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「鉄の女」と嫌われていても愛する人を守るため、運命に立ち向かう。強く美しいヒロインが活躍! 大逆転“痛快”異世界ファンタジー7選

  • 2024.12.26

小説投稿サイトから人気に火が付いた異世界ファンタジーは、今や数え切れないほどの作品数を誇る。そして最近は人間以外を主人公にしたり、奇抜な設定を盛り込んでみたり、工夫を凝らした作品も増えてきた。

だがしかし、以前から変わらず根強い人気を獲得しているのは、やはり強さと美しさを兼ね備えたヒロインの活躍が楽しめる物語だろう。どんなに不幸な境遇であっても決して諦めない……。そんな彼女たちのたくましさに心を掴まれる人は男女問わず多い。そこで、強く美しいヒロインたちの活躍を描いた異世界ファンタジー作品をご紹介していこう。

まとめ記事の目次

●鉄の女だと嫌われていたのに、冷徹公爵にループ前から溺愛されてたって本当ですか?

●ループ10回目の公爵令嬢は王太子に溺愛されています

●最上級の聖女らしいですが、竜王様の花嫁にはなりません!~追放されたので薬師として第二の人生を謳歌します~

●ループ5回目。今度こそ死にたくないので婚約破棄を持ちかけたはずが、前世で私を殺した陛下が溺愛してくるのですが

●もふもふ魔獣と平穏に暮らしたいのでコワモテ公爵の求婚はお断りです

●捨てられた妃 めでたく離縁が成立したので出ていったら、竜国の王太子からの溺愛が待っていました

●結婚前日に「好き」と言った回数が見えるようになったので、王太子妃にはなりません!~私には好きと言ってくれない王太子様になぜか溺愛されているのですが!?~

鉄の女だと嫌われていたのに、冷徹公爵にループ前から溺愛されてたって本当ですか?

2度目の人生があったとしたら、多くの人は前世の失敗を取り戻そうとするはず。しかし、もし今世が思いも寄らないほど順調な人生だったとしたら……。そんな物語を描く『鉄の女だと嫌われていたのに、冷徹公爵にループ前から溺愛されてたって本当ですか?』のヒロインであるヴィクトリアは、「鉄の女」と呼ばれる冷静さでレナート公爵の秘書官を務めている。

しかし、ある日何者かに銃で狙われたレナートをかばって命を落としてしまい、目が覚めると12歳の頃に戻っていた。通常であればこの後に起こる悲劇を回避するために動き出す展開になりそうなものだが、ひと味違うのが同作の特徴。前世で処刑された家族を救うこと、そしてレナートへ迷惑をかけないことを誓って2度目の人生を歩み出すも、いくら経っても予想していた不幸が起こらなかったのだ。

まさかのイージーモードぶりに困惑するヴィクトリアは、やがて前世の自分に手を差し伸べてくれたレナートへの恋心を成就させようと決意する――。ヴィクトリアはとにかく健気で真っ直ぐな性格の持ち主で、彼女の生き様を見ていると応援したくなる気持ちが湧いてくるはず。無事にハッピーエンドを迎えられるのか、気になる人はぜひチェックしてみてほしい。

ループ10回目の公爵令嬢は王太子に溺愛されています

「今の記憶を持ったままの巻き戻り」を10回繰り返してきたヒロインの大逆転ストーリーを描いていく『ループ10回目の公爵令嬢は王太子に溺愛されています』。主人公のロザンナは大国・カークランドの公爵家に生まれ、国の宰相である父の望みで次期国王・アルベルト王子の花嫁候補になってきた。しかし、いつも選ばれるのはアーヴィング伯爵家のマリンだったのだ。

実を言うと4度目の死を迎えたときに王子への恋は諦めていたので、ロザンナにとってはノーダメージ。そして10度目のループで、いつものように9歳の頃に戻ったロザンナは目立たないように立ち回ろうと決意する。だが、今度は9度の人生でまったく興味を持たれなかったアルベルトから積極的なアプローチを受けるようになり…。

何度死を経験しようとも、折れることなく幸せのために運命へと立ち向かうロザンナ。そうした気高さを持つ彼女を応援していくうちに、気づけばアルベルトのように心を奪われてしまうかも?

最上級の聖女らしいですが、竜王様の花嫁にはなりません!~追放されたので薬師として第二の人生を謳歌します~

『最上級の聖女らしいですが、竜王様の花嫁にはなりません!~追放されたので薬師として第二の人生を謳歌します~』のヒロインであるソフィアは、エルドゥランド伯爵家の令嬢。舞台となるロードヴァラン王国で、1番の聖女を決める「聖女選定式」を控えている。選定式で「祈りの間」にある聖なる岩を光らせた聖女は国を加護し繁栄をもたらす聖獣の花嫁になり、国を支えるという重要な役割を担うのだ。

ちなみにエルドゥランド伯爵家は、代々1番の聖女を排出してきた血筋。そんな家に生まれたにもかかわらず、ソフィアは銀髪を理由に冷遇され、代わりに美しい金髪を持つ妹のシャーナばかりが贔屓されてきた。そして選定式でシャーナが岩を光らせたことで、ついにソフィアは家から厄介払いされてしまう。そんな運命に絶望する中、突然伝説の竜王が現れて――?

いわゆるシンデレラ的なストーリーが描かれていく同作。薬師として第2の人生を歩み始めるソフィアが、どのように幸せを掴み取るのか。全3巻と読みやすい作品なので、スキマ時間に一気読みしてみてはいかがだろうか。

ループ5回目。今度こそ死にたくないので婚約破棄を持ちかけたはずが、前世で私を殺した陛下が溺愛してくるのですが

あるタイミングを境に、一定の時間まで戻ってしまうタイムリープ。『ループ5回目。今度こそ死にたくないので婚約破棄を持ちかけたはずが、前世で私を殺した陛下が溺愛してくるのですが』のヒロインであるシャルロットは、婚約相手のエディロン=デュカスに命を奪われたことを境に、誰と結婚してもどんな人生を歩んでも死んでしまうループにはまっていく。

すでに5回も死んでおり、次は6度目の人生。今度は結婚を諦めて修道女になる決心を固めるも、無理矢理エディロンのもとへ嫁がされてしまった。そこで「私との結婚を取りやめていただきたいのです」と提案するのだが、なぜかエディロンから熱視線を注がれるようになってしまい……。

幸せよりも生きることを選択したシャルロットは、あの手この手で結婚を拒否しようとする。しかし、その度に好感度が高まってしまい、相手からの溺愛ぶりに拍車がかかっていくハメに。それでも生存を諦めないシャルロットの強さは、きっと読む人を勇気づけてくれるに違いない。

もふもふ魔獣と平穏に暮らしたいのでコワモテ公爵の求婚はお断りです

出会った瞬間即求婚という急展開で幕を開ける『もふもふ魔獣と平穏に暮らしたいのでコワモテ公爵の求婚はお断りです』。ヒロインのシエルは聖女の力を親友に代わって振るっていたのだが、あるとき裏切られてしまい、魔女に仕立て上げられてしまう。

そして煤の森に捨てられてしまうが、自ら呼び出した魔獣に助けられたことで事なきを得る。そのまま“もふもふ”な魔獣と一緒にひっそりと平和に暮らしていこうと思った矢先、魔女を討伐するよう命を受けた騎士団に狙われてしまう。そんな絶体絶命の危機を救ったのが騎士・グランツ。さらに突然、なぜかプロポーズまでされて…?

悪意にさらされた直後のシエルが好意を受け止めるには時間がかかる。グランツからの求婚に戸惑いを見せるも、それでも彼は「私を好きになってくれるまでいつまでも待とう」と諦めない。聖女として優しさと強さを併せ持つシエルが、どのようにして心を開いていくのだろうか。

捨てられた妃 めでたく離縁が成立したので出ていったら、竜国の王太子からの溺愛が待っていました

『捨てられた妃 めでたく離縁が成立したので出ていったら、竜国の王太子からの溺愛が待っていました』のヒロインは、魔道具開発の天才少女と呼ばれて育ってきたロザリア・スレイド。その才覚を買われて第一王太子ウィルバート・ヴィ・アステルと結婚したのだが、彼はボニータ・ファンク男爵令嬢にご執心だった。そして彼女の懐妊を機に、ロザリアは離縁を切り出されてしまう。

ロザリアは一度もウィルバートに愛されなかったが、民や国のために尽力してきた。しかし待っていたのは、喝采でも幸福な未来でもなく、非情すぎる仕打ちだったのだ。それでもロザリアは、なんとか気持ちを切り替えて魔道具を開発しながら平民として生きることを決意。やがて自身を傍で支えてくれた執事のアレスと共に彼の故郷へと向かうが、そこは“竜人の国”で――。

絶望に打ちひしがれてもおかしくない状況から、強靭なメンタリティで立ち直ってみせるロザリア。とても真似できるものではないかもしれないが、腐らずに頑張っていれば報われることもある…きっとそんな気持ちにさせられるはず。

結婚前日に「好き」と言った回数が見えるようになったので、王太子妃にはなりません!~私には好きと言ってくれない王太子様になぜか溺愛されているのですが!?~

2023年、若者を中心に流行した「蛙化現象」という言葉。もともとの意味とは異なり、Z世代の間では「好きな人の些細な行動で気持ちが冷めてしまう」ことを指している。ある意味で、そんな状態に陥ってしまったヒロインを描いたのが『結婚前日に「好き」と言った回数が見えるようになったので、王太子妃にはなりません!~私には好きと言ってくれない王太子様になぜか溺愛されているのですが!?~』 だ。

同作の主人公・キャロルは許嫁の王太子・レオンと入籍間近のタイミングで、突如として周囲の人々の頭上に「誰かへの好意を伝えた回数」の数字が見えるようになった。そうなると気になるのは、もちろんレオンの数字。さっそく頭上を見上げてみると、あろうことか無限大のマークが浮かんでいたのだ。

思い返すとキャロルは、一度もレオンから愛情表現の言葉を伝えられたことがない。つまり自分以外に好きな人がいるということだろうか。そしてキャロルは堂々と婚約破棄を宣言。しかしなぜか、レオンには受け入れる気がない。そんなふたりのドタバタな恋愛劇をコメディ調で描いていく同作。無限大マークは誤解なのか、それとも…。

強く美しいヒロインが活躍する異世界ファンタジー作品。年末年始に一気読みしてみてはいかがだろうか。

文=ハララ書房

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