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病院で…看護師「目の前にいるのになんで?」→思わず爆笑した“患者の行動”にクスッ!

  • 2025.1.12
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

病院で困った時はナースコールを押せば看護師さんがすぐに来てくれる、という認識も間違いではないですが、患者さんのなかにはナースコールの間違った使い方をして、看護師さんたちを困らせてしまうこともあるようです。

カニ(@awabba_office)さんが、勤務先の病院で「信じられない場面」に遭遇した時の事をX(旧Twitter)に投稿し、注目を集めています。

いったい、どんな場面だったのでしょうか?

気になる投稿が、こちら!

盛りすぎだと思っていた話が自分の目の前で起こると、人は爆笑してしまうんですね!

なぜこの患者さんは、看護師さんが目の前にいながらナースコールを押し続けていたのでしょうか?今回のエピソードを投稿された、カニさんに詳しくお話をお伺いしました。

部屋に着いても鳴らされ続けるナースコール

ーーーとても興味深いエピソードでした。病院でお勤めの際の出来事でしょうか?

「私の勤務先は精神科病院なんですが、対象の患者さんは認知症があり精神科と言えど身体科と状況はそんなに変わりません」

ーーー認知症の患者さんを担当していらっしゃるんですね。この時、患者さんがナースコールを押していた理由について教えてください。

「患者さんは、起き上がるのに手を貸してほしい、という希望だったかと思います。訪室してどうしましたか?と声かけると、こちらに気付き『あら~』と言いながらナースコールを握りしめ、再度ナースコールを連打しているので爆笑したって経緯ですね

ーーー患者さんは認知症ゆえの行動でしょうか…。ナースコールを押し続ける患者さんとはこのあとどんな会話をされましたか?

『おいおいおい』って声が出たような記憶もあります

ーーー思わずツッコミの声が出てしまうのも分かります…!

患者さんに理解してほしいこと

この時カニさんは、認知症である患者さんにナースコールの使い方について、以下のように説明したそうです。

・ずっと押し続けなくてもちゃんと看護師が来ること
・たくさんの患者さんがいるから待たせてごめんなさい(人手不足で患者さん60人に看護師3人)
・でも今までもちゃんと来たし、これからもちゃんと来ること
・そこにずっとナースコールを押されたら看護師は焦ってしまい、事故を誘発するリスクがあること

これらを伝えたうえで、患者さんの手からナースコールを外し、要望通りに起き上がるお手伝いをしたとのこと。

患者さんにとっては1回呼んだだけであっても、看護師さんたちにとっては何人もの患者さんから日に何度も呼び出されていては、対応が大変ですよね。他にも仕事がたくさんあることを考えると、とても負担が大きいでしょう。

看護師さんの人数がまったく足りていないなかで、患者さん一人ひとりと向き合って対応するカニさんや看護師さんたちに、常に感謝の気持ちを持ちたいですね。

病院側の課題も

病院側の工夫についても教えていただきました。

ーーー患者側も、ナースコールの使い方をしっかりと理解する必要がありますね。

頻繁にコールする方は結構いるのですが、そういう方に限って急を要するものではないんですよね…」

ーーー日々の仕事をこなすなかで、ナースコールに追われる看護師さんたちの大変さが想像以上であることが伝わってきます…!

「ただ、コールが鳴っていても無視して書類仕事している看護師もいないわけではないので、あえてコール音を大きくしたりしてますが、結局動く人は動くし動かない人は動きません

ーーーコール音を大きくするなどの工夫もされているんですね。他業務もこなすなかでの患者対応や判断の難しさを改めて感じるお話をありがとうございました。

「長々と愚痴みたいになってしまいすみません」と話すカニさんから、現場での過酷さを垣間見た気がします。

看護師さんたちが、どれほど患者のために日々頑張ってくれているのかを忘れずにいたいですね!



取材協力:カニ(@awabba_office)さん