1. トップ
  2. 恋愛
  3. チャールズ国王が、がんの種類を明かさない理由

チャールズ国王が、がんの種類を明かさない理由

  • 2024.12.23
King Charles III Tours The UK Headquarters Of Apple

今年2月にがんと診断されたことを公表したイギリスのチャールズ国王。がんの詳細について発表していないのは、深い意図があったようだ。「がんの種類を明かさないという国王の決断は、意図的なものです。特定のがんに焦点を絞るのではなく、広い意味でこの病気と闘う人々に訴えられるよう意識しての選択です」と王室関係者が『タイムズ』誌に明かした。

チャールズ国王は今年1月、前立腺肥大症治療のためにロンドンの私立病院に入院することを公表した。前立腺肥大は高齢男性によくある症状として知られるが、病名を明らかにしたことで、国民保健サービス(NHS)のウェブサイトで前立腺肥大症を検索する人が1000%も増加したという。自身の健康問題を公表するという国王の決断は称賛され、透明性ある新時代の王室を主導したと高く評価されたと王室伝記作家のロバート・ジョブソンが述べている。

国王は2月5日(現地時間)、治療の過程でガンが見つかったことを公表。国王の側近らは国王が治療を受けるに際し、プライバシーに配慮するために窓を暗くした車でロンドン市内の病院に移動することを進言したが、国王はこれを断っていたという。「彼は(闘病中も)人目に触れ続けることを固く決意していました」という。「人目に付きやすいように、公用車であるベントレーを使う計画が立てられました。自分は大丈夫であると人々を安心させたかったのと、自身の病状を恐れていないことを堂々とアピールしたのです」

なお『ピープル』によると、国王の治療は2025年まで続くが、「非常に良い方向」に進んでいると王室関係者が明かしたそうだ。

Text: Tae Terai

READ MORE

元記事で読む
の記事をもっとみる