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【長澤まさみさん】「なるべく歩いて移動してます。2時間くらいなら余裕で歩けます」【スペシャルインタビュー】

  • 2024.12.23

史上最高峰のスケールでラブストーリーを描いた話題の映画『四月になれば彼女は』に出演している長澤まさみさん。CLASSY. ONLINEで2回に渡ってお届けしているインタビュー後編では、長澤さんが実践している〝ウェルビーイングなこと〟について話を伺いました。

――美容や健康のために、普段から実践している〝ウェルビーイングなこと〟はありますか?
朝ご飯をたくさん食べることです! 朝たくさん食べて昼は中くらいで夜は少なめなバランスにすると太りにくいんですよ。だからたくさん食べたいときは朝と決めていて、そこで食のストレスを発散しています。朝からお肉もいけます! 皆さん、学生の頃はお弁当に入れる唐揚げとかを朝ご飯にも食べてたと思うんですよ。私は食べてました(笑)。現場でよく用意されるおにぎりの朝食にも唐揚げが入ってますし、習慣になると違和感ないですね。朝をメインにするバランスで食べるようになったのは、この2年くらいかな。健康志向が強いので実践してみました。
あと、歩くのが好きなので、なるべく歩いて移動してます。遠い劇場に行くときや車じゃ時間が読めないときなどに電車も時々乗るんですが、車移動も極力控えていて歩ける距離は歩く。2時間くらいなら余裕で歩けます。さすがに疲れるので、途中休み休みですけど。プライベートで友だちと遊んだ後や美容院に行った後に歩いて帰ったりしますね。歩くの、楽しいんですよ。寄り道ができるところがいいんですかね(笑)。いろんなスーパーに行くのも好きです。料理もしますし、自炊が大好きです。時間がなくてできないときもありますけど、今は炊きっぱなしでもいい酵素玄米の炊飯器とか便利なものもいっぱいあるし、上手に手抜きをする方法を覚えて上手くやってます。外食も大好きなんですけど、家ご飯だとバランスも考えられるし一番太らないと思うんですよね。胃が疲れてきたなと思うときも、家でご飯を作ると落ち着きます。

――アクションの多い作品でも活躍している長澤さんですが、歩くこと以外で体力作りのために実践していることは?
ジムに行ってますし、ピラティスも続けてます。運動しないとダメですね。役作りのためというより体力作りです。体力がないと仕事的に大変なんですよね。10代、20代の頃は運動してなかったのでもっと体が辛かったんですけど、今のほうが体力も全然あります。もう少しっていうときに頑張りがききます。体力がついて食事が整うと精神面も安定すると思うので、栄養って大事だなと思います。まずは食生活を大事にして、サプリとかに頼らないで、お菓子よりフルーツやナッツを食べるようにすると調子がいいですね。昔から健康食みたいなものが好きなんですよ。「何だこりゃ?」みたいなものってあるじゃないですか?(笑) 新しいものが出ると試さずにはいられない(笑)。昔、テンペを食べたときも「何だこりゃ?」と思ったけど、なんか美味しい(笑)。そういうのが好きですね。楽しみながら試してます。

――お仕事の息抜きなどリラックスしたいときは何をしていますか?
友だちと一緒にお料理してます。お料理上手な友だちが本当に多くて、私の家でも友だちの家でも誰かの家にみんなで集まって、一日ダラダラご飯を作りながら喋る。私が料理をふるまうときもあるし、一緒に作るときもあるし、友達の作ったご飯を食べるときもあります。食べることも好きですが、料理を作る過程が好きなんです。切ったり混ぜたりする作業が好きなんですね。素材って切り方で美味しさの感じ方が違うんですよ。私は千切りがいちばんのご馳走だと思っていて、千切り料理のレシピが大好きです。特に料理家の濱守球維(はまもりたまい)さんの〝じゃが酢〟のレシピが大好物で、本当においしいんですよ。そのレシピでジャガイモの楽しみ方が変わったというか。めんどくさいし大変ですけど、美味しいので頑張る(笑)。

――多忙な日々が続くと心身ともに疲れることもあると思います。「これがあると頑張れる!」もの、自分へのご褒美的なものはありますか?
それはやっぱり、お洋服やジュエリーかな。皆さんと一緒です。頑張った記念に何か買うのが恒例になってますね。つい先日ご褒美に買ったのは、ジョージ・ジェンセンのブレスレット。お洋服も好きですから、何かと理由をつけて買ってます(笑)。ロスに海外ロケに行ったときは、ジャケットを買いました。そのときの思い出になるようなものを少しずつ増やしています。最近はたくさん買うというよりも一点だけ、より吟味して買うようにしていますね。

――「これをしているときが一番楽しい!」のはどんな時ですか?
美術館に行くのも好きです。ロスでも、ザ・ブロードとか現代アート遊園地のルナルナなど何か所も行きました。国内でも海外でも、友だちと旅行するときは必ずどこか美術館に行きますね。感性が磨かれるというか、本物を生で見るとすごく刺激されます。舞台を観に行くのもすごく好きで、最近では三谷幸喜さんの新作舞台『オデッサ』を観ました。すごく笑ったし、本当に面白かったです。俳優の友だちが出ている舞台も観に行きますし。1月はライブもいくつか、見に行きました。ブルーノ・マーズ、King Gnu、去年はVaundyも行きました。ライブはいいですね。生で見られるものは本当にお勧めです。映像とは違うエネルギーを体験すると、自分の考えにはないものと出会えるから。自分のイメージする世界観だけで考えていると、ときどき枯渇するというか。インプットすることが大事だなと思いますね。本を読むことも映画を観ることも大事ですよね。友だちといろんなエンターテインメントの話を「こうだった、ああだった」って会話するのも楽しいし。自分の日々の出来事だけじゃなくて、いろんな会話をしたいなと思います。私の憧れる大人の方たちは、本当に物知りでいろんな芸術に触れてきているから、そりゃあ会話も楽しいに決まってますよね。そんな貯金ができるように、経験にお金をかけるのも重要だと思いますね。

長澤まさみ
‘87年6月3日生まれ 静岡県出身 血液型A型●’00年 第5回「東宝シンデレラ」オーディションでグランプリ受賞。以降、映画やドラマ、舞台で活躍。’04年、映画『世界の中心で、愛をさけぶ』で第28回日本アカデミー賞 最優秀助演女優賞など数々の賞を受賞。最近の主な出演作は『コンフィデンスマンJP』シリーズ、『MOTHER マザー』『マスカレード・ナイト』など。Netflix映画『パレード』が配信中、主演映画『スオミの話をしよう』が9月13日公開予定。

『四月になれば彼女は』
累計40万部を突破したベストセラー恋愛小説の映画化。ウユニ、プラハ、アイスランド、東京とラブストーリー史上最高峰のスケールで紡がれる純愛映画。結婚を控えた精神科医・藤代 俊を佐藤 健、謎の失踪を遂げる藤代の婚約者・坂本弥生を長澤まさみ、学生時代の恋人で世界中を旅する伊予田春を森 七菜が演じる。他の出演/仲野太賀 中島 歩 河合優実 ともさかりえ 竹野内豊ほか。原作/川村元気『四月になれば彼女は』(文春文庫) 監督/山田智和 主題歌/藤井 風「満ちてゆく」●3月22日(金)全国東宝系にて公開

撮影/木村 敦(Ajoite) スタイリング/仙波レナ ヘアメーク/スズキミナコ 取材・文/駿河良美 構成/中畑有理(CLASSY.編集室)

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