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片付けのプロが回答!「ついつい服を増やしてしまう」「似合う服が分からない」の解決策

  • 2024.12.25

もったいない、捨てられないは幻想!?今の私に必要な服の見分け方

ついつい増やしてしまいがちな衣類。クローゼットはパンパンで部屋のあちこちに衣類が散乱。「整理しなきゃ」と分かっているけれど、なかなか重い腰が上がらない…。

そこで、片付け・収納のプロである鈴木久美子さんに、本当に必要な衣類だけを持つための考え方を教えてもらいました。

出典:シティリビングWeb

Q 今は着ていないけれど、傷んでいないし、いつか着るかもしれないから捨てられない!

A 衣類は「好きか嫌いか」がすべて まずは着て、出かけてみる

衣類は「好きか嫌いか」「着ているか着ていないか」で判断を。「好きで着ている」「嫌いで着ていない」これは迷うことはないでしょう。迷うのは「好きだけど着ていない」もの。買ったけれど生活スタイルが変わり、着ていく場所がない、ほかの服と合わせにくい、などが原因です。迷ったときは、その服を着て出かけてみましょう。いざ着てみたら「何か違うかも?」「今の私には似合わない」と気づくことができます。

Q 片付けたいですが、何から手を付ければいいか分からない!

A クローゼットの適正量はバーの幅3分の1 持つべき数を決める

クローゼットのバーの幅を測り、その3分の1が納める衣類の適正量です。例えば90cmのバーならば30。つまりハンガー30本分です。衣類を詰め込みすぎると、着ようと思ったときにはシワシワ、出し入れがしにくく出しっぱなしになる、全部を管理しきれず着ていない服が増える、とデメリットばかりです。

適正量をキープするためにはハンガーをそろえましょう。同じハンガーを30本買い、それに服をかける。ハンガーが足りなくなったら、今ある服を見直す。このルールを守れば数は増えません。

Q 自分に似合う服がなんなのか分からない!

A 写真に撮って客観視するトレーニングを

似合っているか知るためには、客観的な視点を持つことが大切です。簡単にできるのは、その服を着て写真に撮ること。写真を見てみると「イメージと違った」「なりたい自分ではなかった」と分かります。

客観的な視点は部屋の片付けにも役に立ちます。クローゼットや部屋を写真に撮ってみると、今まで見過ごしてきた箇所が気になり、片付けるきっかけになります。

クローゼットは自分だけのセレクトショップ

自分のことくらい、自分で大切に

今でこそ、片付け・収納の専門家として活動していますが、子どものころから片付け上手だったわけではありません。20代のころは衣類もたくさん持っていました。ただ、たくさん物があると、ひとつひとつを大切にしていないことに気づきました。プチプラの服であろうと、ラクだから、着やすいから、色が好き、などの理由があり購入したはずなのに大切にしていないのは、自分を大切にしていないのと同じです。クローゼットはただの物置ではなく、本当に好きなものだけを置く場所に。好きなもの、大切にしたいものを見極めて、自分だけの世界一のセレクトショップにしてください。

出典:シティリビングWeb

教えてくれたのは

片付け・収納専門家 鈴木久美子さん

整理収納アドバイザー1級、住宅収納スペシャリストの資格を保有し、片付け・収納の専門家として活動中。個人宅の片付け、収納のサポートを中心に、講座、記事執筆、Instagram、YouTubeなどで暮らしに役立つ情報を発信している。メディア出演多数。整理収納アドバイザー2級認定講師として整理収納アドバイザーの育成もしている

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