1. トップ
  2. マフィアや違法労働者を運ぶトロッコを運営も…全身タトゥーの32歳男性の意外な本職に驚き「悪い人のリーダーかと…」

マフィアや違法労働者を運ぶトロッコを運営も…全身タトゥーの32歳男性の意外な本職に驚き「悪い人のリーダーかと…」

  • 2024.12.25
【写真・画像】マフィアや違法労働者を運ぶトロッコを運営も…全身タトゥーの32歳男性の意外な本職&目的に驚き 1枚目
ABEMA TIMES

全身にタトゥーが入ったコワモテの32歳。ジュセさんと初めて出会ったとき、彼はマフィアや違法労働者が利用するトロッコの運営者として、取材班の前に現れた。しかし取材を進めていくと、「怖そうな人」という第一印象は真逆のものに。やがて明かされたジュセさんの意外な本職、そしてトロッコ運営の真の目的とは……。

【映像】「悪い人のリーダーかと…」コワモテ男性の本職

12月21日、東野幸治とあのちゃんがMCを務める新番組『国境デスロード』#3が、ABEMAにて放送された。『国境デスロード』は、世界各国にある国境を命がけで越える人々の生活に密着する、ドキュメントバラエティ。本番組の企画・総合演出を手がけるのは、『不夜城はなぜ回る』(TBS系)で知られる、大前プジョルジョ健太ディレクター(以下、プジョルジョD)。プジョルジョDが各国の国境地帯に赴き、なぜ人々は危険を冒しながらも国境を越えなければいけないのか、その真実に体当たりで迫る番組だ。

【写真・画像】マフィアや違法労働者を運ぶトロッコを運営も…全身タトゥーの32歳男性の意外な本職&目的に驚き 1枚目
ABEMA TIMES

今回プジョルジョDが訪れたのは、コロンビアとの国境近くに位置するエクアドル北部の村・アルトタンボ。密林地帯にあるこの村で、プジョルジョDは複数のトロッコを目撃する。取材を進めていくと、トロッコは地元の青年たちによって手作りされたもので、廃線となった線路を走っていることが明らかに。なお、エクアドルの鉄道は政府が運営しているが、経営難などにより、各地で多くの路線が廃線となっている。鉄道に代わる交通手段として活躍していたのが、この手作りトロッコだったのだ。しかしトロッコの利用客の中には、マフィアや違法労働者も含まれている。トロッコの線路沿いには、水俣条約によって国際的に禁止されている水銀を使用し、金を産出する違法鉱山が密集。マフィアが労働者を雇い、違法に金を産出しているのだという。

【写真・画像】マフィアや違法労働者を運ぶトロッコを運営も…全身タトゥーの32歳男性の意外な本職&目的に驚き 2枚目
ABEMA TIMES

冒頭で触れたジュセさんは、トロッコ運営の中心人物の1人。その日の仕事を終えると、取材班を自宅に案内してくれた。アルトタンボの村では、簡素な木造の家が建ち並ぶ様子も見られたが、ジュセさんの自宅は大きく立派な豪邸。外観を見たスタジオの東野は「うわ、でか!綺麗!」と驚きの声を上げた。ジュセさんはこの家で、妻と2人の娘と暮らしている。

【写真・画像】マフィアや違法労働者を運ぶトロッコを運営も…全身タトゥーの32歳男性の意外な本職&目的に驚き 3枚目
ABEMA TIMES

そして自宅での取材で、ジュセさんの本職が明らかになった。草刈りやドライバーなど、これまでさまざまな仕事を経験してきたジュセさん。ほかの多くの村人たちと同じように、鉱山で働いたこともあるという。しかし現在の本職は、村のガイド。「自分が作ったこの村の動画をYouTubeにアップして、それを見た観光客が来てくれる。その人たちのためにツアーガイドをやっている」とのことだった。4年前からPR動画をSNSに投稿し始め、現在の総フォロワー数は200万人以上に。SNSで得た収益は、トロッコの運営仲間にも還元しているのだそうだ。

ジュセさんはなぜ、ガイドになる道を選んだのか。そこには、多くの人が違法鉱山で生計を立てる現状を変えたいという、強い想いがあった。「この一帯での金の採掘方法は、違法な水銀を使い、環境を汚染している。だからそんな金は大嫌い」。違法鉱山への嫌悪感を、あらわにしたジュセさん。「本当は違法労働者にトロッコを使ってほしくない。観光業に使ってほしい」というのが、ジュセさんの本音だ。

【写真・画像】マフィアや違法労働者を運ぶトロッコを運営も…全身タトゥーの32歳男性の意外な本職&目的に驚き 4枚目
ABEMA TIMES

YouTubeを始めた理由も、この地を訪れる人を1人でも多く増やしたいから。ジュセさんは「この村を観光地にして、世界中の人に来てもらいたい。そして違法鉱山で働いている人が、観光業で生活できるようになってほしい」と願いを語り、さらに「きみたちが今回取材したことで、多くの観光客がやってくる。それがここに住む人たちの支えになる」とプジョルジョDに感謝する場面もあった。

【写真・画像】マフィアや違法労働者を運ぶトロッコを運営も…全身タトゥーの32歳男性の意外な本職&目的に驚き 5枚目
ABEMA TIMES

番組最後のスタジオトークで、東野は「めちゃめちゃいい話」としみじみ。なお、ジュセさんはプジョルジョDを自宅に泊め、就寝時には洋服を貸すなど、とても親切に接してくれた。しかし、東野は「悪い人のリーダーを見る回かなって勝手に思っていた」と、当初はジュセさんに悪いイメージを持っていたことを、申し訳なさそうに告白。あのちゃんも「先入観はよくない」と反省していた。

元記事で読む
の記事をもっとみる