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料理を習うのは楽しい。川津幸子先生の教室に参加して。

  • 2025.1.8

約2年前くらいから、料理教室に通っています。前にいたクロワッサンという女性誌の取材の折に、お世話になった川津幸子先生が主宰している教室です。先生の100文字レシピの大ファンだった自分が、最初にお会いした時に「Kさんは、花組がいいわよ!いついつにあるから、ぜひ参加してみて」と、割と突然、カジュアルに、お誘いを受けたのでした。(ちなみにそのほかにもベテランの月組、星組など、たくさんの先輩たちがいます)

料理は好きですが、人に習ったことはそれまでありませんでした。レシピ本が好きで、たくさんの料理本が自分の師匠でした。実はその最初の師匠が、「ごちそうさまがききたくて」の栗原はるみさん。川津先生は、料理家になる前に、栗原さんの、その超ベストセラー本の編集を担当されていたという料理出版界のレジェンドだったのです。

ともかく、そのご縁をありがたくお受けし、入学?させていただいた二年前、中華、洋食、沖縄料理、酒のつまみ、などなど、(参加するみなさんの希望を聞きつつ)テーマを決めて、毎回4つのメニューを教わりながら、学ばせていただいています。どのレッスンでも、おいしく作るちょっとしたコツ(食材の下準備やタイミング、火加減など)を教えていただき、目から鱗がポロポロと落ちています。

今回、12月に教わったばかりのメニューをちょこっと紹介しますね。クリスマスっぽい、お品書きは以下。

・マックロー・ヴァン・ブラン(鯖の白ワイン煮)
・パプリカ・チキン バターライス添え
・テリーヌ
・グジェール(チーズを混ぜたシュー皮)

鯖の白ワイン煮は、もちろん1尾の鯖を3枚に下ろすことから始まります。

腹背背腹と包丁を入れつつ、不器用ながらもなんとか、下準備をしていきます。以下、4つの料理のプロセスを簡単に紹介します。

鯖の血あいは流水ではなく「ため水」でよく洗う。煮る時は、弱火ではなく中強火で短時間で煮る、などなど、先生から細かいアドバイスがあります。ふむふむ。
パプリカチキンは、肉を動かさずに両面しっかり焼き目をつける。白ワインを入れたら強火で沸騰させて、水とパプリカパウダーを入れたら、落とし蓋をした上に蓋をして弱目の中火で30分煮る。バターライスを炊く時は、乾いた米に熱いスープを加えるのがポイント。
テリーヌは、豚ひき肉、豚ロース肉、鶏レバー、牛乳、ポルト酒(ブランデーでも可)、塩、コショウ、ナツメグなどをよく練り合わせる。ベーコンで巻いて一晩寝かせ、翌日湯をはった天板の上で一時間半焼いたあと、また一晩寝かせる。なんと二晩寝かせる大作、テリーヌの中身を初めて知りました。
グジュールは、バター、塩、薄力粉、卵、好みのナチュラルチーズだけで作ります。ポイントは、生地を木べらで練った時に、逆三角形に垂れるくらいが目安。焼くとぷくっとふくれてなんとも言えない可愛らしさです。

と、2時間くらいの間に、次々とご馳走が出来上がっていきます。

「さあ、飲もう!」という川津先生のかけ声で早めの夕餉が始まります。「さあ、食べよう!」ではないのが、花組の良いところです。

毎回、自分も含めたお酒好きの生徒さんがワインなどを適宜持ち寄って、試食会という名の飲み会が行われているのでした。

今回のテリーヌは基本の基本のレシピ。ジュレときゅうりのピクルスを添えて。
パプリカチキンは、骨付きチキンを使って旨みをしっかり引き出す。
まさにワインの友、グジュールは手作りならではのすこし大きめサイズ。
マックロー・ヴァン・ブラン(さばのワイン煮)は煮野菜も添えてさっぱりと。

今まで、料理は自分ひとりで作るものでした。嫌いじゃないので苦にはなりませんでしたが、料理を習う、という経験を通して、また違った楽しさを見つけることができた気がしています。

川津先生、これからもよろしくお願いいたします!

出典 andpremium.jp

 

Editor 編集 K.K.

出典 andpremium.jp

『&Premium』在籍は約1年ほど。『anan』『Tarzan』『BOAO』『croissant』とさまざまな雑誌を渡り歩いて、編集者生活36年目。 メシも好きだが酒も好き。

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