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「手のタトゥーは兄が死んだ時間。マフィアに殺された」32歳男性が身体中に彫ったタトゥーに込めた意味

  • 2024.12.26
【写真・画像】「手のタトゥーは兄が死んだ時間。マフィアに殺された」32歳男性、身体中に彫ったタトゥーの意味 1枚目
ABEMA TIMES

南米エクアドルのジャングルでトロッコを運営する32歳男性の身体は、いたるところにタトゥーが入っている。何のデザインなのかと尋ねた番組ディレクターに、ジュセさんさんが返した答えは「兄が死んだ時間」。ひょんな会話の流れから、壮絶な過酷が明らかになった。

【映像】32歳男性の全身に彫られたタトゥー

12月21日、東野幸治とあのちゃんがMCを務める新番組『国境デスロード』#3が、ABEMAにて放送された。『国境デスロード』は、世界各国にある国境を命がけで越える人々の生活に密着する、ドキュメントバラエティ。本番組の企画・総合演出を手がけるのは、『不夜城はなぜ回る』(TBS系)で知られる、大前プジョルジョ健太ディレクター(以下、プジョルジョD)。プジョルジョDが各国の国境地帯に赴き、なぜ人々は危険を冒しながらも国境を越えなければいけないのか、その真実に体当たりで迫る番組だ。

【写真・画像】「手のタトゥーは兄が死んだ時間。マフィアに殺された」32歳男性、身体中に彫ったタトゥーの意味 2枚目
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今回プジョルジョDが訪れたのは、コロンビアとの国境近くに位置するエクアドル北部の村・アルトタンボ。密林地帯にあるこの村でプジョルジョDは、ライフル銃やナタなどを持った男たちが、次々とトロッコに乗り込む様子を目撃する。取材を進めていくと、このトロッコは地元の青年たちによって手作りされたもので、廃線となった線路を走っていることが明らかに。なお、エクアドルの鉄道は政府が運営しているが、経営難などにより、各地で多くの路線が廃線となっている。鉄道に代わる交通手段として活躍していたのが、この手作りトロッコだったのだ。

【写真・画像】「手のタトゥーは兄が死んだ時間。マフィアに殺された」32歳男性、身体中に彫ったタトゥーの意味 3枚目
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トロッコの運営者・ジュセさん(32歳)に取材交渉をすると、2つの条件が提示された。ひとつは、敬意を払って撮影すること。ふたつめは、その都度撮影して良いか、最初に確認すること。腕や顔、首など、身体のいたるところにタトゥーが入ったジュセさんが、厳しい表情で語る様子に、スタジオの東野は「なんか怖いな」と声を上げ、あのちゃんも「怖い。顔にもタトゥー。十字架が入ってる」と同調した。さらに、ジュセさんがプジョルジョDら取材スタッフにスマートフォンを向け、動画を撮影する様子も。「僕らも撮られていますよね」というプジョルジョDの声には、緊張感が漂っていた。

【写真・画像】「手のタトゥーは兄が死んだ時間。マフィアに殺された」32歳男性、身体中に彫ったタトゥーの意味 4枚目
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その後、プジョルジョDはジュセさんと共にトロッコに乗り、ジャングルの奥地へ。午後3時、ジャングルの奥に広がる集落にたどり着くと、そこで休憩することになった。このときプジョルジョDは、タトゥーの意味についてジュセさんに質問。するとジュセさんは、目の下に入った十字架のタトゥーについて「小さい頃に兄と喧嘩して、石をぶつけられたときに傷がついた。傷が十字架みたいだったからタトゥーにした」と説明。さらに、手の甲にある時計のタトゥーを指差し「これは兄が死んだ時間。マフィアに殺されたんだ」と打ち明けた。

【写真・画像】「手のタトゥーは兄が死んだ時間。マフィアに殺された」32歳男性、身体中に彫ったタトゥーの意味 5枚目
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ジュセさんが運営するトロッコは、地元住人たちの貴重な足となっている一方、マフィアにも利用されている。トロッコの線路沿いには、水俣条約によって国際的に禁止されている水銀を使用し、金を産出する違法鉱山が密集。マフィアが労働者を雇い、いたるところで違法に金を産出しているのだという。兄を殺した憎いマフィアに加担する、トロッコ運営という仕事を、なぜジュセさんは続けているのか?彼の目的、そして驚きの本職とは!?

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