみたい」という気持ちから司と幸人が生まれました。

2022年から司と幸人の絵をX(旧Twitter)に投稿し始め、そのころ作ろうとしていた同人誌(イラスト本)に収録する描きかけの絵なども投稿していました。

その描きかけの絵などがたまたま担当さんの目に入り、お声がけいただきました。

お声がけをいただくまでは「付き合っている上で同棲している司と幸人」のイラストばかり描いていたので、漫画の連載にあたり、付き合うまでを逆算的に組み立てていった形です。

もともとストーリーを考えるのが苦手で漫画は数える程度しか描いて来なかったため経験も技術も乏しく、また、その時点では司と幸人のストーリーもぼんやりとしか考えられていなかったので、連載に辿り着くまではとても大変でした。

――本作を描くうえでこだわった点や、「ここを見てほしい」というポイントがあればお教えください。

ある程度のデフォルメや漫画的な演出は入れつつも、背景(建物や小物など)、セリフや仕草などが自然に見えるよう「現実にありそうだ」と思ってもらえるように努めました。

ですが、なかなか上手くいかず、こだわりきれなかった部分もあり、心残りも正直あります…。

――作品の中でとくに気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。

5話終盤、丸々1ページ使った司のセリフでしょうか。

「幸せ」について、そして自分の名前について、コンプレックスのようなわだかまりを抱いている幸人に対して、あの時の司が言える最大限の言葉を言わせられたのかなと思っています。

――今後、手掛けてみたい漫画のテーマやジャンルがあれば、お教えください。

テーマとして身近な生活感が昔から好きなので「1LDKとふたり」同様、また、もっと暮らしに密着したものを描いてみたいです。

司の部屋は割とシンプルでしたが、小物や家具の多い部屋も考えるのが楽しそうだと思います。

あと、私は生きる上で恋愛は必須ではないと思っているので、恋愛がメインでない物語もいつか描いてみたいです。

――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします。

ずっとひとりで愛でていた司と幸人がこうして皆さまに読んでいただけているのは、ずっと不思議な感覚です。

そして、自分が描くものの拙さに落ちこんでばかりなのですが、そんな中でもいただける反応やお言葉が本当に嬉しいですし、何度も見返しては励みにしております。本当にいつもありがとうございます。

これからも少しでも良いものが描けるよう、そしてそれを読んでいただけるようにがんばります!

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