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ケイト・ウィンスレット『タイタニック』公開後のボディシェイミングは「恐怖だった」

  • 2024.12.28
TITANIC - Kate Winslet, 1997.

ケイト・ウィンスレットが、『タイタニック』(1997)が大ヒットを記録後に受けた体型批判について振り返った。新作映画『Lee(原題)』で、『VOGUE』でモデルとして活躍した後従軍カメラマンとなったリー・ミラーを演じたケイトは、『60ミニッツ』のインタビューで彼女のドレス姿を揶揄する当時の映像を見て、「あれは完全に恐怖でした」と語った。

ジェームズ・キャメロン監督による『タイタニック』で、貧しい画家志望の青年ジャック(レオナルド・ディカプリオ)と恋に落ちる令嬢ローズを演じたケイトは、当時わずか22歳。突然世界的ブレイクを果たしたことで、パパラッチに追われることとなり、タブロイド紙による体型批判に晒された。「駆け出しの若い女優に対し、あんな態度を取るなんて、彼らは一体どんな人間なのでしょう」

ボディシェイミングを投げつける記者たちと対決する機会はあったかと聞かれたケイトは、「面と向かって、言いたいことを言ってやりました。『ずっと心の枷になることを願っている』と言い放ったんです」と語り、言葉を切って、涙を堪えたような表情を浮かべる。「素晴らしい瞬間でした。私だけの問題ではなく、ハラスメントに遭っていた人全員を代表する言葉だったからです。本当に恐ろしくひどいことでした」

その後、彼女は『エターナル・サンシャイン』(2004)や『ホリデイ』(2006)、『アンモナイトの目覚め』(2020)など数々の名作に出演し、『レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで』(2008)ではレオと再び共演し、『愛を読むひと』(2008)でアカデミー賞主演女優賞を獲得した。キャリアを積み重ねてきた彼女は、今もなおダブルスタンダードを感じるという。「勇敢にも役のためにメイクもせず、シワを見せたといって称賛されますが、男性に対して、勇敢にも役のためにヒゲを伸ばしたなどと言う人はいません。勇敢ではありません。役を演じているのです」

Text: Tae Terai

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