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Jリーグ名門移籍を決めた25歳、古巣サポーターへ異例の“提言”「僕がこんな事を言うなんて失礼かもしれませんが…」

  • 2024.12.25
Jリーグ名門移籍を決めた25歳、古巣サポーターへ異例の“提言”「僕がこんな事を言うなんて失礼かもしれませんが…」
Jリーグ名門移籍を決めた25歳、古巣サポーターへ異例の“提言”「僕がこんな事を言うなんて失礼かもしれませんが…」

Text by 奥崎覚(編集部)

ジェフユナイテッド千葉は25日、FC東京から品田愛斗が完全移籍で加入し、2025シーズンもプレーすることが決まったと発表した。

品田は1999年9月19日生まれの25歳。小学生時代からFC東京のアカデミーで育ち、2018年にトップチームへ昇格したがなかなか出場機会に恵まれず。

プロ6年目の2023年にヴァンフォーレ甲府へ期限付き移籍すると、今季も3月に千葉へ期限付き移籍。終盤戦は中盤で欠かせない存在となり、J1昇格争いの中で大きな存在感を放った。

この冬の動向が注目されていたなか、品田は千葉への完全移籍を決断。古巣となるFC東京への“メッセージ”も込められた本人のコメントは以下の通り。

ジェフユナイテッド千葉公式

「来シーズンから完全移籍することが決まりました。また自分の力を必要としてくれたこと、そしてジェフの一員として戦えることを本当に嬉しく思っています!真っ黄色のフクアリでプレーするのを楽しみにしています!必ずJ1へ行きましょう! WIN BY ALL!」

FC東京公式

「このたび、ジェフユナイテッド市原・千葉に完全移籍することになりました。

簡単な決断ではありませんでした。考えられるすべての視点やいろいろな方の思いも含めて考えました。千葉でプレーしたいという思いが一番ですが 、現状を踏まえてこうするしかないと思うという話はさせてもらいました。もちろん今シーズンの自分が積み上げたものには自信もありましたし、戻ってもやれるという自信もあります。ですが、足りないものがあることも自分で理解しています。

今は文面では伝えきれない、たくさんの思いがありますが、その中でも大きいのはここまで結果を残せなかったみなさんへの申し訳ない気持ち、悔しい気持ち、愛するクラブを離れる寂しい気持ちです。

東京には期限付き移籍の期間を含めて7シーズンも在籍していましたが、何も残せなかった僕がこんな事を言うなんて失礼かもしれませんが、もっと東京には強くなってほしいので伝えさせていただきます。ヴァンフォーレ甲府、ジェフユナイテッド市原・千葉でプレーをさせてもらって、ファン、サポーターのみなさまのチームへの寄り添い方でチーム、選手は成長するし、強くなるし、100%以上のパワーが出るものだと改めて感じました。

もちろん今でも、十分に選手たちの力になってくれていると思いますし、選手とファン・サポーターにはある程度の距離があるので、難しいことが多いことも理解しています。優しくすれば良いものではありませんが、辛い時の後押しこそ、やはりこの人たちのために頑張ろう、勝とうと思えます。当たり前の存在だと思ってしまうのはダメですが、良くない時でも最後には後押しをして選手に前を向かせてほしいです。

これはきっと東京から離れていく選手だからこそ言えることだと思います。東京がもっと強い素晴らしいクラブになっていく過程に自分がいれないのは残念ですが、僕はまた必ず戻ってきたいと思っています。アカデミー、スクール、期限付き移籍の期間を合わせて約16年間本当にありがとうございました」

プロ4年目の2021年には、石川直宏や橋本拳人がつけた背番号18を自らの意志で受け継いだ品田。

甲府と千葉への期限付き移籍を経験したことで、長くFC東京とともに歩んできた彼だからこそ感じる部分があったようだ。

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