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ブレイク・ライブリー、『ふたりで終わらせる/IT ENDS WITH US』監督ジャスティン・バルドーニをセクハラで訴える

  • 2024.12.23
Blake Lively and Justin Baldoni at the "It Ends With Us" New York Premiere

ブレイク・ライブリーが、『ふたりで終わらせる/IT ENDS WITH US』(2024)の監督・共演者であるジャスティン・バルドーニをセクハラおよび中傷キャンペーンを行ったとして訴えた。バルドーニと彼の制作会社ウェイファーラー・スタジオの弁護士は、彼女の訴えを「恥知らず」で「完全なる虚偽の告発」であると否定。だが、ブレイクとジャスティン双方が所属する大手エージェントであるWMEは、ジャスティンとの契約を打ち切った。

ブレイクは、声明でこう述べている。「私が起こした法的措置が、不正行為について声を上げる人々に対する悪意ある報復行為の存在を明らかにし、ターゲットにされる可能性のある人々を守ることに繋がるよう願っています」

訴状によると、ジャスティンはブレイクのトレーラーに無断で立ち入り、授乳や準備をしている彼女の裸を見たほか、トレーナーに彼女の体重を尋ねたり、ウェイファーラー・スタジオのCEOジェイミー・ヒースとともに「過去の性的関係」や「ポルノ中毒」だったことを放言するなどしたそうだ。また制作面でも、脚本になかったセックスシーンを追加し、撮影中にアドリブでキスをするなどしたと訴えている。ほかにも、ヒースの妻の出産映像を見せられたり、死者と交信できると主張するジャスティンに2021年に亡くなったブレイクの父アーニー・ライヴリーとも交信できると言われたこともあったそうだ。同様の訴えが、彼女だけでなく、他の女性キャストやスタッフからも寄せられていたという。

ブレイクは状況の改善を求め、夫のライアン・レイノルズも交えて話し合いを行い、インティマシー・コーディネーターを起用するなど安全策を講じることで、ウェイファーラー・スタジオと合意。配給会社のソニー・ピクチャーズもブレイクの要求を認めたが、8月の全米公開を前にこうしたやり取りが公になることを恐れたジャスティンが、ブレイクに対してネガティブキャンペーンを開始したと訴えている。

ニューヨーク・タイムズ」紙によると、ジャスティンはメディアやSNSでの反応を操作する専門家ら危機管理チームを結成し、ブレイクの信用を「損なう」する「社会的操作」を行ったという。なかには、ジョニー・デップが元妻アンバー・ハードとの名誉棄損裁判の際に雇ったメリッサ・ネイサンも含まれており、訴状ではジャスティンとチームの間でやりとりされた複数のメールも引用。「バルドーニ氏とウェイファーラー・スタジオ社員らは、現場で行われた不正行為を訴えるという法で守られた権利を行使したライヴリー氏に対する報復として、巧妙な報道及びデジタル計画に着手した。この計画には、彼女を含め誰にも実際に起きたことを公にしないよう脅迫する狙いもあった」と訴える。

これに対し、ジャスティンの弁護士は「これらの主張は完全なる虚偽であり、メディアにおいてストーリーを改ざんし、公に傷つけるために意図的に下世話に語られた非道なものだ」と反論。危機管理チームを結成したのは、ブレイクが撮影中に何度も要求を行い、条件を満たさなければ撮影やプロモーション活動を行わないと脅迫をしたためだと非難した。また、彼女が先にメディアに虚偽の情報を流したと主張し、これは傷ついたブレイク自身の評判を修復するための試みだと訴えている。

コリーン・フーヴァーによる同名ベストセラー小説を映画化した『ふたりで終わらせる/IT ENDS WITH US』は、アメリカでヒットを記録したが、ブレイクとジャスティンが一緒にプロモーション活動を行わなかったことから、確執の噂が浮上していた。ブレイクは、原作者コリーン・フーヴァーや共演のジェニー・スレイトらと宣伝活動を行っていたが、妊娠中のお腹のふくらみについて指摘されたことに不快感を示した過去のインタビュー動画が取り上げられるなどし、ネガティブな反応が取り沙汰された。

Text: Tae Terai

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