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意外に間違える人が多いかも!「4/7+2/9」→正しく計算できる?

  • 2025.2.13
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大人になってからは滅多に計算しない分数の足し算に挑戦してみましょう。

整数の計算なら足し算が最も簡単ですが、分数では足し算は比較的解きにくい問題になります。

どんな手順で解いていかないといけなかったかをしっかり復習します。きっと懐かしいワードも登場してきますよ。

問題

次の計算をしなさい。
4/7+2/9

一番やっていけないのは、分母同士と分子同士を足し合わせることです。

解説

この問題の答えは「50/63」です。では早速、分数同士の足し算を計算する方法を復習していきましょう。

分数同士の足し算
・分母をある数に揃える。
・分母はそのまま、分子のみ足し算を行う。
・最後に約分をできるなら約分する。

この計算過程の中で最も難しいのは、分数をある数に揃えるというところです。これを通分といい、最小公倍数を求めることが必須でした。

最小公倍数の求め方
・最小公倍数とは、共通する倍数の中で最小のもの。
・大きい数の倍数を小さい数でも割り切れるかどうか調べて、初めて割り切れたものを最小公倍数とする。
・二つの数の共通の約数が1だけの場合は、その二つの数を掛け合わせたものを最小公倍数とする。

今回は、7と9の最小公倍数を調べる必要があります。これらの共通の約数は1だけなので7×9‎ = 63が最小公倍数となります。

あとは通分をして計算していきましょう。

4/7+2/9
=36/63+14/63
=50/63

これ以上約分できないことを確認してから計算完了としましょう。

まとめ

分母が揃っていない分数同士の足し算を計算しました。

計算過程でやらないといけない「通分」や通分をするために求める「最小公倍数」など懐かしいワードが飛び出て来たのではないでしょうか。

最後には約分できないかどうかを確認することにも注意しておきましょう。

※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法を持つものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。



文(編集):うおうお

数学の教員免許を所持。個別指導・集団指導の学習塾で数学の講師として小学生から高校生までの指導や、小学生の宿題指導を通して算数の魅力を深堀して楽しく伝えている。現在は民間学童保育所で放課後児童支援員として勤務しながらフリーランスで受験指導もしている。