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【大掃除のコツ】無理のない手順で快適に過ごすには

  • 2024.12.27

2024年も残すところあと少し。新年を気持ちよく迎えるために済ませておきたいのが年末恒例の大掃除です。スムーズに進めるための手順や掃除術をまとめました。

冬の掃除はメリットがたくさん!

年末大掃除は寺社で行われていた「煤払い(すすはらい)」に由来します。寒い冬の掃除は大変そうにも思えますが、雑巾がけや拭き掃除などで体を動かしているうちにポカポカとあたたまるのは冬の掃除のメリット。冷たい水を使うのはつらいので、ぬるま湯を使うとよいでしょう。ぬるま湯だと汚れ落ちもよくなります。

空気が乾燥する冬はほこりが舞いやすいほか、暖房器具や加湿器の影響でカビやダニが発生することもあります。大掃除で汚れを取り除き、冬を健康に過ごしましょう。

年末大掃除の手順

年末大掃除をスムーズに進めるための手順をまとめました。

早めに計画を立てる

時間にゆとりを持って大掃除に取り組むために、早めに計画を立てましょう。
年末大掃除のやり方は、
● 一日で終わらせる
● 何日かに分ける(12月の各週末に行うなど)
● 家事代行に外注する(一部または全体の掃除を依頼する)
などの方法があります。
12月は何かと慌ただしい時期。無理なくできる方法を決めましょう。

チェックリストをつくる

大掃除の日程を決めたらチェックリストを作りましょう。掃除場所と実施日、家族で分担する場合は担当者を決めて一覧表にまとめると、一目で把握できるのでおすすめです。

ゴミの収集日を確認する

年末年始はゴミの収集がお休みになります。大掃除で発生したゴミを出せないまま年越しをするのはなるべく避けたいもの。年末年始の休業日は地域によって異なるので、お住まいの地域のゴミ収集日を確認しておきましょう。

掃除道具を用意する

掃除道具を事前にそろえておくと当日の掃除がスムーズに進められます。

洗剤をそろえる
油や皮脂などの汚れにはアルカリ性の「重曹」や「セスキ炭酸ソーダ」、水垢や尿などの汚れには酸性の「クエン酸」や「お酢」が適しています。また、「酸素系漂白剤」は衣類のシミ抜きだけでなく掃除にも使えるので重宝します。

身近なアイテムも活用
掃除には身近なアイテムも使えます。使い古した衣類やタオルは小さく切って雑巾代わりに。使い捨てにすることで雑巾を絞る手間が省けます。新聞紙のインクは汚れを落とす効果があるので、湿らせて窓ガラスや鏡を拭くときれいになります。使い古した歯ブラシは、排水口など細かい場所の掃除に便利です。

マスクや手袋も忘れずに
健康を守るアイテムも忘れずに。ほこりや菌、ウイルスを吸い込まないためにマスクを、直接触らないために掃除用手袋を準備します。掃除用手袋は水仕事が多い人がなりやすい「手湿疹(主婦湿疹)」を防ぐうえでも有効です。

大掃除に向けて断捨離する

大掃除の前におすすめなのが断捨離です。大がかりな断捨離は時間がかかりますが、たとえば、コンビニでもらったお手拭きや期限切れのクーポンなど、不要なものを「1日3個捨てる」などの小さな取り組みでもOK。ものが減ることで掃除がラクになります。

場所別・効果的な掃除術

普段はなかなか手をつけられない場所の効果的な掃除術をご紹介します。

レンジフード(換気扇)

レンジフード(換気扇)の油汚れには重曹が役立ちます。

1. 取扱説明書に従ってレンジフードからフィルターを取り外す。
2. 容器にフィルター、50度くらいのお湯、重曹を入れて30分つけ置きする。
3. レンジフード本体を掃除する。重曹水(水またはお湯100mLに小さじ1の重曹を溶かしたもの)に浸して絞った雑巾で拭き、仕上げに水拭きする。
4. つけ置きしたフィルターを洗う。スポンジや歯ブラシで汚れをこすり落としてから水洗いし、乾かして戻す。

冷蔵庫

冷蔵庫は中の食品をすべて取り出してから掃除します。

1. 食品をクーラーボックスなどに保冷剤とともに入れて、一時的に保管する。
2. 冷蔵庫のパーツのうち、トレイやドア棚、給水タンクなど、取り外せるものは取り外して水洗いする。汚れが落ちにくいときは台所用中性洗剤を薄めて洗い、水気をよく拭いてから戻す。
3. 冷蔵庫の庫内と外側、天面は水拭きが基本。汚れがひどいときは台所用中性洗剤を薄めて使い、その後水拭きをしてから拭きする。

網戸

網戸はフロアワイパーを使って簡単に掃除できます。

1. フロアワイパーにウェットシートをつける。
2. 汚れの少ない網戸の内側から、上→下の順に掃除する。まずワイパーのヘッドを横向きにして縦方向に拭く。次にワイパーのヘッドを縦向きにして横方向に拭く。
3. 同様の手順で網戸の外側も拭く(外側からの掃除が難しい場合は内側のみ掃除する)。

お風呂場

浴室は上から下の順に掃除します。

1. 換気扇のフィルターを外して、容器にフィルター、40度くらいのお湯、浴室用中性洗剤を入れて10分置き、水洗いして乾かす。
2. 換気扇は軍手をはめた手で拭くと汚れが落としやすく簡単に掃除ができる。
3. 浴室内の掃除は浴室用中性洗剤とスポンジを使って天井→壁→浴槽の順にこすり、シャワーで流す。
4. 排水口は重曹とクエン酸をふりかけてスポンジや歯ブラシでこすり、水洗いする。

※カビは酸素系漂白剤で落とせますが、クエン酸などの酸性洗剤が混ざると有毒ガスが発生します。そのため、カビ取りは水あか汚れの掃除と別の日に行うと安全です

完璧を目指さない

年末大掃除は完璧を目指さないことも大切。すべての汚れを落とせなくても、予定していた終了時間が来たら一旦終わりにしましょう。頑張り屋の人や、大掃除に前向きな人ほど完璧を目指しがちですが、隅々までプロのように仕上げるのはなかなか難しいものです。

別の日に改めて掃除をするほか、難しい作業はハウスクリーニングに依頼するのも手です。大掃除に取り組んだ自分や家族をいたわり、気持ちよく新年を迎えましょう。

(まとめ)
年末大掃除は早めに計画を立てて、掃除道具を準備してから行うとスムーズです。家族で分担する、状況に応じて業者に依頼するなど、無理のない計画を立てましょう。

構成・文/大人のおしゃれ手帖編集部 画像協力/PIXTA
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この記事を書いた人

大人のおしゃれ手帖編集部

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