アリアナ・グランデと交際中のイーサン・スレーターの元妻、リリー・ジェイが離婚について語る

映画『ウィキッド ふたりの魔女』での共演をきっかけにアリアナ・グランデと交際中と報じられているイーサン・スレーター。彼の元妻リリー・ジェイが『カット』にエッセイを寄稿し、世間の注目を集めた自身の離婚について胸の内を明かした。「墜落すると思って飛行機に乗らないのと同じように、離婚を視野に入れて結婚する人などいません。それでも私は、自分が離婚するなどと考えたこともありませんでした。まさか第1子の出産直後に離婚するとは、夫とセレブの関係に悩まされることになろうとは、思ってもみませんでした」

突然スキャンダルの渦中に巻き込まれた彼女は、妊娠中の女性のメンタルヘルスと子どもの発達を専門とする臨床心理士でもある。「私の結婚生活の終焉が衆目にさらされてから1年以上、ショックと悲嘆の日々を過ごしました。今、私は女性のメンタルヘルスを専門とする心理学者として築き上げた、かつての静かな暮らしを懐かしく思います」。こう語る彼女は、もう以前のように静かに暮らせないのなら、自ら自己紹介をした方が良いのかもしれないと思い、筆を取ったそうだ。

高校時代から交際していたイーサンと2018年に結婚した彼女は、2022年8月に息子を出産。2023年夏にイーサンとアリアナの交際が発覚し、今年9月に離婚が成立した。新米ママとして、彼女は「母親であることは時間を満たしてくれるが、心を満たしてはくれない」と痛感していると話す。「息子を寝かしつけ、ベビーカーを押すことに、数えきれないほどの時間を費やし、クレヨンを握る息子の小さくてしっとりとした手に見惚れる日々の中で、結婚生活の破綻が白日の下にさらされたことを受け入れる。この個人的なプロジェクトにこつこつと取り組みました」。彼女は、産後うつに悩まされたことも告白している。「恥じることもなければ隠すことでもないと、自分に言い聞かせた」と明かしており、葛藤が窺える。

また小児病院で働く彼女は、仕事の面でも「有名人でないことが、患者と難しい話をする上で歓迎される要素だった」と語る一方で、「自分の個人的特質で患者と繋がるのではなく、患者の言葉を追うことこそが重要だと今も強く信じている」と力強く話す。自分の意思に関係なく、私生活が世間の注目を集めてしまったことは、「試練であり、チャンスでもあった」と前を向く。「もろいことが発覚してしまったことは、臨床上の問題というよりむしろ、患者との接点になるかもしれない」

こうした経験を経て、彼女は今、新境地にあるようだ。「高校時代の恋人と計画した人生はもうないけれど、私と子どもには甘美な生活が待ち受けているとゆっくりですが、確実に信じるようになりました」

Text: Tae Terai

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