1. トップ
  2. 愛犬の死にショックを受けていた家族が、数日後に“ニューフェイス”をお迎え 不思議な夢枕の話に「間違いねぇ!帰ってきたんだ!」の声【作者インタビュー】

愛犬の死にショックを受けていた家族が、数日後に“ニューフェイス”をお迎え 不思議な夢枕の話に「間違いねぇ!帰ってきたんだ!」の声【作者インタビュー】

  • 2024.12.26
『亡くなった愛犬と夢枕』より 画像提供/みつつぐさん
『亡くなった愛犬と夢枕』より 画像提供/みつつぐさん

【漫画】死んでしまった愛犬が「帰ってきたよ」奇跡のめぐりあわせに「ワンダフルライフ」「うちの子も帰って来て欲しい」の声

コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は「カドコミ」にて掲載されている『いつもきみのそばに』(KADOKAWA刊)の第1話『亡くなった愛犬と夢枕』を紹介する。作者のみつつぐさんが、2023年1月24日にX(旧Twitter)に本作を投稿したところ、4.1万件を超える「いいね」やコメントが多数寄せられた。本記事では、みつつぐさんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについて語ってもらった。

ジョンが亡くなって間も無いのに…“ジョンJr”を迎えた理由

『亡くなった愛犬と夢枕』より 画像提供/みつつぐさん
『亡くなった愛犬と夢枕』より 画像提供/みつつぐさん

このお話をみつつぐさんに話してくれた人は、毎日決まった時間に家の前を通る老犬ジョン(15歳)とお兄さんをよく見ていた。ジョンは歩き方はヨロヨロで、体つきはヨボヨボ。またジョンは耳が遠く、他の犬に吠えられても気づかない。そんなジョンに合わせて、飼い主のお兄さんはとてもゆっくり歩いていることが多かった。

しばらく時が経って、母親から「ジョン、この間死んでしまったみたい」と言うことを聞いた投稿者さん。ジョンの家のお兄さんも、お母さんも落ち込んでしまっているようで「別れが悲しいからもう犬は買いたくないわ」と思っているとこぼしていたそうだ。

しかしその数日後、かつてジョンを散歩していたお兄さんが、犬の散歩をしているところを見かけた。家に帰って母親に「あそこのお家新しい子犬飼ったのね」と聞くと、「ああ」「ジョンJrよ」という反応が。

続けて「お兄さんの夢にジョンが出てきてね」「買うことになったんですって」と、母親は驚くべきことを話しだした…。

この漫画を読んだ人たちからは、「ちょっとイイ話」「間違いねぇ!帰ってきたんだ!」「泣いた」「ワンダフルライフ」「うちの子も帰って来て欲しい」など、多くのコメントが寄せられている。

“日常と非日常の境目”を意識して描かれるみつつぐさんの作品

『亡くなった愛犬と夢枕』より 画像提供/みつつぐさん
『亡くなった愛犬と夢枕』より 画像提供/みつつぐさん

――『死んだ飼い犬が会いに来てくれた話』を初めて聞いたときの率直な感想を教えてください。

その時は不思議な話を漫画にするつもりも無かったので特に創作心へのフックもなく『良い話だな』と思いました。地元の駅前で子犬の譲渡をしているのは珍しくて犬好きだったので次は見てみたかったな〜とかどちらかと言えばそちらの方面の方を緩く思っていました。譲渡の人はその後は一度も見かけず本当にあの時だけの出来事だったようです。

――飼い主を気遣う言葉をかけた時の、犬の表情が非常に印象的でした。お話を寄せた方からはこの点について、なにかお話がありましたか?

犬の表情については聞いた話から想像を膨らませながら描きましたがそう感じていただけたのはとても嬉しいです。

――本作について特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。

お兄さんと犬が散歩しているシーン散歩で家の前を通っていたのをよくみかけていたので漫画を見ると懐かしくなります。

――みつつぐさんの作品は「不思議だけど怖くない」タイトルが多い印象です。描く際に気をつけていることなどがあれば教えてください。

エックスは怖い漫画を見る事を是としない人も目に飛び込んできてしまうので怖い描写はなるべく描かない様にはしています。

――なかにはオチこそほっこりしていても、恐ろしいモヤモヤが残る作品も描かれています。しっかり怖く描くときのテクニックなどがあれば伺えますでしょうか。

日常と非日常の境目の様な物は意識しています。実際そんな不思議な状態に出会っても第三者が聞けば不思議と思う事も接触した当人は流してしまいがちなので聞く時は淡々としてます。

――世の中には意外に多くの方が不思議な体験をしているとわかります。数多くのタイトルを漫画にするなかで、特に印象に残っているエピソードがあれば教えてください。

1番最初のカエルの話は漫画を描くきっかけになった話なので思い入れは強いかもしれません。

――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!

これからもゆるゆる続けていけたら良いなと思っていますのでよろしくお願いいたします。

元記事で読む
の記事をもっとみる