ステーキ肉で作るから、失敗知らず！『簡単ローストビーフ』のレシピ／動画あり

ひとが集まる年末年始、ぴったりのごちそうで素敵なひとときをさらに華やかにしませんか？

人気料理家・藤井恵さん直伝の『ローストビーフ』は、かたまり肉を使いません。ステーキ肉を使用するので、断然安上がりに！美しいロゼ色の断面と、口の中でとろけるような肉の旨みが絶品です。

火入れの極意をマスターして、特別な一品をお楽しみください！

『ロゼ色ローストビーフ』のレシピ

材料（4人分）

国産牛もも肉（ステーキ用・厚さ2cmのもの）……2～3枚（約400g）
重量よりも厚みが大事。2cmのものをゲットして！

玉ねぎの薄切り……1/4個分（約50g）
にんにくの薄切り……2かけ分
ブランデー（または白ワインか酒）……大さじ1

〈つけ合わせ〉※
貝割れ菜のざく切り……1パック分
万能ねぎの斜め薄切り……4本分
しょうがのせん切り……2かけ分

〈ソース〉
しょうゆ……大さじ1と1/2
みりん……大さじ1と1/2
水……大さじ1と1/2

塩
こしょう
オリーブオイル
練りわさび

※すべて水にさっとさらし、水けをきる。

作り方

（1）牛肉の表面を焼く
牛肉は焼く30分～1時間前に冷蔵庫から出して室温にもどし、焼く直前に塩小さじ1/2、こしょう少々を全体にふる。フライパンにオリーブオイル大さじ1/2を入れて弱火にかけ、3～4分温める。強めの中火にして肉を並べ入れ、ときどきフライパンを揺すりながら1分30秒ほど焼く。こんがりとしたら裏返し、同様に1分30秒ほど焼く。

高温で表面を一気に焼き、うまみを閉じこめます！

（2）牛肉を蒸し焼きにする
玉ねぎとにんにくを加え、牛肉をのせるようにする。ブランデーを回しかけてふたをし、弱火で2分ほど蒸し焼きにする。

菜箸で肉の中心を押してみて、押し返されるような弾力を感じられればOK。

弾力がなければ30秒～1分追加を！

（3）ホイルで包み、余熱で火を入れる
牛肉の汁けをきり、熱いうちにアルミホイルで包んで20分ほどやすませる。肉を焼いたフライパンにソースの材料を加え、中火にかけて玉ねぎ、にんにくとよく混ぜる。ふつふつとして少しとろみがついたら火を止める。

牛肉はコンロの横など、温かい場所に置いて。余熱後、アルミホイルを開くと肉汁が！ これもうまみなので捨てずに、ぜひソースにたしてくださいね。

仕上げ

包丁を寝かせるようにしながら、牛肉を幅5mmのそぎ切りにする。つけ合わせとともに器に盛り、練りわさび適宜とソースを添える。

保存方法

牛肉はラップにぴっちりと包みなおし、保存袋へ。ソースは別の保存容器に入れ、ともに冷蔵庫で保存して。冷蔵庫で3～4日保存OK！

輸入牛で作るときは一晩マリネして！

国産牛に比べて脂肪分の少ない輸入牛は、「マリネ」してから焼くのがおすすめ。玉ねぎの薄切り50g、レモン（国産）の薄い輪切り1/2個分、塩大さじ1、こしょう少々、水2カップを混ぜたマリネ液に一晩漬けると、肉が柔らかくなり、特有の臭みも抑えられます。ペーパータオルでマリネ液をぬぐってから、上記と同様に焼いて（玉ねぎは作り方（2）で使う）。練りわさびの刺激を加えた濃厚なクリームチーズ※がよく合いますよ。
※クリームチーズ30g（電子レンジ600Wで20秒加熱）に、牛乳小さじ1、練りわさび小さじ1、塩少々を混ぜて。

『ロゼ色ローストビーフ』のレシピを動画でチェック！

ごちそう感あふれるローストビーフが食卓に登場すれば、場が盛り上がること間違いなし！
口の中で広がる上質な肉のうまみは、まさに感動級ですよ。