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新たに斎藤工、伊原六花、伊藤健太郎らが出演!『少年と犬』登場人物の背景に迫る予告映像

  • 2024.12.25

ノワール小説の旗手として日本の文学界の先頭を走り続ける馳星周が2020年に発表、第163回直木賞を受賞し、現在までに累計発行部数50万部を突破している名作を映画化する『少年と犬』。2025年3月20日(木・祝)に公開する本作より、追加キャスト5名と予告映像が解禁となった

【写真を見る】大切な人のために西へ向かう犬、多聞と2人の男女が出会う

【写真を見る】大切な人のために西へ向かう犬、多聞と2人の男女が出会う [c]2025映画「少年と犬」製作委員会
【写真を見る】大切な人のために西へ向かう犬、多聞と2人の男女が出会う [c]2025映画「少年と犬」製作委員会

様々な背景を抱えた人々と犬の多聞のふれあいを描いた6つのエピソードを綴った短編連作小説であり、大切な人に会うために岩手県釜石から彷徨ってきた多聞が、西の方角を目指して日本を縦断する旅路で出会った、傷つき、悩み、惑う人々との心の交流を描く「少年と犬」。本作を、原作の複数のエピソードにオリジナル要素を加えて、瀬々敬久の監督で映画化決定。企画、プロデュースを平野隆、脚本を林民夫、そして主演に高橋文哉と西野七瀬を迎え、感動の物語を描きだす。

そしてこのたび、高橋が演じる和正と、西野が演じる美羽と寄り添いながらも、たった1人の大切な人を目指して何千キロにも及ぶ5年間の旅をする1匹の犬、多聞と道中で出会う5人のキャストが解禁。震災で飼い主を失い、常に「西の方角」を気にしている多聞にとって「たった1人の大切な人」である光の父親、内村徹役には、俳優業のみならず、映画監督としても名を馳せている斎藤工、徹の妻であり、光の母親、内村久子役には、アジアでも高い評価を得ている宮内ひとみ、山奥に住み、不治の病に侵された猟師、片野弥一役には長年映画やドラマ、舞台と幅広い活動を続ける柄本明、和正の姉であり、認知症の母を介護しながら働く中垣麻由美役にはダンス能力の高さはもちろん、俳優としても成長著しい伊原六花、和正に危険な仕事を斡旋する先輩、沼口正役には、数々の映画賞を獲得している伊藤健太郎が決定。

さらに、本日解禁となったキャストも登場する最新の予告映像も到着。震災から7か月後、まだ大きな爪痕が残る東北で出会った和正と多聞。震災で職を失い、地元の先輩である沼口から、窃盗団の運転手という危険な仕事を斡旋された和正は、大きな怪我を負いながらも家族のために金銭を得る。しかし犯罪で得た金銭と知り、姉の麻由美は和正に紙幣を投げつけ激高する。

一方、多聞は和正の元を離れ、滋賀県に住む美羽と出会う。多聞を可愛がる美羽だが、彼女もまた、大きな罪を犯していたのだった。多聞を追って滋賀までやってきた和正と出会った美羽。ともに後ろ暗い過去を抱え、人生に希望を失っていた2人は“大切ななにか”を探して西の方角を見つめる多聞を目的地へと連れていくため、共に旅に出る。襲い掛かる様々な苦難を乗り越えながら、「たった1人の大切な人」と再び出会うために走り続ける多聞は、猟師の片野との出会いを経て熊本へとたどり着く。そこには求め続けた少年と、その両親の姿が。5年という年月をかけ、東北から九州まで、何千キロにも及ぶ旅を続けた多聞は、一体どんな奇跡を起こすのか?

古来より「犬」は人間のよき相棒であり、友人であり、家族として寄り添ってきた。狩猟に付き添い獲物を仕留め、家族としてそばにいてぬくもりを共有する。そんな“無償の愛の実践者“でもある犬=“多聞”と、様々な時と場所での人との出会いが織りなす物語『少年と犬』は、すべての世代の胸を打ち、“生きることの意味”を教えてくれるだろう。

文/サンクレイオ翼

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