「ビーキーパー」主演・ジェイソン・ステイサムの素顔とは？【よしひろまさみちの素タ〜の思い出】

取材現場でのスターはスクリーン上とは別顔。素うどんならぬ素ターのこぼれ話です。素ターのリクエストもお待ちしておりましてよ。

スターって呼ばれる俳優さんは、みんなお芝居が上手なのがデフォ。なので、スクリーン上では冷徹な殺し屋だったり超怖い先生にしか見えなかったとしても、取材現場に現れたその人は「どちらさまで？」レベルに違うもんなんですよ。

素のスター、略して素ター。気まぐれに展開するコラムですが、初回は『ビーキーパー』で主演を務める、ジェイソン・ステイサムから参りましょう～。

現在57歳の彼。俳優のキャリアは『ロック、ストック＆トゥー・スモーキング・バレルズ』（98） からなので26年。んじゃ、その前なにしとったん？となりますが、もともとは水泳の飛び込みの選手で、選手引退後はモデルとして活動していたのね。キャンペーンモデルをしてたブランドがフレンチコネクションで、「ロック～』でも出資をしていたことから俳優に転身、という、ちょっと変わった経歴の持ち主です。

とはいえ、今やハリウッドのアクション映画では欠かせない存在になってしまったジェイソン。なんせ元アスリート。そもそもの体力が、他の役者と違い過ぎだし、引退してもなお筋肉バッキバキ。

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そんな彼に初めて会ったのは、『ザ・ワン』（01） っていうアクション映画。さぞや殺気立った筋肉マンが現れる……と身構えていたところ、なにやら陽気なスキンヘッドが「よ！元気？映画どうだった！？」と、笑いながら部屋に乱入。素……素過ぎるのよ。

しかもこの作品。ジェット・リーとW主演だったので、むしろジェット・リーに対する好き好きモードがダダ漏れ。まさかジェイソンの口から『少林寺』やジェットの初監督作『ファイナル・ファイター 鉄拳英雄』のタイトルを聞けるとは思わず（ちなみにカンフー映画大好きでめっちゃファンだったそうです）。

その後、何度も彼には取材で会いましたが、常にいい人。大スターになってからのお話はまたの機会に～。

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text : YOSHIHIRO MASAMICHI
illustration : KURO NOHARA
web edit : KIMIE WACHI［sweet web］

※記事の内容はsweet 2025年1月号のものになります。
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