「三笘薫に匹敵する知名度」のJリーガー、中国の国営放送局が引退試合を報じる

Text by 編集部補佐

21日にNACK5スタジアムで実施された元日本代表GK南雄太の引退試合。試合中には2004年に柏レイソル対サンフレッチェ広島で発生した南の『伝説のオウンゴール』を再現し、試合は大盛り上がりの様相を呈した。

2004年のオウンゴールは海外でも広く拡散されており、自身もX（旧Twitter）で「昨年引退が決まってから中国のメディアから取材されたのですが、あのオウンゴールで中国でわたくしは三笘選手と同じくらい有名だとその時の記者に言われた」と語るほどの海外での知名度を誇る南。当然、引退試合も海外で大きく報じられた。

中国メディア『直播吧』は上記の「三笘選手と同じくらい有名」発言にも言及しながら引退試合について「南雄太は当時の自身の「奇跡」を再現した」と報道。

また中国メディア『春日侃娱』は「かつてあのオウンゴールでサッカー界の“笑い者”となったこのゴールキーパーが、今日同じような形でその輝かしいキャリアに別れを告げることになるとは誰が想像しただろうか。恥や失敗を経験しながらも、冷静にコートに立ち、観客とこの瞬間を共有できる人がいるだろうか？南はそれをとても上手にやった。彼は本当に素晴らしかった」とこの引退試合について、賛辞を送っている。

そして、なんと中国の国営放送局『中国中央电视台（CCTV）』までもがこの引退試合を報道。2004年の試合と今回の引退試合の2つのオウンゴールの映像を放送した。

どうやら「三笘薫に匹敵する知名度」という中国人記者の発言は本当のようだ。