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【保存版!3時間半で作れる定番おせち4品】タイムテーブルも/煮しめ・きんとん・黒豆・なます

  • 2024.12.23

いよいよ今年も残りわずか。お正月のおせちはどうしよう? と悩みだす頃ですよね。

そこで今回は、煮しめ、栗きんとん、紅白なます、黒豆といった定番おせちを、短時間で簡単に作れるレシピをご紹介!

料理初心者さんでも挑戦しやすい内容なので、ぜひ手作りおせちで新年を迎えてみませんか?

定番おせち4品を約3時間20分で作る!『最短タイムテーブル』

料理によっては15分で完成するものもあれば、3時間以上かかるものも。効率よく短時間で調理を終えるために、最短タイムテーブルを参考にしてみて!

約40分で!『煮しめ』のレシピ

縁起のいいさまざまな具材をいっしょに煮ることから、家庭円満や子孫繁栄の願いがこめられています。煮汁に酢を加えることで、少ない食材&短時間でもこくのある味に。

材料(2~3人分)

鶏もも肉(大)……1枚(約300g)
ごぼう……1本(約160g)
れんこん……1節(約150g)
にんじん(直径3.5cm以上の部分)……200g
きぬさや……6~8枚

〈煮汁〉
だし汁……1と1/4カップ
砂糖……大さじ1
しょうゆ……大さじ3
みりん……大さじ2
酢……大さじ2

サラダ油

作り方

(1)材料の下ごしらえをする

ごぼうは包丁の背で皮をこそげて、一口大の乱切りにする。れんこんは皮をむいて幅1cmの半月切りにする。それぞれ水にさっとさらして水けをきる。にんじんは花の形に飾り切りにする。きぬさやはへたと筋を取って耐熱皿に入れ、水小さじ1をふる。ふんわりとラップをかけ、電子レンジ(600W)で20秒ほど加熱する。冷水にとり、両端をVの字に切り取る(矢羽根切り)。鶏肉は一口大に切る。

POINT
にんじんは飾り切りがむずかしければ、梅の抜き型で抜くだけでもお正月らしい印象に。

(2)きぬさや以外の材料を炒めて煮る

フライパンにサラダ油大さじ1/2を中火で熱し、鶏肉を炒める。肉の色が変わったらきぬさや以外の野菜をすべて加え、全体に油が回るまで2分ほど炒める。〈煮汁〉の材料を順に加え、混ぜる。煮立ったらアクを取り、ふたをして弱火で20分ほど煮る。

(3)強火で煮つめる

ふたを取り、強火にする。全体を返しながら煮汁がほとんどなくなるまで4~5分煮つめる。にんじんを取り分け、残りを器や重箱に盛る。にんじん、きぬさやを飾る。

保存期間
冷蔵で約3日間保存可能

時短ポイント!

■里いもやこんにゃくなどは省き、具材を厳選して下ごしらえがぐっとラクに。
■野菜はそれぞれでゆでず、フライパンで一気に炒め煮にするから簡単でスピーディ。
■少量の酢を入れることでこくがアップ。

約20分で!『栗きんとん』のレシピ

黄金色の見た目から、金運や商売繁盛をもたらす縁起物とされています。さつまいもはざっくりつぶすだけだからラクなうえ、ほくほく感が味わえる仕上がりに。

材料(2~3人分)

さつまいも……1本(約300g)
栗の甘露煮(シロップをきる)……8個
あればくちなしの実……1個

〈煮汁〉
砂糖……50g
栗の甘露煮のシロップ……大さじ2
水……大さじ4
塩……少々

作り方

(1)材料の下ごしらえをする

さつまいもは幅2cmの輪切りにし、皮を厚めにむく(正味約230g)。たっぷりの水に5分ほどさらして水けをきる。耐熱のペーパータオルにあればくちなしの実を包み、びんの底などで押して粗くつぶす。

(2)電子レンジで加熱する

口径20cmほどの耐熱のボールに煮汁の材料を入れて混ぜ、ペーパータオルに包んだままのくちなしの実、さつまいもを入れてさっと混ぜ、平らにならす。ふんわりとラップをかけ、電子レンジ(600W)で8分ほど加熱する。

(3)粗くつぶし、仕上げる

ラップを取り、菜箸でくちなしの実を〈煮汁〉に浸してからボールにかるく押しつけて絞り、取り出す。木べらでさつまいもを粗くつぶし、さつまいもが煮汁を吸ってぽってりとするまで混ぜる。栗を加えてさらに混ぜる。

保存期間
冷蔵で約5日間保存可能

時短ポイント!

■ボールひとつ&レンチン1回で完成! ほったらかせるうえ、洗いものが激減。
■さつまいもは裏ごしせず、木べらでざっくりつぶすだけ

約3時間20分で!『黒豆』のレシピ

「元気で健康に過ごせますように」という願いを表した黒豆。ほどよい甘さで、短時間でもふっくらつやつやの仕上がりです。

材料(2~3人分)

黒豆(中粒※)……100g

〈煮汁〉
水……4カップ
砂糖……100g
塩……小さじ1/4
しょうゆ……小さじ2

重曹(料理用)……小さじ1/2

※大粒の黒豆を使う場合は、作り方3で様子をみながら煮る時間を30分~1時間長くする。

作り方

(1)黒豆を煮汁に浸してレンチンする

黒豆はさっと洗って水けをきる。口径20cmほどの耐熱のボールに〈煮汁〉の材料を入れて混ぜ、黒豆を加える。端を少し開けてふんわりとラップをかけ、電子レンジ(600W)で10分ほど加熱する。

(2)室温に1時間30分置く

ラップをはずし、あれば鉄材を入れ、重曹を加えてさっと混ぜる。ぴっちりとラップをかけ、そのまま室温に1時間30分ほど置く。

(3)鍋に移して煮る

口径18cmほどの鍋に2を煮汁ごと移し(鉄材も入れる)、中央に穴をあけたペーパータオルを煮汁の表面全体にのせ、中火にかける。煮立ったらごく弱火にし、ふたを少しずらしてのせ、1時間30分ほど煮る※。豆が指でつぶせるくらいの柔らかさになったら火を止め、ふたをしてさます。堅い場合は10分ずつ追加して煮る。できれば一晩おくとより味がなじむ。

※豆が煮汁に浸っていないとしわの原因になるので、豆が煮汁から出そうになったら熱湯適宜を加えて。

保存期間
冷蔵で約5日間保存可能

時短ポイント!

■本来は豆をもどすのに一晩、煮るのに6時間ほどかかるところ、レンチンと重曹を活用することでトータル3時間ほどに短縮!
■最初に煮汁を作って黒豆を入れてもどし、そのまま鍋に入れたらあとは火にかけるだけ。

約15分で!『紅白なます』のレシピ

お祝いごとの象徴である紅白の水引を表現したというなます。すっきりとした甘酢が箸休めにぴったり。

材料(2~3人分)

大根……1/4本(約250g)
にんじん……1/5本(約30g)

〈甘酢〉
砂糖……大さじ2
酢……大さじ3
塩……小さじ1/2



ゆず……1個

作り方

(1)ゆずがまを作る

ゆずは上部1/3~1/2を横に切り落とし、下部の身をスプーンで薄皮ごとくりぬく。
※くりぬいた身は果汁を絞り、オリーブオイル、塩、こしょうと混ぜてゆずドレッシングとして使っても。

(2)材料の下ごしらえをする

大根は長さ5cmに切って皮をむき、厚さ2~3mmの細切りにする。にんじんは皮をむき、大根よりやや細めに切る。ボールに大根、にんじんを入れて塩小さじ1/3をふり、ざっと混ぜる。5分ほどおき、水けをぎゅっと絞る。

(3)甘酢を加熱し、大根とにんじんを漬ける

口径20cmほどの耐熱のボールに〈甘酢〉の材料を入れて混ぜ、ふんわりとラップをかけて電子レンジ(600W)で1分ほど加熱する。熱いうちに(1)を加えてあえる。さましながら味をなじませ、ゆずがま(上記参照)に盛る。

保存期間
冷蔵で約3日間保存可能

時短ポイント!

■本来は豆をもどすのに一晩、煮るのに6時間ほどかかるところ、レンチンと重曹を活用することでトータル3時間ほどに短縮!
■最初に煮汁を作って黒豆を入れてもどし、そのまま鍋に入れたらあとは火にかけるだけ。


定番のおせちが揃うと、年始ならではの特別感が漂い、背筋がピンと伸びる気分。
縁起のよい手作りおせちで、新年をぜひ華やかにお迎えください。

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