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【ポーランドのクリスマスマーケット巡り】首都「ワルシャワ」をはじめ、世界遺産の広場で幻想的なクリスマス体験!

  • 2024.12.23

クリスマス時期にヨーロッパ各地で行われるクリスマスマーケット。先日訪れた東欧の国「ポーランド」のクリスマスマーケットには、独自の文化と美しさがあり、人々を魅了していました。 首都のワルシャワをはじめ、クラクフ、ヴロツワフ、ポズナンのクリスマスマーケットの風景をご紹介します。

イルミネーションで幻想的な空間のワルシャワ

ポーランドの首都「ワルシャワ」のクリスマスマーケットは、旧市街の王宮広場で開催されています。

広場にそびえるクリスマスツリーを中心に、旧市街はきらびやかなイルミネーションに彩られ、夜空に映えるその姿は圧巻です。

趣のある小道もフォトジェニックで、観光客や地元の人々が楽しそうに写真を撮っている様子が見られました。散策するだけでも心が躍る場所です。

ネオンの光る小径にどっしりと立ち並ぶヒュッテは、餃子のような形の名物「ピエロギ」といったポーランドの伝統食や、ソーセージ、ジンジャーブレッド、ホットワインなどが売られていました。

なかには「OBANYAKI」と書かれた日本の大判焼きを売る店も。

日本ではまず見られない鍛冶屋職人が「カンカン」とデモンストレーションを行うシーンも。屋台の中央で煌々と燃える火が、寒さの中に凛とした空気が張り詰めていました。

世界遺産で開催される「クラクフ」とクリスマスマーケット

ポーランド第二の都市「クラクフ」は、日本の京都のような存在の古都です。ヨーロッパ最大級、世界遺産に登録されている旧市街の中央市場広場にて、クラクフのクリスマスマーケットは開かれています。

ライトアップされた聖マリア聖堂とツリーが、まさにヨーロッパクリスマスといった光景です。

販売されている雑貨は、伝統的な木造りの置物やハンドメイドのクリスマス飾りなどがあり、あれこれと目移りしてしまうものばかり。観光のお土産選びにもよさそうです。

屋台ではピエロギのほか、酸味が特徴的な「ジュレック」をはじめとしたスープ類があり、寒さ厳しい中でも体を芯から温めてくれそうです。

和気あいあいな雰囲気に包まれる「ヴロツワフ」のクリスマスマーケット

ポーランド最古の都市の一つである「ヴロツワフ」のクリスマスマーケットは、エンターテイメント性に富んでいるのが特徴です。

旧市街広場を中心に展開されるマーケットには、乗用コースターや汽車など、遊園地さながらのアトラクションが稼働。和気あいあいと楽しむ家族がたくさんいました。

クリスマスらしいトナカイが引くソリのオブジェも。興味津々ではしゃぐ子どもたちの姿がとても微笑ましい!

外せないクリスマスフードもたくさんで、ポーランド風パンのシュニトゥキや甘い香りが漂うポンチュキなど食欲をそそります。訪れた際には、広場にも数多くあるヴロツワフで有名な「小人の像」も、素敵なフォトスポットですので、お見逃しなく。

観覧車が輝く美しい広場でのポズナン

ポーランドのクリスマスマーケットの中で、最も印象的だったのが「ポズナン」です。ヴォルノシチ広場を中心に開催されるクリスマスマーケットで、ポーランド国内でも特に人気があります。

広場には観覧車やメリーゴーラウンドといった遊具が設置されており、子どもから大人まで楽しめる工夫が随所に見られます。

観覧車の高さは約50m。仮設とは思えないほどのしっかりとした造りで、夜にはライトアップされ、さらに美しい姿を見せていました。なんと一回の乗車で3周も周回するので、美しいマーケットのイルミネーションを存分に眺めることができました。

会場には70以上の屋台が立ち並び、大ぶりな肉の串焼きや地元の特産品、クラフト製品も多く販売されています。伝統ポーランドの陶器や琥珀を使ったアクセサリーなど、美しいアイテムがたくさんで、お土産選びにも最適◎。

規模感も大きく、アトラクションなど様々な楽しみ方ができるポズナンのクリスマスマーケットは、旅行の目的地にしても申し分のない魅力的なイベントでした。

行ってみたいポーランドのクリスマスマーケット

ポーランドのクリスマスマーケットは、各都市の異なる魅力を持ち、どこも訪れる価値があります。

みなさんもぜひポーランドのクリスマスマーケットを訪れ、心温まる体験をしてみてはいかがでしょうか。年始まで開催している都市もありますよ。

[Photo by 北島幸司]

[取材協力]

ポーランド政府観光局

LOTポーランド航空

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