1. トップ
  2. 恋愛
  3. 日本で変人扱いされた日本代表選手、海外で感じた日本人的美徳が孕む危うさ「日本では鬱病が…」

日本で変人扱いされた日本代表選手、海外で感じた日本人的美徳が孕む危うさ「日本では鬱病が…」

  • 2024.12.25
日本で変人扱いされた日本代表選手、海外で感じた日本人的美徳が孕む危うさ「日本では鬱病が…」
日本で変人扱いされた日本代表選手、海外で感じた日本人的美徳が孕む危うさ「日本では鬱病が…」

Text by 井上大輔(編集部)

名古屋グランパスからポーランド1部レギア・ワルシャワへの完全移籍が決まった森下龍矢。

27歳の森下は今年1月にレンタル移籍でレギアに加入すると、今季中盤にコンバートされブレイクを果たした。

また、その明るいキャラクターでポーランドでも愛される存在になっている。その森下はクラブ公式インタビューで様々な話題について語ったが、こんな話もしていた。

「正直言って、最初は簡単ではありませんでした。まったく違う環境、文化、習慣、振る舞い。

慣れる必要がありましたが、特にレギアの人々から多くのサポートを受けました。ポーランドにはいろいろな面で驚かされました。すぐに印象に残ったのは、ポーランド人のオープンさです。日本ではあまり見られません。

(日本に住む多くの人々の感情の抑制はどこから来るのか。多くの人が喜びと笑顔を連想する国には、実は第二の顔があるのですか?)

難しいテーマですね。もちろん、すべては人によって違います。

でも、日本ではうつ病の問題が常に大きくなっています。私たちの国では感情を隠すことが美徳とされています。それは日本文化に定着した一種の美学です。日本人は自分の中にあるネガティブな思いを抑え込み、一種の仮面で隠しています。観光客や外国人に対するオープンさは、場合によっては単なる人為的なものにすぎません。

全員を代弁するつもりはありませんが、このような作用は多くの人に破壊的な影響を与える可能性があります。僕は人生を最大限に楽しみたかったので、日本では変人だと思われていました」

ポーランドでは日本にはあまりないような開放感を感じたようだ。

また、森下は「アウシュヴィッツに関するドキュメンタリーで多くのことを考えさせられました。ポーランド人がいかに強く、祖国のためにどれほどのことをしたかがわかります」とも語りつつ、自分が生まれ育った故郷への恩義から、引退後には政治の世界に興味があるとも述べていた(彼は静岡県掛川市出身)。

元記事で読む
の記事をもっとみる