ジョージ・ルーカス、『ウィキッド ふたりの魔女』のジョン・M・チュウ監督を絶賛

名匠ジョージ・ルーカスは、『ウィキッド ふたりの魔女』を鑑賞直後にジョン・M・チュウ監督を電話で絶賛したそうだ。「彼はまだショッピングモールにいました。これ以上ないほど親切でした。『映画の要素すべてがわかった。まとめ上げるのがどれほど大変か、私にはわかる』と言ってくれました」と「CBSモーニング」で明かした。

『クレイジー・リッチ！』（2018）でもその手腕を認められたチュウ監督は、ルーカス監督からの称賛についてこう語る。「彼のようなクリエイティブ界のリーダーが、こうして実際に連絡をくれて、大変うれしく思います。何が起きたのかわかりませんでしたが、とても感じ良く、一緒に作っていくぞ、と言ってくれたんです」

小説『オズの魔女記』に登場する“悪い魔女”エルファバと“善い魔女”グリンダの知られざる友情を描いた人気ミュージカルを映画化した『ウィキッド ふたりの魔女』は、アメリカで11月末に公開され、すでに世界で5億7100万ドルの興行収入を記録している。批評家からの評価も高く、ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞では作品賞と監督賞に輝いた。シンシア・エリヴォとアリアナ・グランデは、ゴールデン・グローブ賞とクリティクス・チョイス・アワード（放送映画批評家協会賞）の主演女優賞と助演女優賞にそれぞれノミネートされている。

また、映画『オズの魔法使い』でドロシーを演じたジュディ・ガーランドの娘ローナ・ラフトは、自身のインスタグラムに「この映画は驚異的！ 壮大で素晴らしく、感動的で誠実です。見ていて息を吞みました」と綴り、チュウ監督を「天才」と称えていた。

Text: Tae Terai

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