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サッカーチームに代々受け継がれる謎ルールにザワザワ…「監督やパパはよくてママはダメなの?」

  • 2024.12.27

息子が所属していたサッカーチームは、地域に古くからある伝統あるチームです。保護者の参加もさかんで、サッカーの経験があるパパや運動が得意なパパは率先してコーチになり、保護者で持ち回りの当番なども頻繁に回ってきました。当番は少し負担でしたが、息子がお世話になっているチームだと思ってしっかりやっていたのですが、どうしても納得がいかない保護者のルールがあって……。

サッカーチームの当番、正直負担…

サッカーチームの当番と称して保護者に任される仕事は、スコア管理、監督やコーチへのお茶出し、相手チームを自分たちのホームに呼んだときにはそのサポート、救急用品の持ち帰りや補充など、多岐に渡ります。

代々やってきていることなので、仕事の詳細は上の学年のママから教わり、また下の学年に引き継ぐという流れができていました。

そんなチームだったので、ママたちの中には上下関係もあり、上の学年のママの教えを守るという暗黙の了解が……。「その係いりますか?」と言っても聞き入れてもらえませんでした。

これまで私と同じように疑問を持った人もいたと思いますが、子どもがチームに属するのは数年間のこと。あれこれ物申すよりも、従ったほうがラクだと考える人が多かったのでしょう。そのせいで、保護者の役割が多いまま、理解に苦しむルールも脈々と引き継がれていました。

先輩ママから受け継がれるルールとは?

なかでも最も理解ができなかったのは「コートに対しておしりを向けて立ってはいけない」というルール。試合中、少しでもコートに背を向けて立っていると、先輩ママから注意されるのです。

そっぽを見ずに試合を見ろということなのか、おしりを向けたら失礼だということなのか、その意図はわかりません。

もちろん試合の応援をするつもりでグラウンドに行っているので、ずっと背中を向けて立っているということはないものの、状況によってはそんな立ち位置になることもあります。いちいち注意されるので、なんだか面倒だな……という気持ちでした。

監督やコーチは、背中を向けて立っているのに、なぜかママだけは許されなかったのです。

そこで私は、保護者会の質疑応答の時間に「なぜ背中を向けて立ってはダメなのか? 配慮はするがそのルールはあまりに窮屈ではないか?」と意見してみました。

すると、チーム発足当初からいたという監督は「なんの話?」という顔。よく聞いてみると、そんな話は知らない・そんなルールはないというのです。

結局、その謎ルールはどこかで誰かが設け、代々守り続けられたもので、公式のルールではありませんでした。それ以降撤廃され、注意されることもなくなりました。ただ、いつも私に注意をしていた先輩ママだけは、いつ何時もコートには背中を見せない姿勢を貫いていましたが……。

その後、さらに保護者の当番にも見直しが入り、不要な係、子どもたちでもできる係はなくなりました。意見してみるものだなぁと思った出来事でした。

著者:大東りかこ/30代女性・会社員

サッカー少年の母。何年も見ているものの、いまだにオフサイドがわかりません。

作画:さくら

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年11月)

ベビーカレンダー編集部

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