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「本当に汗が収まる!?」長年の脇汗ストレスに悩む40代主婦。思い切って皮膚科を受診した結果

  • 2024.12.26

若いころから脇汗が気になっていて、40代に入ると以前よりもさらにひどいと感じるようになりました。そこで、たまたま見かけた多汗症の治療の広告が気になり、皮膚科を受診してみると、適切な処置により脇汗のストレスが激減したのです。脇汗で皮膚科を受診したことで脇汗ストレスが激減した体験談を紹介します。

脇汗のせいで着られる服が限られるように

若いころから脇汗がひどく、服に脇汗のシミが目立つほどでした。夏以外でも少し急いだときや焦ってしまったときは脇汗がすごく、グレーのトップスを着ると脇汗のシミがしっかりと出てしまうため、こうした服を選ばないようになりました。また、ブラウスも汗ジミの目立つものは着ることができません。白いトップスも脇の部分が黄ばみます。制汗剤や脇汗パッドを利用しても悩みは解決せず、特に夏のお出かけは大変。脇汗が目立たない格好をして、出先でもトイレでこまめに脇を拭くなどしていました。

ある日、電車に乗っていると車内広告で多汗症の広告が目につきました。私は脇以外はさほど汗を大量にかくわけではないので、ただの汗かきだと思っていましたが、広告を見ていると、脇汗が多いだけでも多汗症の疑いがあるとのこと。「サイトで多汗症チェックをしてみよう!」というワードが気になり、早速その場でそのサイトにアクセス。チェックをしてみたところ、私の脇汗の多さは病院を受診してみていいレベルという結果でした。

そのサイトでは多汗症治療をしている最寄りの皮膚科を検索することもできましたが、調べてみたら、たまたまいつも通っている皮膚科で多汗症の治療をおこなっていることがわかり、一度受診してみようと決心しました。

ひどいレベルではない多汗症が判明

皮膚科での診察は、医師との問診が主でした。何歳くらいから脇汗に悩んでいたか、季節を問わず脇汗をかくかなど、多汗症サイトのチェック項目とほぼ同じような内容です。そして、脇の状態もチェックされました。

問診の結果、私はひどいレベルではないが多汗症であるようでした。ひどい人は手のひらや足の裏、顔全体にも汗をかくことがあるが、私の場合は手や足には汗をかかないため、脇の局所性多汗症(汗腺が集中している脇の下や手のひら、足の裏などに発汗が多い病気)とのこと。多汗症にはさまざまな原因があり、脇の場合は緊張によるストレス性のものが多いようです。また、女性は更年期障害による自律神経の乱れから多汗症のような症状が出ることが多く、年齢的なことからそのあたりの原因もあるのかも、と言われました。

脇の多汗症の治療は、ひどい場合は汗腺の手術やボトックス注射(脇の皮内に直接注射して、脇汗の原因となるエクリン汗腺を麻痺(まひ)させて発汗量を減少させる治療)といったものがありますが、季節が秋で常に多量の汗をかいている時期でもなかったため、まずは塗り薬で様子を見てみましょうということになり、ロールオンタイプの塗り薬を処方されました。これは、就寝前に両脇に塗り、しっかりと乾かすことで、3、4日ほど脇汗を抑えられるのだそうです。

塗り薬で脇汗の悩みがほぼ解決!

早速その夜からロールオンタイプの塗り薬を使用することに。脇が乾いた状態で塗らないといけないため、入浴後にしっかりと水分を拭き取って、完全に体が乾いてから塗りました。最初は少しヒリっとした感覚がありましたが、腕を上げた状態でしっかりと乾かすと、特に違和感などは感じなくなりました。

本当にこれだけで汗が収まるのだろうかと不安になりつつ、翌朝を迎えました。毎日家族の朝の準備や自分の身支度でバタバタの朝を過ごし、1人で汗だくになっていますが、この日は不思議と脇に汗をかきません。念のためいつもどおり脇汗パッドを服に貼って仕事に出ましたが、急いで駅に向かうときにもいつもの脇のベタついた感覚がないのです。結局その日はほとんど脇汗を感じず過ごすことができて感動しました。

受診から1年ほどたち、その後も3日に1回の間隔で塗り薬を塗るようにしています。面倒だと思うこともありますが、脇汗の嫌なストレスが激減したことで、やはり結果は出ているのだなと感じました。今後はあまりにも脇汗がひどくなるならばとボトックス注射なども考えていますが、今はとりあえず塗り薬で対処できている状態です。

まとめ

思い切って皮膚科を受診して、塗り薬で脇汗の対策をすることで、これまで悩んでいたストレスはぐっと減り、夏でも快適に過ごすことができています。長年悩んでいた脇汗ですが、皮膚科を受診してよかったと思った体験談でした。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

著者:江口 りん子/40代女性・1児の母、夫は現在単身赴任中。会社員とWebライターをしている。高齢出産を経て、体調の変化や疲れなどさまざまなトラブルに直面し、若いころとは違うとつくづく感じる今日このごろ。普段はファッション、推し活、グルメなどの情報収集が趣味。

イラスト/サトウユカ

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年10月)


監修者:医師 中村 光伸先生

光伸メディカルクリニック院長。医学博士。整形外科医の知見から骨の仕組み、体の動かし方を活かした骨のトレーニングを提唱する骨の専門医。骨の強化と全身の機能回復を両立する「骨たたき」を考案。若々しい体を取り戻す「リバースエイジング」の専門家としてメディアにも多数出演。著書に『医者が考案した骨粗しょう症を防ぐ1分間骨たたき』(アスコム)。

ベビーカレンダー/ウーマンカレンダー編集室

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