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【紅しょうがさんインタビュー】目標は生涯現役! 二人で一生、お客さんを楽しませたい

  • 2024.12.29

Beni-shoga

紅しょうが

出典:シティリビングWeb

兵庫県出身でNSC大阪35期の熊元プロレスさんと、大阪府出身でNSC大阪33期の稲田美紀さんによるお笑いコンビ「紅しょうが」。関西を中心に活躍していましたが、2023年の4月に拠点を東京に移し、その年の12月には「女芸人No.1決定戦THE W 2023」で優勝しました。今年、コンビ結成10周年を迎え、テレビ、舞台、ラジオと忙しい毎日を送り、「シティリビング川柳大賞2025」では特別審査員も務めていただいたお二人はシティリビング読者と同世代。働く女性として、また芸人として、大切にしていることや目標についてお話を聞きました。

初めて川柳審査員してみた感想は…

「シティリビング川柳大賞2025」には、全国のシティリビング読者から854句の応募がありました。今回、働く女性の川柳を審査してみて、いかがでしたか?

熊元プロレスさん(以下:熊) 最初、川柳のルールとか分からなくて、一瞬不安になりました(笑)。でも実際に皆さんの句を見せてもらったら「これって一般の人が考えたの?」ってビックリして。どれも良すぎてすごく悩みました。

稲田美紀さん(以下:稲) 最初、二人別々に選考していたんですけど、お互いに良いと思ったものを発表したら、二人とも同じ「テレワーク 久々出社 照れワーク」という句で。悩むことなく、「紅しょうが賞」に選ばせていただきました。

「テレワーク」「照れワーク」っていう語呂もギャグっぽくてかわいいなって。

。親しい同僚と久しぶりに会ったらちょっと照れちゃうっていうシチュエーションが思い浮かんでほっこりしました

一緒に過ごす時間が長いからこそ、お互いの近況は共有し合ってます

シティリビング読者と同世代のお二人は、お笑いという世界を主戦場にされている“働く女性”。コンビとして一緒に過ごす時間も多いと思いますが、いい関係で仕事をする上で大切にしていることはありますか?

熊元さんはたまにしょうもない嘘をつくこともあるけれど(笑)、プライベートのことをすごく話してくれるので知らないことはないんです。なので、私も近況は共有するようにしているし、「これが流行ってるらしい」みたいなトレンドとかを教えてあげたりもします。

当たり前だけど、稲田さんは普段は家族よりも一緒にいる時間が長いので、私が日々あったことはよく話します。あと稲田さんの良いところは感覚が似ているところ。例えば「お酒が好き」だけど「タバコは吸わない」とか。コンビを作るのは“夫婦を作る”ことに近いと思っているので、考え方だけじゃなく、趣味・し好が似ているのはコンビとしてやっていく上で重要な気がしています。

確かに相方でもあり、何でも話せる友達みたいな存在でいられることは、いい関係でコンビを続けていくためにも大切かも。

東京に来て約1年半、「やりたかった仕事」にも挑戦

2023年に活動の拠点を東京に移されて約1年半、変わったこととかありますか?

正直、大阪と東京で笑いの差はないかな。しいて言えば、お笑い以外の仕事ができるようになったのは大きいです。

それは本当に! 私はずっと「ドラマ」「CM」「バチェラー」に出たいと言い続けていたんですが、東京に来て実現できたことも多く。やっぱりやりたいことはどんどん言っておくべきだなと(笑)。

大阪では「デート服のコーデ企画」とかでいじられてたのに、東京に来たらランウェイを歩かせてもらったり、メイクのお仕事をいただいたり。最近では「かわいい」と言われることに抵抗がなくなりました(笑)。あと、オリジナルのオーバーオールを作ったり、愛用しているリップの新色レビューをさせてもらったり、自分が好きなものと仕事がリンクできたのはうれしかったです。

東京に来てからは本当にあっという間で。特に2024年は全国ツアーや結成10周年イベントもできて目標は達成できた1年でした。

今年はいろいろやったから早く感じたのかもね。私も全国をまわれたのも収穫だったし、そのツアーでいつもライブでやっていた「タンクトップキッチン」(熊元さんがタンクトップ姿でゲストに料理をふるまう人気企画)をできたのはいい思い出になりました。

今年結成10周年! 紅しょうがさんが思い描く「これから」

◆同世代の芸人や熊元さんと共に一生お客さんを楽しませたい(稲田さん)

とにかく健康でいられれば。昔、大阪時代に劇場メンバーに入れなくて、家でひたすらネタを作ったり、テレビを見たりしているだけのときがあって。そんな毎日でも“楽しい”と思うことを見つけて過ごせていて。今も劇場に行くと、同世代の仲間がいて、ワチャワチャしゃべったりする時間がすごく好きなんです。これからも芸人仲間とはずっと仲良く、そして熊元さんとは共に「紅しょうが」として、一生お客さんを楽しませていきたいです。

◆夢はお笑いを楽しめるテーマパークづくり(熊元さん)

80歳、90歳になっても舞台に立ち続けたい! あと「お笑いが楽しめるテーマパークを作る」という夢を実現したい。私自身が遊園地が大好きで、形は違うけれど、劇場も遊園地も人を楽しませるという点では同じだなと思っていて。今は劇場に立たせてもらっていますが、自分のテーマパークができたら、そこに舞台を作って、毎日稲田さんとネタを披露したいなと(笑)。「“楽しい”を楽しめる場所」をいつか、自分の手で作れるよう、頑張ります!

【PROFILE】

熊元プロレスさん(写真左)と稲田美紀さんにより2014年に結成。2023年「女芸人No.1決定戦THE W 2023」で優勝。2023年4月から活動拠点を東京に移し、テレビや舞台で活躍中。ラジオ関西Podcast「紅しょうがは好きズキ!」(毎週月曜23:00ごろ配信)にも出演中

取材・文/小杉山紗織(シティリビング編集部)

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