残布がファッショナブルに蘇る──今の空気をエシカルに捉えたブランド【ナウンレス】

環境負担が問題視されるファッション業界。そんななか、いまちょっと気になるブランドがあります。それが【NOULESS（ナウンレス）】。注目のストーリーやデザイン、そして積極的に残布やエコレザーなど環境に配慮した素材を使っているけれど、決して重厚すぎない、軽やかなモード感。さらに価格。今回はftnがいま注目する【ナウンレス】をご紹介。

身近に感じられるファッションを発信

誕生してから約1年。ファッション通だけでなく、じわじわと人気を伸ばしている【ナウンレス】は、“着る人が服を引き立たせる”をコンセプトに、手に取った人のパーソナリティが生きるデザインを展開しています。

「名前がない」という意味のブランド名らしく、あえてデザイナーや詳細などを公表せず、服そのものに注目してほしい、という想いも込められています。

時代を捉えた、エコな素材選び

作りはもちろん、そのフィロソフィーも今の時代を捉え、残布や眠っている生地を積極的に採用し、リサイクル素材、エコ素材が使われています。

大切に着たくなる、パッチワークデザイン

特にブランドを象徴するのが、パッチワークデザインのアイテム。一点一点手作業で行い、特殊なステッチでパッチワークされています。今季も端数残ってしまっている生地を用いたスカートを展開。

センタージップのデザインやミニ丈など、今を反映しつつも、手作業ならではな温もりも感じられるデザインは、長く大切に着たいと思わせてくれるはず。

エコな素材は、今を反映したヴィンテージ加工で

今季流行りのレザーアイテムも、人工レザーにさらにヴィンテージ加工を施し、年代問わず着用できるトレンド感に。オーバーなサイズ感はメンズライクにも着用でき、レースアイテムなどと合わせてレディに仕上げることも。

合わせる服を問わない絶妙なサイジングも、長く着られるポイントのひとつ。ほかにも身幅を広く取ったアイテムやマタニティでも着用できるアイテムなど、着る人を選ばない作りも特徴です。

いつ着ても今っぽい。自分が主役になれるブランド

「LIBERATIO（開放）」をテーマにした24-25AWコレクション。ファーのアウターやスウェット、レースのジャンプスーツといった流行りをしっかりと捉えたアイテムながら、季節も年代も問わないデザインが並びました。

また公式SNSではリアルな私服と合わせた着こなしを発信し、広義の意味で無駄のないエシカルなファッションを提案し、常に身近な存在であり続けています。

次シーズンも引き続き注目が集まる【ナウンレス】。全国のセレクトショップのほか公式サイトでも購入が可能となっています。ぜひ一度、【ナウンレス】の世界に足を踏み入れてみては。