「攻撃的になった」とは聞いていたけれど、荒れ狂う母を見て困惑した日＜母の認知症介護日記＞

アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。お出かけの相棒でもある、大切なウィッグをなくしてしまった母・あーちゃん。ウィッグがないと病院以外は行きたくないと言い出し、習いごとのダンスもお休みしてしまいました。実は、あーちゃんはここのところ絶不調の波がきていて、かなり攻撃的に。ワフウフさん姉妹も戸惑っています。新しい病院に行くようになり、薬が変わったからなのか、それとも父とお金のことで揉めているのが関係しているのか……。いずれにしろ、いつもの穏やかなあーちゃんに早く戻ってほしいと思うワフウフさんでした。

姉・なーにゃんは、攻撃的になっているあーちゃんの話を根気強く聞いてくれていました。お金を持っていなくて不安だとか、薬の数が合わないとか、大騒ぎしたかと思えば、気分が落ち込み過ぎてうつっぽくなっていたり……かなり不安定です。そんな様子を見ていて、このまま家に引きこもるのはよくないと思ったなーにゃんは、とにかくお出かけしてもらえるよう、新しいウィッグを作りに急きょあーちゃんを連れ出すことにしました。

想像以上だった……！

姉があーちゃんとウィッグを買いに行くと言うので、私も合流することにしました。ウィッグを着けていないあーちゃんを見るのは久しぶりです。

私に気づいたあーちゃんは、姉から聞いていた通り険しい顔つきでした……。

そして、隣に立つ姉もイラついているように見えます……。理由を聞くと、あるはずの薬がないとあーちゃんが言い出しているとのこと。

姉とあーちゃんは言い合いになり……。

あーちゃん、ブチギレてしまいました。

私も声をかけますが、どうやら気に入らなかったようで……。

激昂です……。ひどいとは聞いていたけれど、ここまでとは……。

ウィッグを買いに行くというので、私も姉とあーちゃんと合流することにしました。ウィッグを着けていない状態のあーちゃんに会うのはずいぶん久しぶりで、待ち合わせ場所で姉と並ぶ小柄なおばあちゃんがあーちゃんだと気づくのに時間がかかってしまいました。

あーちゃんは私を見るなり「付き合わせて悪いわねぇ」と言ってきましたが、その表情はかなり険しく、姉もイラついているように見えます。理由を聞くと、あーちゃんがまた薬がないと言い出したらしく、その場でまた言い合いが始まりました。私が想像していた以上に荒れているようです……。

私も、いろいろと言ってみたものの、あーちゃんはものすごく反抗的になっていて、すぐに激昂……。姉からかなりひどいと聞いていたので、覚悟はしていたつもりでしたが……。思った以上にひどい状態でした。

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このところ続いている攻撃的モードが、薬の影響なのか身の回りの問題が原因かはわかりませんが、穏やかでかわいらしい面を知っているからこそ、険しい表情で激昂する姿を見るのはつらいのではないでしょうか。すべて病気のせいで片づけてしまうのは簡単ですが、感情が不安定なときこそ、じっくり向き合って話を聞いてあげられるといいですね。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

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著者：マンガ家・イラストレーター ワフウフ

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