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TO DOよりTO BE。カウンセリングとコーチングのプロが作った"やさしくなれる手帳"の魅力

  • 2024.12.26

TO BE思考、ありたい自分、なりたい自分を大切する手帳『pure life diary』

– 『pure life diary』という名前がとても素敵です。由来はありますか?

本橋さん: 『pure life diary』という名前には、純度の高い人生を生きる人を増やしたい、自分の幸せを感じられる人を増やしたいという思いを込めています。僕たちはもともと手帳屋さんではありません。僕はコーチングで、ゆかりさんはカウンセリングを専門として、人の心の支援をするという仕事をしています。コーチングやカウンセリングの仕事を通してよく感じるのが、たくさんの方々が色々な価値観を植え付けられていたり、世間の一般常識に心を捉われているということです。「〇〇すべき」「〇〇しなくてはいけない」というTO DO思考を優先して、本当の自分のありたい姿、なりたい姿であるTO BE思考を見失っている方は多いんです。そういった方々が、ピュアな自分のありたい姿、なりたい姿を大切にする第一歩になればと思っています。

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– 自分軸の幸せを考えていくといったところでしょうか。初歩的な質問になってしまって恐縮ですが、カウンセリングとコーチングの違いとはなんなのでしょうか?

井上さん: カウンセリングは時間軸で言うと、クライアントさんの「今」にフォーカスしていきます。例えば、今本当に自分が何を感じているのかということすら見失っている状態であったり、自分よりも相手のことを優先していて自分自身がなくなってしまっている、あるいは揺らいでいる状態の中で、生きづらさや苦しさを感じているという方はとても多いんです。

– 他人軸になっているということですね。

井上さん: そういった状態をどうにかしたいけれど、何が原因でこうなってるかも分からない。結果として、自分のことを責めてしまう方も少なくありません。そういった方が、なぜ動き出せないのか、何が行動や自分に向き合うということを阻んでいるのかというところを紐解いていく感じですね。心の本音が何なのかを思い出していくような、そういった過程をご一緒させていただいきます。ですので、まずはがんじがらめになっている原因だったり、過去の経験だったりに気づいて、癒して、自分の今の気持ちに気づきやすくなるような、心を解きほぐしていくをいうことを主にさせていただいてるのがカウンセリングだと私は捉えています。

– 過去から紐解いていき、今自分がどうありたいかを考えていくわけですね。コーチングはいかがでしょうか?

本橋さん: コーチングの時間軸は「未来」になります。カウンセリングとは異なり、過去はあなたの人生に一切影響しないと考えます。その人がその人のらしさを発揮して、今までだったら到底こうたどり着かなかったような本当に行きたい世界に行くことを目指していきます。

– 自分のありたい姿、なりたい姿を叶えていくというイメージでしょうか。

本橋さん: そうですね。なぜコーチングが必要かと言うと、自分の世界だと見えない世界があったり、心理的盲点などがあったりということがあります。その中にはその人の本音の本音が隠れているということがあったり、自己認知ができないものがあることもあります。コーチングでは、そこをコーチが伝え返していくことができるんです。

– pure life diaryは、カウンセリングとコーチングのメソッドが入った手帳ということですね。主な特徴を教えて下さい。

本橋さん: pure life diaryは、スケジュール管理をしない手帳です。前述した通り、TO DO思考ではなくてTO BE思考、つまり、ありたい姿や、なりたい姿を大切にする手帳です。みなさん、忙しい日々を過ごされているとやらなきゃいけないことにまみれてしまうことも珍しくはないのではないでしょうか。自分の大切にしたいものを、人生の一番真ん中に持っていく形にしていきましょう、という提案をしていくことがpure life diaryの大枠になっています。

– 今の自分と向き合っていきながら、1年間を通して自分のありたい姿、なりたい姿に近づくために手助けしてくれるわけですね。 具体的にどういった形で、なりたい自分に近づけていくのでしょうか。

本橋さん: そもそも、自分のありたい姿や、なりたい姿とは、何なんだろうということが分からない方も多いと思います。そのため、まず最初に自分を知るためのワークを設けています。例えば、自分の価値観や自分の強みを知るなど。また、なりたい自分が見つかった時に、それに向かうための心スイッチが何なのかなども特定していきます。

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– 具体的なワークがあるのはいいですね。ジャーナリングが流行っていますが白紙のものですと、実際に何を書けばいいかと悩まれる方は多いと思います

本橋さん: そうですね。また、実は、手帳のお悩み第一位が「続けられない」なんですよ。その理由の中には何を書けばいいか分からないということも含まれていると思うんですよね。

– 続けやすい仕組みがあるわけですね。

本橋さん: そうですね。その他にも、枠をあえて小さくしたり、全体的に強制的な感じにならないように工夫されています。

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– pure life diaryを作った経緯を教えていただけますか。

本橋さん: 僕たちは毎日、カウンセリングとコーチングの現場で人が変容していく姿に立ち会っています。そのため、カウンセリングとコーチングの可能性が無限大だと、常日頃から感じているんです。一方で、その人数はとても限られたものだとも思っています。これだとやはり世の中は大きく変わらない。そこで、この2つのメソッドをプロダクトに落とし込んで、皆さんが自分と向き合うことを習慣化できたら、僕たちが直接介さずとも世の中たくさんの人の人生に良い影響ができるのではないかと思ったんです。

– 素敵ですね!これまで、どういったユーザーさんから支持されてると手応えを感じてますか。

井上さん: 一番多いと思うのは、今のままじゃ嫌な気がする、変わりたい、より良く生きていきたいと思ってる…けれど、何がしたいの分からない、何が私の人生で大切なのか分からない、といったことを自分の中で捉えられていないという方が多いような気がします。

– 何かしらの変化を求めている方、あるいは夢や目標を見つけたい方が多いということですね。

井上さん: そうですね。また、性格としては真面目な頑張り屋さんの方が多くいらっしゃる印象です。

– 日本人には、真面目な頑張り屋さんが多いですよね。男女比に偏りはありますか?

井上さん: 男女比で言うと、女性が8-9割くらいの感覚ではありますね。もともと手帳というツール自体が女性の方がよく使うというところもあるかとは思います。

– 年齢層はいかがでしょうか?

井上さん: 年齢層は幅広いと感じてます。下は学生の方から、上は60代70代ぐらいのシニアの方もいらっしゃいます。ボリュームゾーンとしては30代から40代ぐらいが多そうではあるものの、中には小学生のお子さんとお母さんが一緒に使っているというケースもあります。

– 親子で使うなんて、素敵ですね!ユーザーの方からどういった声をいただいてますか?

井上さん:「今までは、自分の毎日はそんなに良いことなんてない気がしたけれど、意外と良いことが自分の人生にあるんだということに気づけた」「自分に対する優しさが生まれた」「今あるものに目を向けられるようになった」というお声をよくいただきます。少しずつ自分の内側に向き合うということを積み重ねて、今まであった、もっと頑張らないと、まだまだ足りないというモードが少しずつほぐれていっているようです。実は、pure life diaryのキャッチコピーである「自分にやさしくなれる手帳」というのも、ユーザーさんからのお声をそのまま使わせていただいているんです。

手帳のお悩み第一位!「続かない…」をサポートするために...?

– pure life diaryには購入された方のためにサポートがあると伺っているのですが、詳しく教えていただいてもよろしいでしょうか?

井上さん: 大きく分けて3つの柱で購入者様をサポートさせていただいてます。まず1つ目は、オンラインの定例のイベント。2つ目がラインのサポート。そして3つ目が解説動画、イベントのアーカイブの動画です。

– 手帳にこのようなサポート特典があるのは、珍しいような気がします。

井上さん: ありがとうございます。まず、どうしてこういった特典を設けているかについてお話させてください。このpure life diaryという手帳には、お伝えした通り様々な種類のワークがあります。そのため、人によって難しいと感じたり、書きにくいなと感じる枠にも違いがあると思うんです。これまで、自分に向き合うことがなかった人からすると少しハードルが高く感じる方もいると思うんです。一方で、紙の手帳の紙面のキャパシティーですとお伝えしきれないなと感じるところもありまして…ですので、しっかりとワークを皆さん自身がしていただいて気づきや学びを得ていくために、私たちが何をすべきかということを考えました。そして、このような付属するサポートが必要だと感じました。そのため、手帳を開発当初から無料で、制限なく受けていただけるようにしています。

– 無料で制限なくというのはすごいですね。

井上さん: 有料にしてしまうと、同じ手帳を持っているのにも関わらず得られる情報に差が出てしまうと思います。それは、私たちとしてはやりたいことではなかったんです。本当に皆さんに必要な情報を受け取っていただきたく、当初からこういったサポート体制をさせていただいています

本橋さん: この特典には、大きく分けて2つの目的があります。まず1つ目は、手帳のお悩み第一位というのは、先程も申し上げた通り、今も昔も変わらずに「継続できない」ということなんです。そのため、継続性をサポートするために特典を設けています。2つ目は、私たちは基本的に手帳屋さんではなく、人の可能性の支援をするというところが一番ど真ん中でやりたいことであり、普段やってるところでもあります。ただし、コーチングやカウンセリングは、全員が受けられるわけではないと思うんです。金銭的にも安くはないと思いますし、そもそもコーチングが何かご存知ないという方もいらっしゃると思います。また。カウンセリングを受ける心理的なハードルを感じてる方も今の日本には多いですよね。そういったことを考えた時に、誰も取り残さない仕組みを作りたいと思い、手帳を購入された方には無料で制限なく特典を提供させていただいています。

pure life diaryとヨガの共通点

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– 2025年度版のpure life diaryで5冊目になるとのことですが、この5年間を振り返ってみていかがでしょうか?

本橋さん: 5年前は、pure life diaryのような自分に向き合うための手帳はほとんどありませんでした。けれど、この5年間で、徐々にこういったタイプの手帳が増えてきましたね。スケジュール管理としての手帳ではなく、ライフログを入れるという手帳が増えてきている傾向にあります。特に、今年はテレビ番組で「手帳特集」が組まれるほど。再ブームのようになって盛り上がりを感じています。

– pure life diaryのような、ライフログを含んだ手帳が増えているのはどうしてでしょうか?

本橋さん:忙しすぎる、というのはあると思いますね。スケジュールに追われて自分のことは後回しにしてしまうという方はとても多いと思います。忙しさを軽減するためのテクノロジーも進化はしてるけど、その分やることも増えたりとかしてると思うんです。そういった中で、人生に迷ったり、悩んだりしている方が多いのではないでしょうか。

– ジャーナリングアプリも増えていると思います。そういったアプリと比べてみても、紙の手帳に関心がある方の方が多いのでしょうか?

本橋さん: 多いですね。弊社の意見として、手帳は単一のデバイスとして独立しているというところが価値だと思っています。どういうことかというと、正直アプリでも得られる効果は同じだと思います。一方で、アプリには誘惑がめちゃめちゃ多いんですよね。例えば、SNSの通知が気になってしまうという方は多いのではないでしょうか。そのため意識が分散してしまうということがあると思います。

– 確かにスマホを手に取ると、ついつい必要のないことに時間を使ってしまうことは多いです。pure life diaryを作って良かったと思ったエピソードなどはありますか?

井上さん: すごくたくさんあるのですが… エピソードというよりは、ユーザーさんからのお声を寄せられて嬉しかったことの一つが、「自分の前進に気づくことができました」と言っていただけたことですね。例えば、毎日同じことを繰り返していると、全く前に進んでない気がして、このままでいいのかという葛藤を抱えている方も多いのではないでしょうか。そんな中で、自分の変化に気づくきっかけの一つになれているのは、とても嬉しいことだと思います。pure life diaryは、ピュアな自分のありたい姿や未来を叶えることに寄与することを目指している手帳なので、それを実際に体感いただけてるのは本当にやっててよかったなって思う瞬間です。これからもこのまま進んでいきたいと思っています。

– 素敵ですね。本橋さんは、何かありますか?

本橋さん: やはり「自分が変われた」というお声はいつも嬉しいです。中でも「自然と気づいたら変わってました」というのはすごい嬉しです。僕はコーチングでもカウンセリングでも「このコーチのおかげで変われた」「このカウンセラーさんに出会って変われた」というのは良くないと思っています。なぜなら、それは自分の力じゃないじゃないから。自分の力で変わったと思うことが大事だと思うんです。実際、コーチングの仕事でも「コーチのおかげで」と言われない方が、上手くいったなと感じます。「コーチのおかげで変われた」ということは場合によっては、持続可能ではないと思うんですよね。

– おっしゃる通りですね。加えて、自分の力で自然に変わったというと、自己肯定感にも繋がるような気がします!

本橋さん: ですので、手帳を使って自然と変われたということは、すごく良いことだと思います。もしかしたら、そういう意味で言うと、ヨガにもちょっと近いのかなと思ってまして。実は、僕もヨガに通っていたのですが、以前ヨガの先生から「無理しないでください。ただ、今の自分の感覚でやってくださいね」と言われました。確かに、無理のない範囲でポーズをとってみるとリラックスできるので、自然と可動域が広がっていきましたね。また自分を観察するということが、ヨガをやることによって自然とできるようになったという感覚もあります。だから、無理のない範囲で自分のペースで続けていき、自然と変化していくということは、とても本質的に大事なことなんじゃないのかなと思います。

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– やはり小さなことでもコツコツと続けていくことが大切なのでしょうね。

井上さん: そうですね。やはり、ヨガでも手帳であっても、一回やっただけで劇的な変化って起きないですよね。ヨガだったら自分の柔軟性の具合だったりとかいうものを見ていくってことが必要でしょうし、少しずつそれを積み重ねていくっていうことで、見える景色だったり、感覚っていうのが変わってきますよね。

– そうですね。では最後に、pure life diaryを通して、どういった社会を実現していきたいと思っているかお伺いできますか?

井上さん: 幸せは人によって思い描くものや大きさが違うと思いますが、自分にとっての幸せを感じられる人がもっと増えていったらと思っています。そのためのきっかけ作りの一つだったりとか、そこでつまずく時の伴走者であったり、またはお守りのような存在としてのpure life diaryで居続けられたらと思っています。

本橋さん: 僕も、まさにゴールは一緒ですね。幸せを感じられる人を増やしていきたいです。僕たちの会社は、feppiness株式会社という会社なんですが、これは、feppiness=feel(感じる)+happiness(しあわせ)をあわせた造語になります。人を幸せにすることは、僕たちができることではないと思いますが、一人一人のそれが感じられるお手伝いができたらいいと思っています。

【プロフィール】

本橋へいすけ

東京都出身。福岡県糸島市在住。大学卒業後にミュージシャン、外資系保険会社、国内大手保険の総合代理店を経てフリーランスのWEBコンサルタントとして独立。個人、自治体、法人向けにSNSマーケティングのコンサルティングや研修、講演などを行なっていた。その後WEBのみならず事業全体のコンサルティングや認知科学に基づくコーチングを提供するようになり、feppiness株式会社を創業。

井上ゆかり

東京都出身。福岡県糸島市在住。大学卒業後、飲食店での接客、ブライダルの営業、保険の総合代理店での営業事務を経て2015年7月に独立。2018年秋から内向型コンサルタントとして活動をスタートし、自身が20年間にわたりコンプレックスを感じていた内向性を受け入れられるようになった経験と独自の分析をもとに、SNSなどで「内向型を直さず生かす生き方」を発信。コミュニティ運営やカウンセリングなどを行う。現在は、『しあわせを感じられる社会をつくる』をビジョンに掲げるfeppiness株式会社で手帳事業の統括に携わる他、複数事業のプロジェクトマネジメントに従事している。

【pure life diary 2025 1月始まり A5版】

写真提供:
写真提供: feppiness株式会社

【ウェルビーイングアワード2024 モノ・サービス部門ファイナリストに選定】【手帳総選挙2024 総合6位&台湾会場1位!】

感性をみがいて自分にやさしくなれる手帳。ありたい自分・なりたい自分に自然と変化していく1年へ。「やらなきゃ」「がんばらなきゃ」に追われていつのまにか、自分の本当に大切なことがわからなくなってしまっていませんか?TO DOリストをこなす日々を抜け出して、なりたい自分から考える〈TO BE〉で自分を満たす1年へ。スケジュール管理を手放して、自分の感性や気持ち、価値観に目を向けてみましょう。1日たった3分のふりかえりだから、むりなく続きます。

公式HP: pure life diary

桑子麻衣子

1986年横浜生まれの物書き。2013年よりシンガポール在住。日本、シンガポールで教育業界営業職、人材紹介コンサルタント、ヨガインストラクター、アーユルヴェーダアドバイザーをする傍、自主運営でwebマガジンを立ち上げたのち物書きとして独立。趣味は、森林浴。

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