皮膚の変態
大野真理子さん
美容のプロページはこちら
「美容で幸せ摑むわよ!」
美容医療との付き合い方、どうする?
隠し事なし! 美容医療座談会では本音が炸裂
川上真由美さん
もう美容医療がタブー視される時代ではないけれど、大野さんほど赤裸々に語ってくれる人はなかなかいない気が!
大野さん
NGなしでやらせてもらってます!
千紗子さん
そうなんですね、くわしく知りたいな。私、来年40歳なんですが、出遅れているかもと後悔が。大野さんはいつから?
大野さん
全然遅くないから! 私が始めたのは35歳から! レーザーフェイシャルから始めて、フォト系やハイフを。2年くらい前に脱脂をやり……とオタク魂でアレコレと。今は、導入系で潤いを保つとかレーザーでたるみを食い止める、ボトックス注射でシワを未然に防ぐという予防治療にハマってます~。
ユリさん
美容医療ファンとしては、いろんな治療を果敢にやっていて、かつ公表している大野さんの存在は心強い。私は夫も巻き込んで夫婦で“美容医療沼に”どっぷり。楽しい!
Minatoさん
うらやまし~。
大野さん
施術後、赤みやプツプツが出て、美容医療反対派の家族に言い訳するときは「肌荒れした」。ごまかせないダウンタイムがあるときは帰省するに限る(笑)。
カンナさん
上級者のみなさん、ホント肌がキレイ。美容医療さえあれば無敵なの!?
大野さん
質のいい食生活やスキンケアを続けていれば、美容医療なしでも美しさは保てるもの。ひとつの要素として捉えるのが正解!
クリニックの選び方のコツが知りたい!
(川上真由美さん 39歳)
\ 真理子様はこうする! /
まず先生の経歴を見る!
川上真由美さん
クリニックの情報がSNSなどにあふれていて、どこに行こうか迷っちゃって。
大野さん
私、SNSの情報はまったく当てにしていない。症例画像は加工できるし、有名人のコメントもタダでやってもらっているからいいことしか言ってないかもしれないから。
あずみさん
大野さんは、なんの情報を頼りに?
大野さん
信頼できる美容医療経験者の話かな。あとは先生の出身大や開業して何年とかキャリアをネットで調べて検討材料に。もうひとつ、治療にバリエが揃っていることも重要視する。知人の美容形成外科医によれば、医師の腕は差が大きくて、簡単な治療しかできない人も少なくないとか。
カンナさん
肌悩みによって先生はかえる?
大野さん
シミや毛穴などの皮膚と、たるみなどの造形を分けて考えるのが私流。皮膚は美容皮膚科医、造形は形成外科医、専門分野を深く研究している専門家に頼るのが一番!
身近なクチコミを収集する方法は?
(あずみさん 35歳)
\ 真理子様はこうする! /
自分が話せば教えてもらえる
あずみさん
大野さんのように美容医療の体験談を教えてくれる友人がいなくて……。
千紗子さん
人に聞きにくい話ですよね。
真由美さん
言い方を間違えると「顔、いじってる?」と疑う感じにもなりかねないし。
大野さん
美容医療問題は、フェアな関係をつくることが大切。隠すと誰も教えてくれないけれど、「私、アレやっているの」「これをやる予定で」とオープンにするほど、いい情報が集まるから自分のことを話してみて!
カンナさん
でも、美容医療トークで盛り上がっちゃうと、「みんながやっているから私も!」と、変な勢いがつきそうで心配も。
大野さん
私の中で美容医療は日々サボった分を取り返すための方法の一つ。だから、気になることが改善したら自信がついたり、笑顔が増えるかも、と思う治療だけやるようにしていて。今、美容医療は一大トレンドになっているからやるほうがいいみたいな風潮があるけれど、そんなことはない。きちんとリスクとも向き合ってから考えることが大切だと思う。
どの施術をするか迷ってしまいます
(ユリさん 30歳)
\ 真理子様はこうする! /
メニューよりも悩みを話すべし
ユリさん
SNSなどで美容医療情報を掘りまくっては、どれをやろうかな、と考えていて。
あずみさん
新しい治療もどんどん出てくるし、私に合うのはどれなの?と悩んじゃう。
大野さん
みんなは、自分で治療メニューを決めてから美容クリニックに行くの? 私は、いつもノープラン。信頼している医師に「私の顔に今必要なことを全部教えてください!」って感じで託している。だって、なかにはもっと合う治療があるのに、それを指摘せずに言われるがままの医師もいるから。
カンナさん
勉強になる! 割引クーポンなどを優先して治療を選ぶなんて言語道断ですね。
ユリさん
大野さんが予想もしなかった治療を提案されたらどうするのか、気になる!
大野さん
信頼している先生なら受け入れる。そうやって出合ったいい治療がたくさん!
ユリさん
私は、一旦持ち帰ります。そして、自分で調べまくって納得したら受けるかな。
大野さん
疑問を抱えたままにしないのは大切!
継続している施術のやめどきに悩んでます
(Minatoさん 32歳)
\ 真理子様はこうする! /
“楽しい”と思えなくなったら即やめる
ユリさん
毎日、次やる治療を探すのが日課!
Minatoさん
私はADMという皮膚の深部の色素沈着の治療をしているけれど、やってもやっても色素が湧き出てくるから治療をやめられない! 強迫観念に近い感じもあって、やめどきが難しくて。
大野さん
たしかに、美容医療は課金すればどこまでも顔も肌も変えられるから、終わりがない。だからこそ注意が必要なのよね。
ユリさん
どうしたら“ちょうどいい”が保てるんだろう。大野さんの考えを知りたい!
大野さん
顔は人の心を映す名刺! 人に与えたい印象を考えて治療に取り組むというのが私が冷静でいるための方法かな。でも、価値観は人それぞれ。仕上がった自分を誇りに思えるなら、人がどう言おうと気にしなくていいと思うの。結局は、美容医療が楽しいかどうか、それに尽きると思う。悲しさと紐づくならリスクが大きすぎるから、軌道修正するなり、卒業するなり、考えなきゃな、と。
撮影/伊藤泰寛 ヘアメイク/小澤桜(大野さん) 取材・文/金子優子