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ディズニープラスで2024年最も視聴されているドラマ『照明店の客人たち』を深堀り!

  • 2024.12.27

2023年から24年にかけて数々の賞レースを席巻したドラマ『ムービング』。シーズン2の制作も決定した『ムービング』と同じ制作チームの作品、そしてまたもや豪華キャスティングで配信前から注目されていたのが今回深堀りする『照明店の客人たち』。主演のチュ・ジフンが照明店で佇むメインビジュアルからは、ホラーなのか、サスペンスなのか、作品ジャンルさえも想像できず、12月4日から配信され、12月18日の最終回を迎えると、ホラー作品だと思っていたのに、作品全体の印象をも変わると話題に。なんと配信間もない中、2024年、配信されているディズニープラスで最も視聴された韓国ドラマにもなったとか。そんな『照明店の客人たち』を深堀りします!

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話題作『照明店の客人たち』のSTORYを紹介

© 2024 Disney and its related entities | ディズニープラス スターで全話独占配信開始

STORY

薄暗い路地に唯一明るい光を放ち佇むウォニョン(チュ・ジフン)が営む照明店。少し様子がおかしい様々な人が訪れては帰っていく。学校で孤独を感じる女子高生のヒョンジュ(シン・ウンス)は母ユヒ(イ・ジョンウン)に電球を頼まれ、学校の帰り足繫く照明店に通っている。一方、会社員のヒョンミン(オム・テグ)は帰宅途中、終電のバスを降りると決まってベンチに座っている女性(ソリョン)が気にかかっている。ICUで働く看護師ヨンジ(パク・ボヨン)は、病院で不審な人物を見かけ、シナリオライターのソンヘ(キム・ミンハ)は、開かずの部屋がある物件の賃貸し、妙な現象に悩まされるようになる。不可解な出来事に悩まされる人々にはある共通点があった・・・

『ムービング』の製作スタッフ、監督は名バイプレイヤー、キム・ヒウォン!

© 2024 Disney and its related entities | ディズニープラス スターで全話独占配信開始

当時、韓国ドラマ史上最高の約70億円といわれる制作費、チョ・インソン、リュ・スンリョン、ハン・ヒョジュなど主演クラスの俳優が集った豪華キャスティング、そしてSF大作ながら、家族愛、隣人愛、メロ。と韓国ドラマの得意なジャンルをバランスよく盛り込んだ、泣けて笑えて感動できる贅沢なストーリーで大ヒットしたドラマ『ムービング』は、原作のウェブトゥーンの作家、カンフルが脚本を自ら執筆したこだわり抜いた超大作。そんな『ムービング』の制作陣たちが再び集結した『照明店の客人たち』は、カンフルが原作・脚本を担当、監督は『ムービング』でチョンウォン高校の教師役で出演し、『ミセン~未生~』で知られる名バイプレイヤー、キム・ヒウォンが務めています。俳優として出演する側の苦労も熟知する彼の繊細なセンスの光る演出は、予期せぬ最終回へと向かう物語の展開に視聴者を没入させる深みを持たせています。

ジャンルは?ホラー? サスペンス?

© 2024 Disney and its related entities | ディズニープラス スターで全話独占配信開始

表情が読めないチュ・ジフンが照明店で佇む姿のメインビジュアルからはもちろん、1話2話と見進めていってもジャンルがわかないのが本作の不思議な魅力。初めはホラーな演出が印象的ですが、ただ一言言えるのは「最終回まで見て欲しい」ということ。序盤の作品の印象と、謎だったいくつもの伏線を回収した先にたどり着く最終回の印象は大きく変化します。「考えずに感じて」見進めるべし!

豪華キャスティングに注目!

『ムービング』同様、主演クラスのキャスティングが叶った本作。監督を務め俳優でもあるキム・ヒウォンが同業者の視点から信頼をおけると選んだ俳優たちの名演技は、現実離れした不思議な世界観にリアリティをもたせて、最終回へとむけて心を揺さぶり続けます。

チュ・ジフン(照明店店主・ウォニョン役)のおすすめ出演作品 『支配種』

© 2024 Disney and its related entities | ディズニープラス スターで全話独占配信中

STORY

大統領を狙ったテロで多数の死傷者が出てから数年を経た2025年。事件の真相を追い求め、独自の捜査を進める元軍人のチェウン(チュ・ジフン)。人類が動物を食べる“支配”と“被支配”の関係を人口培養肉によって終わらせテロ事件以降記録的な利益を上げている国際的記号BF社のCEOジャユ(ハン・ヒョジュ)のボディガードとして接近。事件の真相に迫る中、世界を揺るがすある秘密を目撃し・・・

身長187cmのスーパースタイルと切れ長の瞳でドラマ『宮―Lobe in Palace―』で大ブレークしたチュ・ジフン。その後は、映画を中心に活躍し映画『神と共に』シリーズや、『工作 黒金星と呼ばれた男』などで、危ない狂気的な魅力に人気が。アクションもある本作は、40代になり大人の色気が溢れる、今のチュ・ジフンの魅力がつまったおすすめ作!

 

チュ・ジフンの『照明店の客人たち』での役どころ・・・謎に包まれた照明店の店主ウォニョン。

パク・ボヨン(ICUの看護師・ヨンジ役)のおすすめ作品 『力の強い女 ト・ボンスン』

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STORY

先祖代々続く、怪力をもつ家系に生まれたボンスン(パク・ボヨン)は、幼馴染の刑事グクドゥ(ジス)に片想い中。利益のためにその力を使うと能力がなくなってしまうため隠しながら生きている。ひょんなことから、ゲーム会社のCEOで財閥御曹司のミンヒョク(パク・ヒョンシク)に怪力を見られ、会社にボディガードとして雇われる。そんな時、町で殺人事件が発生し・・・

超怪力の女のコを愛らしいパク・ボヨンが好演した人気作。人とは思えない力をもつけれど、ビジュアルは小柄で甘い雰囲気のパク・ボヨン。というギャップ、そしてボンスンにメロメロになる2人のイケメンの間で繰り広げられる三角関係の胸キュン展開。韓国ドラマのラブコメらしさギュッとつまった名作です!

 

パク・ボヨンの『照明店の客人たち』での役どころ・・・ICUで働く看護師ヨンジ

オム・テグ(会社員ヒョンミン役)のおすすめ作品『遊んでくれる彼女』

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STORY

元ヤクザの親分で、加工肉会社を経営するジファン(オム・テグ)。子供が泣き出すほどの強面だが、実は仲間想いの人情派。ある日、ジファンは、キッズクリエイターのウナ(ハン・ソナ)と出会い、一目ぼれをする。一方ウナは探し続けている運命の人が知り合って間もない検事のヒョヌ(クォン・ユル)では? と淡い期待を抱いていた。恋愛経験なしのジファンだが、ひょんなことからウナと同居することになり・・・

ノワール映画や、社会派映画でのダークな役どころの憑依的な演技が定評のあるオム・テグの40代にして初めてのラブコメディ作品。「子供を助けても悪い印象が残る」とさえ言われたオム・テグの凶悪な印象を払拭する初恋に振り回されるキュートな元ヤクザの親分役は一見の価値あり。可愛くて、面白くて、胸キュンする、年末年始にぴったりの元気がでる作品。

 

オム・テグの『照明店の客人たち』での役どころ・・・会社員のヒョンミン

イ・ジョンウン(女子高生の母ユヒ役)のおすすめ作品『椿の花咲く頃』

Netflixシリーズ「椿の花咲く頃」独占配信中

STORY

舞台は架空の田舎街・オンサン。生い立ちにコンプレックスを持つシングルマザーのドンベク(コン・ヒョジン)は、その美貌で街の女性達から煙たがられながらもスナックを開く。正義感抜群、熱血漢で明るくポジティブな警察官ヨンシク(カン・ハヌル)は左遷され故郷オンサンンに赴任し、ドンベクに一目ぼれ。猛アタックを開始するが、同じ頃、オンサンでは不穏な事件が立て続けに起こり・・・

「名作には必ずイ・ジョンウンがいる」と言われるほど、数々の韓国ドラマ、映画に出演する名女優イ・ジョンウン。中でもロマンス、家族愛、隣人愛、サスペンスなど様々な要素がバランスよく展開する奇跡の脚本、演技派俳優による熱演で2019年の最高視聴率を獲得したヒット作『椿の花咲く頃』がおすすめ。運命に翻弄されながらもヒロインを愛し抜く母親役の熱演は、涙なくしては見られません。

 

イ・ジョンウンの『照明店の客人たち』での役どころ・・・女子高生ヒョンジュの母親ユヒ

キム・ミンハ(シナリオライター・ソンへ役)おすすめ作品Apple TV+『Pachinko パチンコ』

画像提供 Apple TV+ | Apple TV+にて好評配信中!

STORY

1910年代、日本統治下の韓国で育ち、その後祖国を離れた女性ソンジャ(キム・ミンハ、ユン・ヨジョン)。彼女を中心に、日本による朝鮮半島の統治、関東大震災、第二次世界大戦、バブル期・・・ という怒涛の80年を生きた韓国系移民の人々の人生を4世代に渡り描いたスペクタクル巨編。シーズン1では、20世紀初頭の釜山の漁村から始まり、怒涛の時代を生き抜く主人公ソンジャと孫であるソロモンが生きるバブル期の日本が描かれる。時代考証が難しい時代を繊細に表現し、強くたくましく生きる人々の姿に心を打たれる感動作。7年後が描かれるシーズン2も配信中。

2016年にデビューし知名度が低かった彼女を一躍有名にしたのが在米の韓国系作家ミン・ジン・リーの同名小説を実写化した『パチンコ』。キム・ミンハは若かりし頃の主人公ソンジャ役。純粋で世の中のことを知らなかった少女が禁じられた恋をし、国を渡り、時代にもまれながらも力強く生きていく女性へと成長していく姿を、熱演。その静かでひたむきなたくましさは胸を打たれます。約100億円の制作費をかけ壮大に描かれる本作は、日本と韓国の歴史を改めて知る上でも是非おすすめしたい作品です。

 

キム・ミンハの『照明店の客人たち』での役どころ・・・シナリオライターのソンヘ

★ここからはネタバレ注意!★ ハンカチ必須の最終回

© 2024 Disney and its related entities | ディズニープラス スターで独占配信開始

照明店は、人々の命が灯る場所。そこに尋ねてくる既に亡くなった、もしくは生死をさまよっている人々を通して、人生の光と闇を描く本作。前半のホラー調の展開で、見るものと登場人物の死への恐怖を共感させ、そして後半、生きるということへの希望をよりリアルに感じることができる演出はお見事! 最終話まで見ると、シナリオライターのソンヘ(キム・ミンハ)、会社員のヒョンミン(オム・テグ)はそれぞれ恋人に、女子高生のヒョンジュ(シン・ウンス)は母ユヒ(イ・ジョンウン)に、男子高校生ジウン(キム・ギヘ)はバスの運転手(パク・ヒョックォン)にそれぞれ照明店に行くように促され・・・ バスの事故で幼い男のコは、男子高校生のジウンにバスケットボールで、ICUの患者は看護師ヨンジ(パク・ボヨン)に命をアシストされ、女子高生の母ユヒは父である照明店店主ウォニョン(チュ・ジフン)に救われる。一見バラバラであるような人々の言動を通して「人は1人では生きてはいけない。常に誰かに支えられ、誰かを支え、そして救われていく」という温かなメッセージを、困難が多いこの世の中で生きる私たちに対して、伝えたかったのではないでしょうか。また、生と死の狭間で、自分にとって何が一番大事なのかクリアになっていく登場人物を通し、「私だったら」と改めて、大事にしたいものについて考えさせられるはず。最後に『ムービング』との繋がりを感じる2人の人物が登場するのでお楽しみに!

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