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1週間「1日2万歩」歩くことは意外と簡単だった!そして私に起きた驚くべき5つの変化

  • 2025.1.9

私の名前はエイプリル。フィットビット中毒で、2024年に入ってから今日までずっと1日1万歩をクリアしている。プチ自慢のように聞こえるかもしれないけれど、決してそういうわけじゃない。

私が1日1万歩も歩いているのは、そうするしかないからだ。私は会社から約4km離れたところに住んでいる。車では20分、地下鉄では30分、徒歩では40分かかる距離。マイカーは持っていないし、タクシーを使おうものなら1週間で破産する。ニューヨーク市の地下鉄は混んでいて、あまり予測がつかないし、1カ月で116.5ドル(1万8000円弱)かかる。だから、気温が1桁だったり横殴りの雨が降っていたりしない限りは、会社まで歩くのが一番いい。それだけで1日9000歩は稼げるので、1日1万歩を達成するのも比較的簡単なのだ。

でも、通勤だけで歩数が稼げてしまう生活を5カ月ほど続けていたら、自分が楽をしているような気がしてきた。私のフィットビット仲間には、在宅勤務の人、1日何時間も車に乗らなければならない人、定年退職をした人などがいるけれど、みんな私と同じくらいか私以上に歩いている。なのに、自分だけ大した努力もせずに目標を達成するのは、なんだかアンフェアな気がしてならない。そこで私は、1週間1日の歩数を倍にして、自分のコンフォートゾーンから無理やり抜け出すことにした。その結果、何が起きたかというと......? アメリカ版ウィメンズヘルスから見ていこう。

1.少ない時間で多くのことが成し遂げられた

疲れているときに運動すると活力が高まるという話には、エビデンスが数多くあることは分かっていても、正直少し呆れていた。疲れを取るために疲れることをするというのは、矛盾しているような気がする。

でも、このチャレンジをしてからは、そんな疑念がすっかり晴れた。体を追い込めば追い込むほど、集中力がアップすることに気付いたからだ。このチャレンジ期間中は、ウォーキングや運動に割く時間を増やさなければならなかったけれど、成し遂げたことはいつもの倍。仕事の課題を難なく終えて、何週間も先送りにしていた用事を済ませ、1日で本を1冊読み切った。知らぬ間に、1日のカフェイン摂取量も激減していた。これは、コーヒーでエネルギーを補給する必要性を感じなくなったから(最近は炭酸のエナジーウォーターが気に入っているけれど)。

2.睡眠の質が上がった

いくら生産性が高まったとはいえ、このチャレンジ期間中は驚くほど体が疲れた。これは良いこと。1日2万歩から来る疲れは満足感のある疲れ。この1週間は、筋肉の痛みと疲労を感じながら毎晩早くベッドに入ったけれど、これがまた最高に気持ち良かった。このチャレンジに体が付いてきてくれたのはありがたいこと。心も体も充電の準備ができていたので、以前のようになかなか寝付けないこともなかった。

3.朝型に行動できるようになった

私は朝型人間じゃないので、平日は大慌てで家を出る。朝のアラームが待ち遠しく思えたら、どんなにいいか。

でも、このチャレンジ期間中はアラームを気にする必要が全くなかった。起きなければならない時間よりも早く起きたのは生まれて初めて。体が十分疲れていたので、それなりの時間に眠くなり、(いつものように深夜0時過ぎまで起きているということもなく)すぐに寝付いて朝までぐっすり。歩数を増やしたことで、睡眠の質が大幅に改善したのは間違いない。目が覚めて時計を見るたびに「ありえない」と思っていた。朝5時に飛び起きて出かける準備をしたものの、まだ外が暗くて何をすればいいのか分からなかったこともある。結局ランニングに出たら、久々に朝日を拝めた。私が朝型人間になるための望みは、まだ残されているのかも。

4.前向きに考えられるようになった

幸せで健康な人生を送るカギは前向きさにあると思う。でも、物事の明るい面を見るのは時として難しく、私自身、些細なことで負のスパイラルに陥ることも少なくない。

このチャレンジ期間中の日曜日、いつも通りの雑用と用事を済ませた私は、家に着いてからドライクリーニングを取りに行くのを忘れていることに気付いた。最初は自分のミスを責めたけれど、この状況を利用すればもっと歩数が稼げるということに気付いて、すぐに気持ちを切り替えた。靴を履き直し、玄関を出る頃にはすっかり笑顔。このチャレンジは、前向きに考えるのは意外と簡単だということを私に思い出させてくれた。

5.全体的に思いのほか簡単だった

1日2万歩をクリアするために何を犠牲にすることになるのかは分からなくて不安だった。友達が私抜きで楽しんでいる間、ランニングマシンに張り付いたり、狭いアパートの中で何時間も走ったりすることになったらどうしようと思っていた。

ところが、実際は何も犠牲にしなくて済んだ。1日2万歩も歩いているのに、社交行事に参加する時間や、必要に応じて残業する時間や、大量の本を読む時間はしっかりあった。この目標を達成するコツは、小さなことの積み重ねにあったと思う。1時間に1回は立ち上がって数分間歩いたり、オフィスのトイレまで遠回りしたり、用事を済ませるついでに近所を1周したり。逆に一番大変だったのは歩くことでも走ることでもなくて、お弁当を温めている間、オフィスの食堂を気まずそうにグルグル歩いたり、スタンディングデスクで仕事をしながら小走りになったりしている理由を同僚に説明することだった。でも、私は自分のプライドよりも健康を大事にしている。

私は一流のアスリートでも何でもないので、長距離を走って一気に2万歩を稼ごうとしても無理だと思う(実際に1回やってみたら、悪夢のような結果に終わった)。でも、このチャレンジを通して分かった。運動に明確な定義はいらない。私自身、いつもの56kmではなく約112kmを1週間で歩いたら、ジムの時間を増やしてもいないのに、ここ数ヶ月で一番フィットな気分になれた。もっとアクティブに過ごすという目標を持って1日をスタートし、できる限り歩数を増やせば、文字通り塵が積もって、大きな成果につながるものだ。

※この記事はアメリカ版ウィメンズへルスからの翻訳をもとに、日本版ウィメンズヘルスが編集して掲載しています。

Text: April Rueb Translation: Ai Igamoto

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