1. トップ
  2. T-岡田「これぞホームランバッター」“下半身主動”のバッティングが支える村上宗隆の強さを分析<ダグアウト!!!>

T-岡田「これぞホームランバッター」“下半身主動”のバッティングが支える村上宗隆の強さを分析<ダグアウト!!!>

  • 2024.12.26
T-岡田が村上宗隆の強さを分析 ※提供画像
T-岡田が村上宗隆の強さを分析 ※提供画像

【写真】T-岡田の打撃論、バッティングルーティンを公開

12月19日に放送された野球トークバラエティ「ダグアウト!!!」(毎週木曜夜10:00-11:00、BSJapanext<263ch>)。今回のゲストは、オリックス・バファローズ一筋19年で活躍し、9月に引退試合を行ったT-岡田。MCのますだおかだ・岡田圭右を始め、オリックスファンにはたまらないトークで盛り上がった。

T-岡田が選ぶ“俺のベスト9”

最初のコーナーは“俺のベスト9”。ゲストが考える最強のベストナインを発表してもらう企画で、必ず自分をメンバーに入れてベストナインをセレクトするのがルールだ。また選出できるのは、現役選手〜自分が現役時代にプレーしていたOB選手のみとなる。

T-岡田が4番打者に選んだのは、東京ヤクルトスワローズで活躍する村上宗隆。村上を選んだ理由は、自身とプレースタイルが似ているからなのだとか。

村上は2022年に史上最年少で三冠王に輝いた名選手で、アジア人のシーズン最多本塁打記録を持っている。同じ左バッターとして、村上のことを「これぞホームランバッター」と評するT-岡田。下半身の強さを活かし、バットをしっかり“下半身主動”で振っているのがわかると分析する。

ちなみにMCの上重聡に自身を4番打者にしようと思わなかったのかと尋ねられたT-岡田は、「全く考えなかった」と語ってスタジオの笑いを誘っていた。そんなT-岡田が自分を置いた番号は、7番という意外なポジションだった。

忘れられないオープン戦での特大ホームラン

T-岡田が自分を7番に置いた理由について聞かれると、「自分で言うのもなんなんですけど…」と前置きをした上で「どこにいても…多分、チャンスでくるんで(笑)」と自信たっぷりにコメント。しかしオリックスファンの岡田はまったく否定せず、「なんか溜まったときに回ってくんのよ」とチャンスに恵まれるというT-岡田の言葉に共感してしまう。

ここぞというチャンスシーンで打順が回ってくるというT-岡田。しかし「調子が良いときってたいがい歩かされるんです。で、調子が悪いときほど回ってきて…気がついたら2ストライク…」と思うようにいかないこともあると発言し、岡田に「ちょっとやめて」と突っ込まれていた。「なんでまた回ってくるんやろって…」と重ねるT-岡田の言葉に、スタジオはさらに大きな笑いで包まれる。

その流れで上重に「一番印象に残っている打席は?」と聞かれたT-岡田。そこで挙げたのは2020年6月12日にあった阪神タイガースとの練習試合で、ジョン・エドワーズ投手から勝ち取った特大ホームランだ。

T-岡田は京セラドームでHRを打った瞬間のことを振り返り、「感触なかったんですよね」とコメント。そのときにT-岡田が放ったホームランは、京セラドーム5階席の上にある部屋まで到達。「あれがもう過去イチでしたね」と、当時の熱を思い起こす。

あとにも先にもこのホームランが一番だったというT-岡田。「あれはもう…打てないです」と笑うのだが、岡田からは「それが残念ながらオープン戦で出てどうすんねん!それがTらしいな…なんでオープン戦やねんホンマにもう」と鋭いツッコミが入っていた。

“ポテンシャル一本”と見られがちな柳田を冷静に分析するT-岡田

T-岡田が4番・村上に続く5番として挙げた選手は柳田悠岐。柳田のすごさについて聞かれると、「ギータはね、ポテンシャル一本」と答えて笑いを誘う。柳田はNPB史上初のトリプルスリーと首位打者の同時達成者。首位打者・最多安打・最高出塁打などのタイトルを獲得するなど、“ポテンシャル一本”というには華々しい活躍を見せてくれる選手だ。

もちろん「ポテンシャル一本」は冗談で、いろいろ考えているとフォローをいれるT-岡田。しかし岡田も「柳田=ポテンシャル一本」というイメージに共感するところがあるようで、来た球を自分の体の反応だけで打つような野性的な面があると分析する。

しかしT-岡田は「そう見えますけど、実際結構考えてる」「それだけじゃここまでの選手にはなれてないと思います」と柳田を改めて評価。パブリックイメージより遥かに戦略的なバッティングをする選手であることを熱く語った。

引退したばかりの選手による軽快なトーク

これまでは現役を引退してからしばらく経ったレジェンドたちが出演してきた同番組だが、今回は9月に引退試合をしたばかりのT-岡田が登場。オリックス一筋で戦ってきたT-岡田による、かなりフレッシュなエピソードが次々に明かされる。

T-岡田のちょっと天然なかわいらしいところは現役時代のイメージそのまま。「どこにいてもチャンスがくる」といったビッグマウスが飛び出したかと思いきや、直後に「調子が悪いときに限ってチャンスに恵まれる」などと愚痴をこぼす二面性もT-岡田らしいというべきか。

現役を退いたレジェンドの「名試合の知られざる裏側」といったテーマが面白いのは当然だが、“いま”のプロ野球シーンをリアルに語れる引退直後の選手の話もまた貴重。新しい切り口のトークとして、今後も新旧問わない名選手のゲスト登場が楽しみだ。

元記事で読む
の記事をもっとみる