私には小学2年生、幼稚園年長、0歳児の3人の子どもがいます。幼稚園に通う次女は園バスを利用しているので、毎朝末っ子も一緒に連れてバス停へ送りに行きます。その日もバタバタと園バスを見送り、ほっと一息ついたのですが……。自宅に戻った後、幼稚園からまさかの連絡が入ったのです。
園からの電話
次女を見送って1時間ほど経ったころ、幼稚園の先生から連絡がありました。そして突然「こちらに警察から連絡があって、〇〇さんに連絡を取りたいそうなのですが、連絡先を教えても大丈夫ですか?」と驚きの内容を伝えられたのです。
次女に何かあったと思い、「え、娘は……?」と返すと、「今、元気に外遊び中ですよー!」と。私にとってはちぐはぐな返答が。
訳がわからず内容を聞きましたが、電話をくれた先生は他の先生から頼まれて私に連絡したようで「急ぎの内容ではない」ということしかわからず……。とにかく私は連絡先を教えることを了承し、警察からの連絡を待つことになりました。
警察からの電話
そこから1時間以上は待ったと思います。警察からの電話ということで構えていたのですが、なかなか携帯は鳴らず。その間、念のため長女と夫の無事も確認しました。もう一度園に電話をかけようか悩んでいたとき、やっと電話が……。
出ると最寄りの警察署からで「何か最近、落とされたもので心当たりのあるものはありますか?」とのんびりとした口調で聞かれたのでした。
どうやら幼稚園の制服の帽子を拾った人が、交番に届けてくれたとのこと。園のマークを見た警察が園に連絡し「〇〇という名前の園児がいるか」と聞いたようです。しかしフルネームの記載がなかったため「落とした」というこちらからの申し出を待つような形で電話をかけてきた、ということでした。
さらに警察から電話を受けた先生と、私に電話をかけた先生が別だったので、内容がこちらに伝わらず何かあったのかとドキドキしてしまいました……。
「警察」と聞くと悪い想像が膨らみ、どっと疲れた数時間でしたが、結果、落とし物の電話で一安心。普段、めずらしいこともあり下の名前しか記名していないことが多かったので、大切なものにはしっかりフルネームを記載しようと反省しました。そして何より替えの効かない帽子をひろってくれた人に感謝した出来事でした。
著者:河原りさ/30代女性/2016年生まれと2018年生まれの女の子2人、2024年生まれの男の子のママ。花屋に勤務。都会のおでかけスポットや植物に関心あり。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年12月)
ベビーカレンダー編集部