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自身は名字を変えることに漠然と憧れる、でも夫婦別姓導入を願う

  • 2024.12.27

職場の先輩のお姉さんが最近、離婚をしたそうだ。

「お姉ちゃんは結婚した旦那さんが購入した江東区のタワーマンションに住んでいるんだ〜」と、その先輩がわたしに自慢げに話していたのは、たしかちょうど1年半前だった。

先輩の実家も埼玉の田舎ではあるが持ち家だから、家族みんな「賃貸はお金を毎月捨てていてもったいない」、という考え方だそうだ。わたしも実家は持ち家だが、築年数の浅い家に住みたいし、転居を伴う転勤や転職をした場合を考えると賃貸派なのである。

その先輩自身はというと彼氏と同棲を始めたようだが、そのときは矛盾しているようにも聞こえたが、まだこの先どうなるか結婚していないからわからないため、家を購入するのは怖いと言っていた。

◎ ◎

離婚経験のある上司に、お姉さんの離婚の話をしていたところをわたしも耳にしたのだが、上司は「子どもを産むまでは、籍を入れなければ良かったのにね〜」と言っていた。

先輩のお姉さん自体は子どもがほしいと思っていなかったそうだ。

このことを聞いた上司は「じゃあなおさら事実婚で良かったんじゃない?特に女性は名字を変える手続きがめんどうだから……」とのことだ。

バツイチの人にとっては、籍を入れることをなんとなくリスクがあることだと感じているような気がしたが、わたしは籍を入れないということは、結婚してどんなときでも添い遂げる覚悟がないのではないか、と不安になってしまいそうだと思った。

◎ ◎

わたしは早く結婚したいという気持ちと、自分のこのシンプルな名字から他の名字になりたいという憧れの気持ちがあり、名字を早く変えたいと漠然と夢をみている。

わたしの名前の名字は、シンプルで漢字の画数もすくない。もちろん小学校時代や中学校、高校時代のテストのときはシンプルで画数が少ないゆえ、得しているという気持ちで毎回、フルネームをテスト用紙に記入していた。

漢字が3文字で複雑な友人は、名前の記入で時間を要してしまって可哀想だなと余計なお世話だが、自分の名前を書きながら、よく心の中で考えていた(笑)。

シンプルな名字のせいで、下の名前では呼ばれず、名字の呼び捨てか名字プラスさん付けで呼ばれることが学生時代は多かった。また、下の名前の漢字が難しく読めない人も多かったようだ。

そのため、下の名前の漢字に名前負けならぬ、漢字負けしないような名字が良いなとなんとなく思い描いている。幼少期は好きな芸能人の名字と自分の名前を繋げて読んでみる、なんていう空想もよく行っていたものだ。芸能人には本名を名乗っていない人が、特に昔の芸能人に多いということは、当時のわたしは知らなかったのだが……。

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子どもからしてみると親が離婚したときに、どちらの名字を名乗るかや、名字を変えたことによって親の離婚が不必要に知られてしまう、という問題もあるようだ。

「夫婦別姓」が早く認められ、より男女の平等性が尊重される日本になってほしいと願っている。

■白百合のプロフィール
自己肯定感高めだけれど繊細。進学校とコロナに奪われた青春を取り戻し中。趣味はカフェ開拓と読書。

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