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精神的に楽な仕事ランキング!経験者256人にアンケートした結果、1位に輝いたのは…

  • 2024.12.26

楽な仕事はない……と分かってはいても、気疲れしない・体力的に辛くない仕事はないか気になるもの。

転職・派遣・キャリアアップに役立つ情報を発信している株式会社ビズヒッツが、全国の男女256人を対象に「精神的に楽な仕事に関する意識調査」を実施したので結果を紹介します。

実際に経験した「精神的に楽な仕事」とは

「実際に経験した精神的に楽な仕事」を聞いたところ、人と関わったり話したりすることの少ない仕事が多くランクインしていました。

また「在宅での事務」「在宅でのデータ入力」など、リモートワークが楽だと答えた人も複数いました。在宅だとオフィスに出勤しないので、同僚や上司との関わりは少なくなります。

さっそく5位から!

5位 清掃業

・オフィスの清掃業務。人とコミュニケーションを取らなくてよく、自分のペースでできる(20代 男性)

・郵便物の区分機械をひとりで清掃する仕事。教えられた作業をひとりで黙々と行うことができ、予期せぬトラブルが起こることもなかった。時間があれば入念に行い、時間がなければ優先部位のみを清掃して早めに終わらせるなど、時間合わせにも苦労しなかった(30代 女性)

・ビル清掃員。決められたところをちゃんときれいにしていれば、何も言われません。ノルマもありません。掃除さえしっかりとやっていれば、クレームはまず来ません(40代 男性)

清掃業務は仕事を覚えてしまえばひとりでの作業になることが多いので、黙々と取り組めます。

日中のオフィス清掃などだと、施設利用者との挨拶程度のコミュニケーションは発生しますが、深いコミュニケーションではないので気にならない人も多いようです。

一方夜間の商業施設清掃ですと、「利用者がいないうえ、あまり急がなくていいので楽」という声もありました。

時間に余裕がある仕事は、スピードを求められると困る人にとっては嬉しいですね。

3位 製造業

・工場のレーン作業。同じ仕事をずっと行うのでわかれば簡単で、同じ作業の繰り返しだから(20代 女性)

・ひとりで黙々と作業できるため(30代 男性)

・単発だったら短期間だから、人間関係の煩わしさがない。ずっと勤めないといけないところは合わない人が絶対いて、顔を合わすのがしんどい(50代 女性)

製造業の中でもライン作業などの単純作業を挙げた人が多くなっています。

製造現場では基本的にひとりで黙々と単純作業をこなすことが多く、食品工場などですと衛生管理のため作業中の会話は禁止されていることも多いです。

単発アルバイトや派遣社員の募集が多いのも、製造業の特徴。雇用が不安定というデメリットはあるものの、長期的な人間関係を築く必要がない働き方は、コミュニケーションで疲れてしまう人にとっては楽です。

同率3位 データ入力

・会計事務所のデータ入力。黙々とパソコン入力するだけでいいし、電話を取らなくていい(30代 女性)

・エクセルにデータ入力をしていく情報処理の仕事。人と関わらなくていい。とくに成果を求められない(40代 男性)

・上司や責任者とはやり取りしますが、お客様からのクレームなどを直接受けることはないので、負担は少ないです(40代 女性)

データ入力が精神的に楽な理由は、「単純作業で簡単」「電話対応・顧客対応がない」「黙々とひとりで作業できる」などです。

また「自分の仕事が、周りに大きな影響を及ぼさない」「責任感なく精神的に楽」という声も。もちろんミスしないように注意は必要ですが、プレッシャーは比較的少ない仕事だとわかりました。

在宅でのデータ入力もよく募集されています。

ここからは2位です。

2位 事務

・個人の仕事が多い事務。ひとりで作業して終わる仕事はかなり楽。わからないところが発生しなければ他人との会話が基本的にないので、自分のペースで作業できる(20代 女性)

・不動産の営業事務。責任のある仕事が基本的にない。納期のない仕事が多く、お客様と話す機会も少ない(30代 女性)

・在宅勤務でのデスクワーク。対人関係がなく、周りの視線を気にしなくて済む(40代 男性)

接客やチームでの仕事があまりない事務職であれば、淡々と仕事に取り組めます。営業と違いノルマなどが課せられることもあまりありません。

ただし事務職でも接客や電話対応が多い職場もありますので、応募の際は働き方や業務内容をしっかりチェックしておく必要があります。

1位 軽作業

・ダイレクトメールの封入作業、倉庫での軽作業。ひとりで淡々と作業をこなせばよい(30代 女性)

・ピッキング業務や梱包業務。基本的に作業中は単独行動で、マイペースで融通が利く(40代 男性)

・ノルマなどないから(50代 男性)

具体的には「仕分け」「梱包」「ピッキング」などの仕事で、倉庫や配送センターでよく募集されています。

軽作業が精神的に楽な理由は、基本的に単独作業で人と関わることが少ないからです。仕事開始直後は先輩や上司から教えてもらうこともありますが、慣れればほぼひとりで作業できます。

またノルマなどがなく「時間になれば終了」「できるところまででOK」という職場もあり、急き立てられずマイペースに働けるのも魅力です。

「対人関係」「顧客、取引先等からのクレーム」がない仕事が「精神的に楽な仕事」?

この結果を受けて、株式会社メンタルシンクタンク代表取締役社長で公認心理師の浜崎 篤人氏は、次のようにコメントしています。

浜崎氏:厚生労働省の令和5年度労働安全衛生調査によると、56.2%の労働者が「対人関係」「顧客、取引先等からのクレーム」でストレスを感じていました。

ストレスは、うつ病などの精神疾患さえ引き起こします。対人関係が避けられない仕事をする人は、なるべくコミュニケーションを円滑にして、ストレスを軽減する必要があります。

クレームに対しては、いったん謝って共感する姿勢を見せることで、相手が柔軟になることもあります。とりあえず怒りをぶつけたいというクレーマーも多いです。反論なり言い訳はその後で良いでしょう。

あまりイエスマンになるのも考えもので、ストレスが溜まっていく一方です。上司の意向をを考慮しつつ、それが無理な理由とともに折衷案を示すテクニックも必要です。

「今日中にやれという課長の指示も分かりますが、徹夜したら明日の業務に差し支えます。9時まで残業して、残りは明日ということでどうでしょうか」というような切り返しができれば、ストレスも少しは減るでしょう。

【調査概要】
調査対象:全国の男女
調査期間:2024年12月5日~11日
調査機関:自社調査
調査方法:インターネットによる任意回答
有効回答数:256人(女性158人/男性98人)
回答者の年代:10代 0.4%/20代 15.2%/30代 39.5%/40代 25.8%/50代 14.8%/60代以上 4.3%

<Edit:編集部>

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