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『ドクターX』『はたらく細胞』に続く医療系エンタメの真打ち!

  • 2024.12.23
『ドクターX』『はたらく細胞』に続く医療系エンタメの真打ち!
(C)2025映画「雪の花」製作委員会

死に至る病と闘い続けた知られざる偉人・笠原良策とは?

巨匠・黒澤明監督“最後の弟子”であり、デビュー作『雨あがる』(00年)以来、一貫して人間の美しい在り方を描いてきた小泉堯史監督の最新作『雪の花 ―ともに在りて―』。本作より、死に至る病と闘い続けた知られざる偉人・笠原良策の軌跡を追った特別映像を紹介する。

本作は、吉村昭の「雪の花」を原作に、多くの人命を奪う疫病と闘った無名の町医者の愛と感動の実話を描く本格時代劇。主人公・笠原良策役を松坂桃李が演じるほか、良策の妻・千穂役に芳根京子、良策を導く蘭方医・日野鼎哉役に役所広司ら実力派キャストが集結する。

江戸時代末期。死に至る病・疱瘡(天然痘)が大流行して多くの人命が奪われていく中、福井藩の町医者・笠原良策(松坂)は、どうにかして人々を救う方法を見つけようとする。妻・千穂(芳根)に支えられながら、京都の蘭方医・日野鼎哉(役所)に教えを請いに出向いた良策は、異国では疫病の予防法として「種痘」が伝わっていることを知る。

予防法成功の鍵となる「種痘の苗」を長崎から入手すべく、様々な困難にぶつかりながらも絶対に諦めない良策。その志は、やがて藩を、そして国をも巻き込んでいく。知られざる無名の町医者は、どのようにして日本を救ったのか——?

長い歴史の中で偉業を成し遂げた人物は数知れず、誰もが聞いたことがある名もあれば、まだ世の中に浸透していない名もある。本作の主人公・笠原良策(松坂桃李)もその一人。今回、知られざる偉人にして、福井藩の名も無き町医者だった良策の功績を1分にまとめた特別映像が解禁された。

良策は江戸時代末期に実在した福井藩の町医者。死に至る病として恐れられていた疱瘡(天然痘)が大流行し多くの人命が奪われていく中、人々の死を見ながら何もできないと自らを責めて、どうにかして人々を救おうと、当時の最先端医療である蘭方医学を学ぶため京都に赴く。

良策は、京都の蘭方医・日野鼎哉(役所)の治療法を探す中、現代にも繋がる種痘(予防接種)という方法があることを知り、その種痘の苗を海外から取り寄せようとする。だが、そのためには幕府の許諾が必要だった。異国のち療法を気味悪がる者からの差別や偏見、さらに、悪路での苗の運搬など、様々な困難が良策の前に立ちはだかる。

苦難に苛まれながらも「絶対に諦めない」という強い信念を胸に突き進む良策。そんな彼を妻・千穂(芳根)、恩師・日野鼎哉(役所)は支えるが、果たして彼らは種痘を広め、人々を不治の病と呼ばれる疱瘡から救うことができるのか?

現代では当たり前のように存在する予防接種という医療を普及させ、多くの人命を救うだけでなく、国外の医学を積極的に取り入れた良策の功績は多大なもの。彼がこの偉業を成し遂げることができたのは人と人との繋がりや、誰かを想う心、そして絶対に諦めないという信念があってこそ。遠い昔の話かもしれないが、良策の行動はコロナ禍を経験した現代を生きる者たちの心を動かし続けている。

『劇場版ドクターX』(12月6日公開)、『はたらく細胞』(12月13日公開)と、今年の冬は医療系エンタメが目白押し。知られざる偉人、偉大な功績と信念を、ぜひスクリーンで確かめて欲しい。

『雪の花 ―ともに在りて―』は2025年1月24日より全国公開。

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